らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

グロリオサの蕾から開花まで

2022-06-23 | 

今、我が家では炎のような花、「グロリオサ」がたくさん咲いています。
そこで今日はグロリオサの蕾から開花までをご紹介します。

「グロリオサ」
「グロリオサ」は、ユリの仲間で、 炎が燃え上がるように咲く花姿が特徴の半つる性多年草です。
原産地はアフリカ、熱帯アジアで、日本には明治の末頃に入ってきたようです。
しかし、栽培が盛んになったのは1980年代になってからで、高知県では観賞用の球根の商業栽培が行われているということです。
日本で最も多く栽培されている品種はロスチャイルディアナ種であり、我が家の花はその品種のようです。

・1株の中に、蕾や炎が燃え上がるように反り返った花、水平までの開いた開花途中の花、咲き終わって萎れた花など見ることができます。


・これがグロリオサの蕾です。 蕾の長さは4~5㎝、太さも2㎝ほどあります。


グロリオサの名前はギリシア語のグロリオサス(栄光ある・名誉ある)に由来します。
和名はキツネユリといい、これは花の姿をキツネに見立てたもので、他にも「ゆりぐるま(百合車)」という別名があります。

・蕾が開きかけました。


・更に開いて花弁の形がはっきりと見え始めました。


・花弁が水平に開いてきました。 この状態で花径17~18㎝の大きさです。
 雄しべの中心から直角に左に伸びているのが雌しべです。


花は枝先に下向きに咲き、花が開くに従って花びらが上に反り返り、花弁の波打ちも大きくなります。

・上に反り返ってきました。上の画像から8時間余り経過してこれだけ反り返りました。


・完全に開花したグロリオサです。
上の画像から夜中の時間8時間を含め、16時間ほど経過しています。 


雌しべは6個の雄しべの中心から1㎝ほど伸びた後、直角に左に曲がって伸びています。

・左に伸びているのが雌しべです。


真上に反り返った状態から4~5日後にはこのように萎れてきます。

・これが咲き終わって萎れた花です。


炎が燃えているように、上に反り返っている花は勢いを感じますが、萎れてしまうとなんだか哀れさを感じます。
林芙美子ではないですが、花の命は短いですね。