わたしは 点 です

「あなたは　宇宙の　一つの　点である」


私は、お風呂に入っている　

目をつぶって

静かにして

自分の心の柱に　集中する

呼吸に目を向ける


私は　静かに口を開く


それは

私の中から出てくる　独り言だ

「よく　がんばっている　あなたは　

　よく　がんばっているよ

　悩んでいることが　あるかもしれないけれど

　すべて　自分の中に　答えがあるの

　あなたも　知っているはず

　
　あなたたちは　地球の中の　宇宙の中の

　たった一つの点である

　でも　その点は　つながっていく点である

　点は点とつながり　線となり　形となり

　広がっていく

　
　あなたは　命という　点を　つないでいる

　その点　
　
　あなたでおしまいにするのか

　もしくは

　広がって　曼荼羅のように　していくのかは

　あなたが決めることだ

　
　あなたは　自分の点だけで　満足か？

　
　あなたは　広がりを見せる　水の波紋のように

　その点を　生かすこともできるのだ

　
　あなたは　自分の点だけで　終わらせるのか？

　
　みんなが　見ている

　みんなが　応援している

　だいじょうぶ　

　だいじょうぶ　」


私は　独り言を言い終えた

そして　すーっと深呼吸をしたら

心は　とても真っ直ぐに　なっていた