「ミード」というお酒をご存じでしょうか?
蜂蜜が入った「蜂蜜酒」のことで、人類最古のお酒だそうです。
どのくらい古いのか調べてみることにしました。
「ミード(蜂蜜酒)」
蜂蜜酒は、蜂蜜を主原料とするお酒です。
「ミード」と呼ばれる蜂蜜酒の歴史はかなり古く、有史以前、1万4千年ほど前からあると言われています。
ワインやビールよりも古く「人類最古のお酒」だという事です。
その由来は、クマに荒らされた蜂の巣の蜂蜜が雨水と混ざることで発酵が促されて、偶然にできたお酒を狩人が飲んだことによって発見されたものです。
「ハネムーンの語源」
ミードは、ハネムーンの語源にもなっているようです。
現在、日本では新婚旅行を意味するハネムーンですが、中世のヨーロッパでは結婚して1か月は家に閉じこもり、蜂蜜酒を作って新郎にそれを飲ませ、子づくりに励んだんだのだそうです。
これは蜂蜜に強壮作用があるとされたことと、蜂が子だくさんであることにあやかって1か月間盛んに行われたと言われています。
ここから、「蜂蜜の1か月⇒「蜜月(ハネムーン)」という言葉が生まれました。
「ミードの作り方」
人類最古のお酒「ミード」は家庭でも作れるようです。
詳しくは、icoro・comさんの「自宅で簡単に作れる蜂蜜酒(ミード)の作り方」にリンクしておきます。
作られる方はご参照ください。
1.材料・・・蜂蜜125g・水375g・ドライイースト2g程度
(蜂蜜は混ぜ物のない純粋な蜂蜜を使うようにしてください。水は飲める水であれば水道水でもミネラルウォーターでも構いません。ドライイーストは簡単に手に入るパン用の物で大丈夫です。)
2.道具・・・発酵用の瓶・はかり・計量カップ・マドラー(かき混ぜる棒)
(瓶は煮沸消毒をするか消毒液を使って消毒しておく)
3.作り方(アルコール濃度は10%程度の蜂蜜酒になります)
①発酵用の瓶に蜂蜜を125g加えます。
そこに計量カップで量り取った水375gを加えて、蜂蜜を希釈して混ぜていきます。
(マドラーでかき混ぜながら少しずつ希釈していくのがおすすめです。)
②蜂蜜と水がよく混ざったら、底にドライイースト2gを加えて軽くかき混ぜます。
(かき混ぜたら瓶に蓋をするのですが、この時しっかり瓶のふたを閉めてしまうと、アルコール発酵で生じる二酸化炭素の影響で瓶が割れてしまう恐れがあるので、蓋は軽くかぶせる位にしておく)
③直射日光の当たらない涼しいところで常温放置して発酵させる。
(注意)
・自宅でお酒を作るときはアルコール度数1%未満でないと酒税法に抵触します。(1%以上は違法になります)
(アルコール度数1%未満の物を作るときは蜂蜜25g・水1L・ドライイースト1g程度の分量を参考にしてください)
・自宅で作ったお酒を販売するのも違法になります。
十分ご注意ください。
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