8月下旬のまだ残暑が厳しい時に植え付けた、秋に収穫するじゃが芋「以下、秋じゃが」が順調に育っています。
数年前に秋じゃがの植え付けで一度失敗したことがありました。
それは、まだ残暑が厳しい時期であるにも拘らず、除草の目的からマルチ張りをしたところ、種芋が腐ってしまい、その大半が発芽に至らなかったのです。
今年も10月初めまで真夏日が続いたことから発芽が心配されましたが、その心配は杞憂に終わりました。
このまま生育すれば12月初旬には収穫できそうです。
「各地の名称」
ところで、ジャガイモの名称は各地域で様々のようです。
東北や近畿では「ニドイモ」と言い、私の故郷・岡山では一度上がって「サンド芋」と言います。
さらに回数が上がって「ゴド芋」と言う地域もあるようで、収穫回数に由来する名称となっている地域もあるようです。
しかし、昔、父が栽培していた頃、サンド芋でありながら、三度収穫したことはなかったように記憶していますが、名称と収穫回数とは直接関係ないのでしょうか?
差し詰め、私の畑では、春と秋の年2回栽培しているので、強いて言えば、「ニドイモ」になるのでしょうが、それは兎も角、今日はじゃが芋について調べました。
・畑の秋じゃがです。順調に育っています。
「名称の由来」
ジャガイモはペルー南部の標高3800メートルほどのチチカカ湖近辺が原産地とされています。
また、日本への伝来は、慶長3年(1598年)とも、8年(1603年)とも云われており、いずれもオランダ人によりジャワ島のジャガタラ(インドネシアの首都・ジャカルタの古名)から長崎に持ち込まれた、とされています。
呼び名の由来は「ジャガタラから来た芋」で、「ジャガタラ芋」と呼ばれ、それが転じて「ジャガイモ」になったようです。
また、別名を「馬鈴薯(ばれいしょ)」といいますが、これはじゃが芋が馬の首からぶら下げる丸い鈴、「馬齢」に形と色が似ている薯(いも)ということからつけられたようです。
「品種の由来」
なお、日本国内において栽培されているジャガイモの代表的な品種としては、男爵イモはがありますが、この名称は、明治41年、函館ドック専務取締役の川田龍吉男爵に因んでつけられたようです。
川田男爵はイギリス留学の経験があり、その時食べたじゃがいもを日本でも育ててみたいという思いがあり、イギリスやアメリカから様々な種いもを取り寄せて試験栽培を行ないました。
その中で北海道での栽培に一番適した品種がこの男爵いもでした。
当時、正確な品種名が不明だったのですが、川田男爵が育てたいもから、農家が男爵いもと呼ぶようになったそうです。
一方、男爵に次いで栽培が多いと言われている品種にメークインがあります。
この品種の原産国はイギリスですが、同国では、”May Queen”(メイ・クイーン)という呼び名がつけられています。
”May Queen”(メイ・クイーン)の起源はローマ神話においてマイア(Maia)という名で呼ばれている大地の実りを司る豊穣の女神とされており、そこから”May Queen”(メイ・クイーン:五月の女王)という呼び名がつけられ、更に、日本ではこれからメークインと呼ばれるようになったと考えられています。
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