五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

夢は電車の運転手さん

2011-07-01 23:29:32 | お出かけ

旅行二日目

大人4人で、鉄道博物館に行く。


息子は昔は、鉄道マニアでした。

なんなのでしょうね、DNAのなせるワザなのか、
少年は、特にこっちが操作してるわけじゃないのに、車、鉄道、虫関係、
そっち方面に異様に興味を持ちます。

3,4歳の頃、それはそれは、毎日電車の図鑑を読ませられました。

(今もあるのか知らないけど)
近鉄アーバンライナー、小田急ロマンスカー、etc
今でも諳んじることができます。

そんな昔の息子たちが、ここ博物館で、目を輝かせて走り回っています。

月日は、どう彼らを変えるのか。

そのまま、突っ走って鉄道オタクになる人もいるでしょうが、
たいていの子は、なんとかというカードに走ったり、
年頃になれば、女の子にうつつを抜かしたり、
前髪の真ん中の位置にしょうもなくこだわったり。

「大きくなったら、何になるの?」
「電車の運転手さん」

それが彼の小さい頃の夢でした。

いつから別方向に行こうと思ったのか、
いや、なりたいのだけど、この就職難に、
JRなんかに就職できるような能力がないと、
最初から諦めてしまったのか、
少年の夢は儚く消えてしまったのでした。

小さい頃の夢を実現できる人は、努力を惜しまないほんの一握りの人。

そんな努力を惜しまないような子に育てたかったのだけど、
下流の宴の翔ちゃんみたいに育ってしまいました。
彼ほどではないでしょうが、
何事もそこそこ、上昇志向があるようにみえません。

典型的な最近の男子?

鉄道博物館から子育ての方に話が飛んでしまいました。

今、鉄道博物館で走り回っている3、4歳の頃が、
親も色んな夢を見させてもらっていた時期だったなあ、
と、その親御さんに
「今が一番いい時ですよ。そのうち世知辛い現実が待っています」
と、声をかけたい衝動に駆られるのでした。

 


ケチったばっかりに

2011-07-01 11:50:26 | お出かけ

旅行1日目は、東京で息子と落ち合い、
それから、電車で娘のところに行き、
一緒に娘の車で温泉に行く・・・という日程。
(ダンナは自力で温泉地まで電車で来る)

親子水入らず、4人で泊まった水上温泉。

じゃらんで予約したのだけど、
ハーフバイキングという謳い文句で、バイキングが引っかかったけど、
一応ランキングの上位だし、ハーフだし、いいかな、
と判断した私が甘かった。


お造りって、こんなもの、お造りなんていう方が恥ずかしい。
イカと海老、たったこれだけ。(スーパーの刺身の方がなんぼかましか)
茶碗蒸しはしょっぱいし、
鍋の豚はやたらアクが出るし。

バイキングは、お惣菜みたいなものでしょぼいし。
お寿司も食べ放題なんだけど、3貫しか食べられないし
(自分の腹の都合で)
揚げたて天ぷらなんか食べる腹の余裕がないし。

隣のお客さんは、かぼちゃの煮物をてんこ盛りして持って来ている
(人の好き好きでしょうが、旅館でかぼちゃの煮物を食べる人の気が知れない)

ついでを言えば、カレーを食べている人も、
我が家と食文化が違うのね、と思ってしまう。

ああ、部屋食とまでは行かなくても、
もっとちゃんとした旅館を選ぶべきだった。

ちょぼっとずつついている料理で、
「これって何かしらね」
なんて言いながら、優雅に料理を楽しみたかった。

宿泊費をケチった私が悪かった。

でもね、大人4人分の宿泊費はけっこうなお値段なのよ。
しかも、土曜日でどこも割増料金だし。

どこのどなたでしたっけ、
我が家は中流かも?!なんて言った人は。
すみません、我が家は下流です。

なんだか虚しい夕飯を食べ、
大きい旅館なので、施設を巡って歩き回ったら、卓球台がありました。

こういう場末の温泉場はやはり卓球でしょ

本当は料金がかかるみたいだけど、誰もいないし、
ボールはあるので、草履卓球。

それなりに楽しい親子水入らずの一晩でした。

夜はみんなで10時に寝てしまう、健全さ!!