ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

指が 割れた!?

2010年11月26日 | 子ども
「ママ!指が割れてる!!」

長女が言いました。

長女、11歳。小学5年生。

「ん?割れてる!?」


朝食を作っている台所で、それを聞いた私は、

その言葉の意味を考えました。

私「割れてる?どんなふうに?」


娘「ぱっくりと、割れてるのさ。」

私「ぱっくりと!? 割れてる・・・」

娘「うん。ぱっくりと。」

私「指が二つに分かれたってこと?」

娘「はぁ!?」

私「指が、進化したの!?」

娘「何いってんの!?」

私「ほら、だって、二つに割れてきたんでしょ?先っぽが。」

娘「いや、ちょっと見てよ。」

私「突然変異してるんじゃない?」

娘「だから、ちょっと見てって。」

私「・・・・・?」


娘の言っている意味が分からなかった。

まだ、寝ぼけているのか?私・・・。

娘が台所にやってきて、指を見せてくれた。

私の想像とは、まったく違い、

娘の指先は、皮膚がぱっくりと割れて、切り傷みたいになっていた。


私「ああ、これ。。。なーーんだ。」

娘「何を想像したの?」

私「ほら、指の先っぽがさ、二つの山になって分かれてきたのかと、

思ったんだよ。 よく、あごが二つに割れている人みたいにさ。

進化してきたのかと、思ったんだよ。」

そういったら、娘は、

「そんなわけないじゃん! そんな人いないでしょ。

 普通、そんな風に考えるかなぁ?」

私「普通じゃないもん。ママ。」


ああ、でも、真面目に、長女の指の先が二手に分かれてきたのかと、

本気で想像していた。。。

やっぱり、変な人だ、私は。



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