らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

蚊取り線香

2020-07-08 | 雑学

家庭菜園で畑に行くと、5~6月くらいから厄介なものに悩まされるようになります。
畑が竹藪の傍にあるからなのかも知れませんが、蚊が飛んできて困るのです。
前腕が出る半袖シャツはもっての外であり、長ズボンを履いていても、しゃがんだ時に裾が持ち上がって足首が出ると靴下の上から刺されます。
このようなことから、農作業をするときはいつも蚊取り線香を腰からぶら下げているのです。

しかし、風の向きによっては、煙が届かない首や顔のあたりには蚊も安心するのか、飛んできては刺します。
このような時には、すかさず煙を顔の周りに燻(くゆ)らします。
するとしばらくは飛んできません。
蚊取り線香の煙は、名称の通り蚊には有効ですね。

・腰からぶら下げる器です。(ネットより)


今日は夏の農作業には欠かせない蚊取り線香について調べました。

「除虫菊」
蚊取り線香を発案したのはキンチョウ(金鳥)でお馴染みの大日本除虫菊(株)の創業者・上山英一郎氏だそうです。
氏は1886年に福沢諭吉より紹介されたアメリカ人のH.E.アモアより除虫菊の種子を譲り受け、栽培を始めました。
除虫菊には殺虫効果があることが知られており、アメリカでは除虫菊の乾花を粉にして炭火の上で燻(くす)べていましたが、上山氏は線香に除虫菊を練り込むことを考案し1890年に世界で初めて棒状の蚊取り線香を作りました。

ところが棒状のものは立てて使うために線香が倒れ火災が発生することも少なくなく、最大の欠点は線香の形状から長時間の燃焼が難しく、当時は約20cmの長さで約40分の燃焼が限界だったそうです。

・渦巻型蚊取り線香です。(ネットより)


「渦巻型蚊取り線香」
そこで、考案されたのが渦巻型の蚊取り線香ですが、このデザインは思いもよらないところから考案されたようです。

金鳥のHPによると、1895年、上山英一郎氏の妻・ゆきさんは倉の中でとぐろを巻く蛇を見て驚き、夫の元に駆けつけて告げたのだそうです。
このとぐろをヒントに作られたのが渦巻型の蚊取り線香でした。
このデザインにすることによって、棒状の線香の欠点が解消されただけではなく、嵩張(かさば)らないという利点が発見されました。

例えば、大日本除虫菊の製品では渦巻きを解きほぐすと、全長は75cmに達し、一度の点火で7時間使用できます。
この7時間は睡眠時間に合わせたもので、睡眠時間中、蚊に悩まされることがなくなりました。
また、寝かせた状態で使うので、従来の形状よりも安全に取り扱えるようになったということです。

「蚊取り線香の現状」
現在では火を使わず煙も出ない電気蚊取りが開発されたり、効果が数時間持続するスプレー式防虫剤も販売されています。
家庭での蚊取り線香の需要は減っているものの、電気が使えない屋外での作業や私のような家庭菜園、或いは農作業、キャンプ、バーベキューなど屋外での活動には必需品として根強い人気があるようです。

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(らいちゃん) へ (iina)
2020-08-20 08:46:04
蚊取り線香を、棒状(40分-倒れて火事) から渦巻型(7時間)にした発明を、iinaはテレビに教えられました。

とぐろを巻く蛇から渦巻型を思いつくとは、さすがです。

腰に下げるタイプも、外で作業する方に重宝されてケッコウでした。^^



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