今年も、私の家庭菜園におけるイチゴの追肥とマルチ張りの時期となりました。
私のイチゴ栽培では毎年2月下旬の新芽が伸び始める前に追肥を行い、一雨あてた後にマルチ張りを行っています。
この時期に追肥をするのは、途中での追肥が困難な事と、4~5年前に菜園仲間に「美味しくないね」と厳しい評価をもらったことがきっかけとなって、この方法を続けています。
この方法を始めて以降、美味しいイチゴが収穫できるようになり、厳しい評価をくれた菜園仲間も及第点をくれました。
今日は、イチゴの追肥とマルチ張りについてご紹介します。
1.追加する肥料
イチゴの畝には、既に昨年の定植前に元肥として堆肥や砂状ようりん等を鋤き込んでいますが、今回、更に高級有機配合肥料、砂状ようりん、化成肥料(8-8-8)の3種類の肥料を施しました。
これらの肥料を追肥することによって美味しいイチゴが収穫できるようになったのです。
菜園仲間も「美味しい」と言ってくれるし、実際、1パック300円~400円くらいの普及品イチゴと比べても、我が家のイチゴの方が優っているのが実感できます。
2.「施肥と混和」
追肥の方法は以下の通りです。
イチゴの株を囲うように株から10㎝ほどのところに施肥用の溝を掘ります。
その溝に3種類の肥料を施し、園芸用の小手鍬でよく混和します。
その後、イチゴの株にかかった土を刷毛で掃うと共に古い葉を取り除きながら畝を作り直しました。
3.「畝の作り直し」
下の画像はイチゴの株に付いた土を掃い、古い葉を取り除いて作り直した畝です。
既に花が咲いた株もたくさんありますが、今咲いている花は、寒さのため花の中心部が黒く枯れているので、それらを全て取り除きます。
この作業を6畝、168株に行いました。
4.「追肥完了」
6畝(168株)のすべてに追肥を行い、畝を作り直した後、各株に水遣りをしました。
更に、一雨降って畝を湿らせた後、銀マルチを張ります。
今年は追肥が完了した翌々日に雨が降ったので、その翌日に銀マルチを張りました。
5.「アブラムシ防除」
銀マルチは昨年から使用しています。
アブラムシは光を反射するものを嫌うと聞いていたので、銀マルチを使用しているのですが、効果は限定的でした。
銀マルチでアブラムシを完全に防除するのは困難です。
矢張り、早めの農薬散布が必要です。確実に防除できます。
6.「銀色のマルチ張り」
1列の畝全体を覆うように銀マルチを張ります。
株があるところは上が膨らむので、その場所をカッターで十文字に切り、葉っぱを引き出します。
1畝、28株の全てが完了すると、マルチが飛ばないように周りを土で押えます。
6畝すべての銀マルチ張りが完了したイチゴの畝です。
昨日、古い葉を取り除いていたところ、葉の裏に既にアブラムシが付いている株が数株見つかったので、殺虫剤を噴霧して防除しておきました。
この後アーチ支柱を設置してビニールトンネルを作ります。
順調に育てば4月下旬頃から熟れ始めるものと思います。