ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

象の背中

2007年10月28日 | 観劇・読書・感想記
映画を観に行きました。
「象の背中」役所浩司・今井美樹出演

「象は、自分が死ぬ時、群れから離れ、死に場所を探すんですよ。」
そんな台詞が、映画館に流れました。

余命半年と宣告されたサラリーマンの、180日間の生きている時間を綴ったもの。
原作は秋元康です。
大学生の長男と、高校生の長女、そして妻と恋人・・・。
死ぬまでの時間を宣告されたら、自分ならどうするだろう?
「死ぬことを考えていたら、いつの間にか残された時間をどう生きるかを考えていた。」と妻に話す夫は、“強い夫”を保っていました。
家族の中では、強くたくましく、すべてを背負う男の強さを。
恋人には、弱く素直な男の繊細さで接していました。

涙を流さずにいられるわけがない映画です。
泣きたい人には必見。
そして、自分のパートナーのことを再確認したい人にも必見かもしれません。
“なぜ、私はこの人と結婚したのか?”
経済的な理由とか、優しいから、とかそんな表だった理由ではなく、もっと根幹の部分で感じた理由を、久しぶりに確認したように思います。

ぜひ、ご夫婦で。
ぜひ、カップルで。
ぜひ、恋人と。。。



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