らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

配布と配付

2017-10-18 | 雑学

衆議院選挙の投票日まで今日を含めて5日となりました。
立候補している方や選挙運動を手伝っている方は毎日ご苦労さまです。
今回の選挙では民進党が告示の直前になって解体され、希望の党に入党した人たちや排除された人たちがいます。
排除された人たちの中には新党を立ち上げ、或いは無所属で立候補し、或いは政界から引退した人たちもおられます。

解散風が吹き始めてからは、民進党の前議員や元議員の人たちは民進党からの立候補を前提に配布用の選挙ポスターを作成していたようですが、それが無駄になった人も多いと聞きます。
お気の毒だとは思いますが、政治は議員のためにあるのではなく国民のためにあるのです。
立候補をされている与党、野党の皆さんは、政策論争で支持を得る選挙戦を展開していただき、あと4日間を頑張っていただきたいと思います。

さて、ポスターなどを配る時に使用する「はいふ」と言う漢字には「配布」と「配付」がありますが、この違いをご存知でしょうか?
今日は「配布」と「配付」の違いについて調べました。

いつものように広辞苑を調べると、
・配布・・・広く配り渡すこと。「チラシを配布する」
・配付・・・配り渡すこと。配りつけること。「資料を配付する」
と説明しています。
辞書が示すように、「配布」とは、広く配ること。そして、配付とは、個々に配ることです。

・配布の「布」は大きく広げるイメージです。従って、ビラや印刷物などをたくさんの人に配るときは「配布」を使います。
 「配布」の「布」は、「広い範囲に行き渡る」ことを意味する言葉です。
 これに「配」をつけた「配布」は、「広く配って行き渡らせる」「あまねく一般に行き渡るように配る」ことを意味します。

一方、配付とは個々、ひとりひとりに渡すようなイメージです。例えば、テストのときに先生が問題用紙や答案用紙を配る時は「配付」を使います。
 配付の「付」という字には「手渡しをする」「そこまで持っていく」という意味があります。「付け届け」などの表現も、その意味合いから来ています。
 
「配布」と「配付」、その結論は、あるモノを「(不特定の)おおぜいに渡す」場合には「配布」を、「各人に配り渡す」場合は「配付」を使用します。
「布」は広げる、「付」は手渡しをする。と覚えておくと間違わないと思います。
漢字の持つイメージや意味を知っておくと、使い分けに困ったときに思い出すヒントになりそうですね。


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