らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

シーサーの由来

2021-07-05 | 雑学

今年もまた梅雨の終盤になって大きな災害が発生しました。
ニュースでは、熱海市の伊豆山で土石流が発生して2人が死亡、少なくても20名が不明となっています。

近年、梅雨末期の梅雨前線や線状降水帯によって、毎年のように大きな災害が発生しています。
沖縄・奄美地方を除いて梅雨はまだ明けそうにありません
ご自宅の場所について、ハザードマップでリスクの確認をしておく必要がありそうです。
ハザードマップは、全国の各市町村役場の窓口やホームページから入手できるので、一度目を通しておいていただきたいと思います。

ところで、2日に梅雨が明けた沖縄にはシーサーという石像があります。
シーサーは、沖縄に古くから伝わる守り神ですが、今日はその由来について調べました。

「シーサーの由来」
シーサーはもとを辿ると紀元前のスフィンクスにまで遡ると言われています。
その後、シルクロードを経て13~15世紀頃に中国から伝来したようです。
名前の由来はシーサーの原型となった獅子が沖縄の方言によって、シーサーと言い換えられたことからだそうです。

シーサーは元々は城や神社、集落の入り口に置かれている石像でした。
その始まりは17世紀ごろです。
東風平町冨盛(こちんだちょうともり)にあるシーサーが村落に置かれた石獅子としては最古で1689年に「火伏せ」として置かれたことが伝えられています。
火伏というのは火の災いを避けるお守りのことです。

当時、このあたりの集落では火災が度重なり、村民たちは悩んだ末に「集落から邪気を払おう」と石獅子を集落の入り口に置きました。
すると、これを境に火災が収まったと言いう言い伝えが残っているそうです。
以来、シーサーはヒーゲーシー(火返し)、ヤナカジゲージ(邪気返し)として島民に支持されていきました。

それ以降、沖縄には悪い邪気から身を守る役目として、自然とシーサーを置くことが習慣になったと言われています。
このシーサーは「富盛の石彫大獅子」と呼ばれていて、今でも八重瀬町の公園内で見ることができます。

・最も古いと言われている「冨盛の石彫大獅子」です(ネットより)


「屋根に設置」
ところで、シーサーを屋根の上に設置しているのをよく見かけると思いますが、その由来については次のように言われています。

屋根の上が定位置となったのは比較的最近で、明治時代のことです。
赤い瓦屋根は、それまでは上流階級だけに許されていたのですが、それが庶民にも許されたのがちょうど明治の頃なのです。
それと共に、瓦職人が屋根を葺き上げた際、感謝と魔除けの意味を込めて漆喰と赤瓦で作ったシーサーを屋根に乗せたのが、その由来と言われています。

こうして、シーサーは魔除けや厄除けとして作られるようになったのですが、どの宗教にも属していないため、製作段階や設置の際にお祓いや儀式と言った面倒なことは一切ありません。
それどころか作り方にも厳密な決まりがなく、様々な表情や形があるのだそうです。
また、ご利益も「火伏せ」にとどまらず、「家内安全」から「悪霊退散」まで、何でも守ってくれるオールマイティな守り神になったということです。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます! (いわどの山荘主人)
2021-07-05 06:00:56
なるほどそういう謂れがあるのですか、以前仲間とゴルフをやりに沖縄旅行に出かけたことがありますが屋根にシーサーが乗っていました!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トマトの青枯れ病について助言ありがとうございました。真夏に細菌退治をやってみます。
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Unknown (iina)
2021-07-05 16:20:20
「富盛の石彫大獅子」は、素朴なシーサーですね。
> シーサーはヒーゲーシー(火返し)、ヤナカジゲージ(邪気返し)として島民に支持
沖縄で、屋根に乗ったシーサーをみましたが、そんなイワレでしたか。_φ(・_・

大阪時代に25年勤務の祝金を、関西空港から沖縄への家族旅行に使いました。

大谷は、6月に初の月間MVPを獲得しました。
6月の打撃成績は打率3割9厘、13本塁打、23打点、4盗塁、長打率8割8分9厘ですから、とてつもない成績です。
コロナ騒動が続く中、朝起きると大谷が何かヤッテくれてますから、鬱陶しさを吹き飛ばしてくれます。

大谷活躍の勢いのまま、ブログ週1休みを返上してアップしてしまいました。
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