私はゴルフをやめて久しいですが、いま、高齢者の間でグランド・ゴルフが流行っているようです。
私の家内も2年前から始めており、昨日も練習に出かけました。
家内の場合は自治会の同好会に入っているので、2週間に1回の暇つぶし程度の参加ですが、それでも年に1~2度、町内の同好会の方々が集まって競技会を行っているようです。
今日はその競技会に出場するため、いつもの練習メンバーと共に出かけました。
・家内が使用しているグランドゴルフの用具です。
「グランドゴルフの誕生は泊村」
さて、そのグランド・ゴルフですが、誕生したのは40年ほど前の昭和57年(1982年)と、比較的新しいスポーツです。
考案したのは鳥取県泊村(現湯梨浜町)の教育委員会の方々です。
当時、泊村では高齢化が進み、健康づくりを重要課題としていました。
そのため、文部省(現:文部科学省)の補助事業採決に向けて、宮脇村長が国や県へ奔走し、昭和57年に泊村は指定を受けました。
そして、教育委員会を中心に、高齢者にふさわしい新しいスポーツの開発に取り組むことになったのです。
泊村教育委員会を中心に新競技を考えました。
企画や原案作成の際は鳥取県内外の14名の学識経験者による専門委員会が、実践活動には村内の老人クラブ連合と体育指導委員の皆さんが積極的に協力したそうです。
そうした中、大学を訪ねた際に学生がゴルフクラブで打ったボールを地面に描いた円に止めて遊ぶ姿がヒントになり、高齢者が気軽に楽しめるようにと考案されたのがグランド・ゴルフでした。
「名前の由来」
名前の由来は、身近にある広場や公園、学校のグラウンドなどで楽しめる、というところからグランド・ゴルフとなりました。
高齢者スポーツの代表的なスポーツとして、グラウンド・ゴルフは、その気軽さやルールの簡易性で会員数や愛好者を増やしてきており、現時点の会員の年齢構成比をみると、男女ともに60歳以上が9割という構成比になっています。
「グランドゴルフの概要」
グラウンド・ゴルフは、クラブでボールを打ち、ボールがホールポストに入るまでの打数の少なさを競うゲームで、スタートマットとホールポストを置くだけでどんな場所でもすぐにコースになります。
このように、どこでも簡単に競技を始めることができるスポーツであり、そして複雑なルールがないので、初心者でも楽しくプレーすることが可能となります。
また、審判員を必要とせず、自分の責任でプレーし、自分自身が審判します。
判定が困難な場合は、同伴プレーヤーに同意を求めるのも、特徴の一つとなっています。
技術の点でいうと、他のスポーツと同じようにトレーニングにより向上し、競技性も高くなりますが、ゲームを楽しむためには必ずしも高度な技術を必要としません。
このような事から、子どもから高齢者まですべての人が、楽しくプレーすることができるファミリースポーツとしての条件をすべて備えたスポーツとなっています。
「ルールに残る泊村」
グランド・ゴルフでホールポストの中にボールが静止した状態を「トマリ」といいます。
これは公式のルールとして明記されており、「トマリ」は泊村が発祥の地ということを後世に残すためルールに明記したそうです。
・ホールポストです。この中にボールを入れるまでの打数の少なさを競います。
なお、グランド・ゴルフは、2027年に関西を中心に開催される生涯スポーツの国際大会で公式協議として初めて採用されました。
その47年入社組がiinaでしたから、「バブル時代」をこの雑感一覧に残しています。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/cf4d4960284ec06b52409abe7dc5b7ef
> グランド・ゴルフでホールポストの中にボールが静止した状態を「トマリ」といいます。
(らいちゃん)のトナリ(隣)で発祥したと思いきや、泊村(鳥取県)だったのでしたか。( ..)φメモメモ
いまの昇給はスズメの涙ですが、気温が「うなぎのぼり」です。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/364688038537d08db11026f7597d1103