唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐宰相一覧[除皇族]112.唐休

2015-04-02 10:08:35 | Weblog
唐璿。字は休。
京兆始平人也。
曾祖の規は周驃騎大將軍・安邑縣公。
祖の宗は大業末に梁師都に殺される。
若くして明經に合格。
永徽中に吳王府典簽,營州戶曹。
調露中に奚、契丹を撃ち有功、朔州長史・豐州司馬。
永淳中に突厥より豐州を守る。
垂拱中に安西副都護、吐蕃を防ぐ。
西州都督に遷り安西四鎭を復す。
聖歷中に司衛[衛尉]卿兼涼州都督右肅政御史大夫持節隴右諸軍州大使。
久視元年秋に吐蕃を破る。
右武威、右金吾二衛大將軍を兼ねる。
西域の防衛の権威となり、
長安三年夏官尚書同鳳閣鸞台三品として相となる。
ついで太子右庶子に転じ宰相。
契丹が侵攻し、また夏官尚書兼檢校幽營等州都督兼安東都護。
中宗が即位し輔國大將軍同中書門下三品封酒泉郡公。
まもなく特進を加え尚書右僕射。
是歲秋中書令充京師留守に遷る。
にわかに檢校吏部尚書を加える。
太子時代の功績により實封參百戶・宋國公。
景龍二年致仕するが、
尚宮賀婁氏が権勢を振るうと子にその娘を娶らせる。
それにより太子少師同中書門下三品監修國史に復するが非難される。
景雲元年特進充朔方道行軍大總管となり突厥に備える。
景雲二年致仕。
延和元年七月、86歳で卒する。贈荊州大都督,謚曰忠。
子の先慎が襲爵し陳州刺史に至る。
次子の先擇は右金吾衛将軍。
[宰相履歴]
①長安3年7月夏官尚書同鳳閣鸞臺平章事~4年3月行右庶子
~8月兼幽營二州都督安東都護~神龍元年4月輔國大將軍同中書門下三品
~5月尚書左僕射同中書門下平章事~10月京留守仍判尚書省事
~2年3月致仕
②景龍3年12月太子少師同中書門下三品~景雲元年7月致仕