ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

心配は、愛じゃない

2010年09月14日 | 子ども
一人目の子どもだと、

心配になることが多いし、

何事も初めての経験ばかりで、予測がつかないので、

不安に駆られてしまうもの。

それは仕方のないことです。

一人しか生んで育てていないのに、しかも育て途中なのに、

二人、三人の子育てをしてきた人のようにはいかないのです。

だから、いっぱい悩んでいいのです。

ああでもない、こうでもないと言いながら、

あなたは確実に前進しています。


「こんなんでいいのでしょうか?」

「こういうときは、どうしているの?」

日ごろの疑問を誰かに投げかけ、

答えではないかもしれないけれど、アドバイスをいただいたり、

助言をしてもらったり、共感しあったり。。。


今ある問題を、どうにかしようと前を向いているからこそ、

できること。

いいです、いい調子です。

そうして、いろんな人と関わって、

私たちは子育てをしているのです。

「人」を育てているのです。

「一個人」を育んでいるのです。


もう少し楽になるコツは、

子どもと自分とを一体化しないということ。


子どもには、子どもなりの人格があります。

もうすでに、完全なる一個人なのです。

自分のものでも、自分の分身でもなくて、

まったく別の人間なのです。

DNAとか遺伝子とか、そういったことは似たところも持っているでしょう。

でも多くは、後天的に植えつけられていくものです。


大切な花の芽に、あなたは何と声をかけてあげますか?

もし、何かトラブルがあったり、欠点と見えるところがあったとしたら、

どんな風に声をかけたら、

この花の芽は、すくすくと育つでしょう?


不安の言葉?

心配の表情?

喜びの言葉?

一緒に頑張ろう!励ましの表情?


私は、どんな言葉と表情を向けられたら、

自信を持って、明日を生きていけるだろう?


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