へそくり
2014-05-18 | 雑学
奥さん(或いはご主人)はへそくりをされているでしょうか?
今日はへそくりについて調べました。
へそくりの「へそ(綜麻)」は、つむいだ糸をつないで環状に幾重にも巻いたものを言い、「くる」は「繰る」で、たぐって物にまきとることで、麻糸を綛(かせ)と呼ばれる木の道具で巻き取る作業を「綜麻(へそ)繰り」といって、昔の主婦たちにとっての内職だったのだそうです。
はじめは家計を助けるためでしたが、しだいに主婦たちはこの「綜麻繰り」で得たお金を旦那に内緒で貯め込むようになった言われており、これが「へそくり」の由来だそうです。
なお、女たちが帯の下の「臍(へそ)」のあたりに金を隠したから、という説もあって、「綜麻(へそ)」と「臍(へそ)」が混用されて、現在では「臍繰り」と書くのが普通となっているようです。
オリックス銀行が全国の既婚男女計1,000名(20歳以上)を対象に、夫と妻のお金に関する実態についてアンケート調査を実施し、へそくり金額を聞いたところ、「内緒で貯めているお金はない(0円)」という夫婦が4割近くにのぼった一方で、貯めている人の平均金額は、夫「136万円」、妻「155万円」と、やや妻が上回っていたそうです。
一方、損保ジャパンDIY生命が昨年12月に全国の20~50代のサラリーマン世帯の主婦500名(各年代毎125名平均年齢39.7歳)を対象に「2013年冬のボーナスと家計の実態」をテーマとしたアンケート調査の中では、夫に内緒の資産(へそくり)をしている人の割合は39.4%で、その所持平均額は「417.1万円」だったそうです。
随分へそ繰っているものですね。