読者のみなさんは今までにメロメロな気分になったことはありませんか?
このメロメロという言葉は、「態度にしまりがなくなること」を言う時に使われますが、昔は今とは全く違う意味で、擬音・擬態語として使われていたそうです。
そこで今日はその語源について調べました。
メロメロは鎌倉時代から使われており、当時は現在よりも多様な用いられ方をしていたようです。
泣く様子を表す「めそめそ」や、炎が激しく燃えることをいう「めらめら」と同じような意味で使われ、鎌倉時代には、薄いものを剥ぐ様子を表す語として「めろめろとはぐる」との記載があるそうです。
江戸時代には、浄瑠璃では「めそめそ」に当たる意味で用いられており、明治に入ってからは炎が燃え広がる様を表す「めらめら」と同義語として使われていました。
そして、現在では異性や孫に対して「メロメロになる」などと使われます。
このように『めろめろ』は「めそめそ」「めらめら」「めろめろ」と同義語で使われており、「たやすく泣く・たやすく燃える・たやすく剥がれる」様子から「態度にしまりがなくなること」を言うようになったようです。
この他にも、英語で「円熟したさま」や「豊潤なさま」を意味する「mellow」が転じたとする説もあるようですが、鎌倉時代に「めろめろ」が使われていたことからこの説は考えにくいと言われています。
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面白いですね~
そうですね。今朝の新聞に淀川長治氏を取り上げてました。
氏でなくても好い映画を観るとメロメロになることがあります。
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から類推すると牛乳を飲んで力をたくわえビルさえ動かせるの意でしょうか。