ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

地域格差

2008年02月07日 | 愛ある辛口
昨日の新聞だった。
内閣府が5日に発表した2005年度の県民経済計算による、一人当たりの県民所得で見た都道府県別順位。

青森県は、みごと47県中45位。
そうです、所得が低い。
トップは東京都で477.8万円。全国平均は304.3万円。
青森県はというと、平均値から約85万円の差で218.4万円だった。
東京都と比べると、なんと約260万円の差!!
考えさせられる数字でした。

2年前住んでいた山口県が、全国で11位。300.1万円。
堂々11位であるのにもかかわらず、全国平均よりも少ないなんて。

地域格差は進んでいる。
青森県に住んで、山口時代とは出会わなかったような家庭環境の方々にもお会いする機会が増えた。
日々の生活ができるかできないか、子どもの将来のことまで頭が回らない、夫婦で働かないとほんとにやっていけない・・・。
我が家のことが危ういのに、他人の子どものことや、社会のことなんかに目が向けられない、そんな余裕がない・・・。


先日起きた18歳の少年の事件の背景が、厳しい経済状況と生活環境を見れば、この少年の家だけが特別ではないような気がしてくる。
ということは、今もなお、心を痛め、傷ついている少年がたくさん存在しているということなのだろう。

人を助ける余裕がない社会環境にいる人がいるならば、人を助けられる心の余裕ある人たちが奮起するしかないよね。

日本中が病んでいる、と思うけれど、病いに苦しむ者(国)を横目に、「関係ないから」と自分だけの人生を歩くことは、私にはできないな。
「何かできることがあれば、しますよ」って、言っちゃうよな。やっぱり。


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