私のイチゴ栽培におけるその後の管理状況をご紹介します。
先月28日に銀マルチを張り、今月3日にはトンネルハウスを設置して以降、気温の上昇と共にアスカルビー2畝とアキヒメ1畝、それにトヨノカ3畝の6畝は順調に生長しており、各株には毎日花が咲いていることから筆による人工授粉をしています。
そして先日、摘花、摘蕾、葉かきの管理作業を済ませました。
「人工授粉」
咲いた花には筆で毎日人工授粉を行っています。
受粉をしないと変形のイチゴができることからこの作業は欠かせません。
ミツバチが飛んできてくれればこの作業は不要なのですが、当地では未だ飛んでいません。
・大まかに摘蕾した畝です。
「摘蕾」
摘蕾とは、まだ蕾の状態のものを取り除くことです。
最初に出てきた蕾は、株元から細い花柄がひと塊となって伸びており、これらは大きな果実にはならないことから、この蕾を取り除いています。
・株元に蕾が密生していたり、小さな葉が蕾を覆ったりしている株です。
「葉かき」
葉かきとは、いちごの古くなった葉を整理することです。
葉かきの効果としては、
① 古い葉をかいて、次に出てくる葉を促進すること。そうすることで太くしっかりした株になります。
② 葉がたくさんあると日当たりや風通しが悪くなり、イチゴが病気にかかりやすくなること。
等です。
古い葉をとることで生育が良くなって、病気も減り、結果的に収穫量が増えることになります。
・手前の2株は、上の画像の株を葉かきと摘花した後の株です。
「摘果・摘花」
摘果・摘花の効果としては、
① 小さい果実や生育の悪い果実を摘み取ることにより、残した果実に栄養を十分に与え、株への負担を減らします。
② 摘花・摘果することで実が大きくなり、品質が安定します。
摘果せずにそのままにしておくと株に負担がかかるので、2番花が小さくなったり、株が弱くなったりします。
・摘花、摘果・葉かきしたイチゴです。
私の現在のイチゴ栽培の管理は、朝夕のトンネルハウスの開閉と次々咲いてくる花への人工授粉を毎日行うことです。
2~3週間後くらいにはイチゴに色がつき始める見込みです。
その前に野鳥やアライグマなどの被害防止のため、防獣、防鳥網を張って収穫を待ちます。