私が借用している畑の一区画は竹藪に沿って立地しているのですが、その野草の上を体が細く小さな黒いトンボが毎日数匹飛んでいます。
人が近づくと、少し飛んでは草の上に止まり、また行くと少し飛ぶということを繰り返し、余り人を怖がる様子はありません。
可愛いくて写真に撮ってきたのでご紹介します。
この黒いトンボの名前を調べてみました。
このトンボの正式名称は「ハグロトンボ」と言いますが、別名がありました。
それは「神様トンボ」というのだそうです。
初めて聞く名前だったので詳細について調べてみました。
「ハグロトンボ」
ハグロトンボはトンボ目カワトンボ科の昆虫で、体長は約 60mm,後翅長が 48~52mm、体は黒色で、雄は金緑色光沢があり、雌は褐色を帯びています。
翅は雄では黒褐色、雌では褐色、平地の小川などに普通にみられ、水面近くをゆるやかに飛びます。
本州や四国、九州を始め朝鮮、中国にも分布しています。
「神様トンボの由来」
ハグロトンボは別名を「神様トンボ、極楽トンボ、仏トンボ」などと言われています。
別名の由来は諸説あるようですがその一つは、羽を閉じたり開いたりする姿が人が手を合わせて神様に祈る姿に似ているからとする説。
また、黒いトンボは神様の使いとして昔から大事にされてきたことからとも言われています。
更に、黒いトンボはその黒い羽をひらひらとさせ、ちょうちょのようにゆっくり飛ぶため、子どもでも捕まえやすい特徴があります。
簡単に捕まえて命を奪う、つまり殺生をやめさせるため、大人が「神様トンボ」と呼んで大切にしたという説もあります。
いずれにしても、人々が黒いトンボを大事に見守ってきたことなどが名前の由来となっているようです。
「トンボ返り」
トンボは遠目が効いて、動くものを素早く見つけます。
そして薄い羽を自由自在に動かして獲物を捕まえることができます。
時速70kmものスピードで飛び、急旋回や宙返りもお手の物で、そこから「トンボ返り」という言葉が生まれました。
日本にはトンボが多く、田んぼの近くにいて稲の害虫を食べてくれる田んぼの守り神でした。
ハグロトンボは「田の神様の化身」つまり「神様トンボ」とも呼ばれて大事にされました。
このようなことから黒いトンボに限らず、トンボを取っていじめると火事になるという言い伝えがある地方もあるようです。
神様トンボがやってきた私の畑。
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> 黒いトンボは神様の使いとして昔から大事にされてきた
のどぐろ喉黒などは、富山では「魚神(ぎょうしん)」とも呼ぶ高級魚ですから、「黒」はやはり神です。
> ペットショップの動物たちは可愛いですよね。見ていて飽きません。
ペットを見て幼児が「かわいい」を連発しますが、その幼児も負けず劣らず可愛いです。^^
ボクは子供の頃に「糸トンボ」と教わりました。
黒くはなかったです。
ヤンマみたいな色をしていました。