先日、自動車運転免許更新に先立つ認知機能検査を受けてきました。
運転免許更新時認知機能検査と言っても75歳未満の人はご存じないかも知れませんが、この検査は2017年3月に改正された道路交通法により、75歳以上のドライバーが運転免許更新時には必ず受検しなければ免許更新手続きができない関門の一つです。
今日はこの認知機能検査についてご紹介します。
「運転免許更新時認知機能検査」
・検査の対象者・・・運転免許を更新する75歳以上の運転者
75歳以上になると、3年に1度の運転免許更新時には必ず認知機能検査の受検が必須となります。
・受験手続(認知機能検査は予約制)
更新期間満了日の約190日前に「検査と講習のお知らせ」はがきが郵送されますので、運転免許試験場や自動車教習所など、検査を実施
している機関に電話などで速やかに予約をします。
必要なものは講習のお知らせはがきに記載されています。
「検査の方法」
認知機能検査は、記憶力や判断力を測定する検査で、内容は、「時間の見当識」、「手がかり再生」、「時計描画」という3つの項目に分かれ、1~5まである検査用紙にそれぞれ回答を記入します。
1.時間の見当識
検査時における年月日、曜日および時間を回答します。
2.手がかり再生
下記のような4つのイラストが示され、講師がヒントと共に名称を言います。
それを4コマ見せられ、計16種類のイラストを記憶します。
3.介入問題
イラストを記憶した後に、ランダムに並べられた数字の中の、講師が指定した数字に斜線を入れる問題です。
4.手がかり再生
「3」の介入問題の後、「2」で記憶した16種類のイラストをヒント無しで思い出して回答する検査です。
その後、ヒントをもとに16種類のイラスト名を回答します。
5.時計描画
最初に大きな円を描いて、円の中に数字を全部書き込み、時計の文字盤を描くように指示されます。
その後、指定された時間を示すように、時計の針を描きます。
検査は以上で終わりです。
「認知機能検査結果通知」
認知機能検査の結果は、後日(1週間ほど後)、公安委員会(警察)から書面(はがきなども含む)で通知されます。
これが私の検査結果通知書です。
私は98点を獲得し次の高齢者講習時間が2時間となりましたが、75点以下は3時間となり、費用も高くなります。
「点数による区分」
・得点の76点以上は2時間講習、費用5100円。
・49点~75点は3時間講習、費用7950円。
・48点以下は専門医の診断が必要になり、問題なければ3時間講習、費用7950円。
詳しくは下表の通りです。
認知機能検査の結果が届くと、早めに「高齢者講習」の予約を行います。
「高齢者講習」
高齢者講習では、記憶力・判断力に合わせた、わかりやすい講習を行います。
運転技能について認識や理解を深め、安全運転を促すために、座学、運転適性検査、運転講習などで構成された内容となります。
実際にクルマを運転する運転講習では、検査の結果に基づいた助言や、運転時の映像を基にした個人指導があります。
これらの講習を経た後に運転免許更新手続きとなるのです。
私は今回が2回目の認知症機能検査になるのですが、今のところ「記憶力・判断力には心配ありません」の結果でした。
後期高齢者になると運転免許証の更新が煩わしくなりますね。
75歳未満の方も、その時のために参考にしていただければ幸甚です。
成績によって、講習料がちがうとはおかしな制度ですね。持つなという指針なのでしょうね。
そもそも無職の高齢者は、日にちや曜日で生活していません。もっとも、出題の内容がこれ等と明かされているので困りませんが・・・。
今年が自動車運転免許更新でしたから、数か月前に高齢者講習等を受けよと連絡がありました。
予約がいっぱいであるため、2ヵ月遅れの誕生日を過ぎた月末に受講しました。(^_^;)アセリ
これは、コロナ騒動前のことですから、いまは、もっと予約が難しいでしょう・・・。
ペットショップで、いつも犬猫にいやされています。