懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

万障繰り合わせの上・・

2012-06-23 00:11:47 | バレエ
シュツットガルトバレエは、当方体力負けで行かず。白鳥がちょっと変わってて、面白そうな広告だった。
早くも、もう6月下旬の公演時期。

ニーナのグルジアバレエ団と、新国立の「マノン」が、この週末から開幕しますが。

【新国立劇場『マノン』とか】

去年の今頃、新国立『ロミジュリ』に行った時、外人ゲスト日を選択した私に、友人が酒井&山本ペアの日の感想を伝えてきて・・。(ヒロインの愛が感じられる舞台だったことを、もっと濃ゆい言葉で言ってた。但し万人向けかは、分からない。)

それで、次は自分は、このバレエ団では、ドラマティックバレエは、一度「大人コンビ」でもいいかも、と思っていたので、今回の『マノン』では、公演後半、30日の本島・山本ペアの日に行こうかと思ってた。

(あっ、人には、もし行きたいなら、よく宣伝されてる初日か、2日目の外国人ゲストあたりを勧めちゃうけど。宣伝の写真見た限りでは、小野さん&福岡雄大さんも、いい表情で写ってる。福岡さん、若い人には勢いがあるよね。役の理解云々もあるけど、感じるままに、の、勢いやパワーも大事。全部分かってなくても、がむしゃらに走っていい公演にになる時もあるのが、舞台。外国人ゲストは、私は知らない人だから、いいかどうか分からないけど、一般的には無難だし。よく言われるのは、日本人より外人の方が合うという、耳の痛い意見。あっ、宣伝になってないな。)

この演目の、本格的な演舞をを見たい人には、むしろ昔のフェリあたりの画像で見た方が良さそうだけど。(私的には、英国ロイヤルのコジョカルは、ジュリエットより、この演目で、全幕観たかった。
福岡さんは、私もどこかで観たいと思ってるのだけど、なかなか機会に恵まれず。)

ところが、今日になって、30日に予定が入り。と、ありがちな展開。
その日、公演行って、観られる所までみて、次の予定に行くか、どうか。

上演時間考えると、本当に時間ぎりぎり。でも、この演目で、ラストシーンを途中ではしょるのも愚の骨頂。それに周囲に迷惑しない退出タイミング考えると微妙。2幕までだけ観るのも・・悲しいし~。でも最後まで見て、私の鈍足で間に合うか、疑問・・。
そう、鈍足が問題なのよね~。走れればね~。感動してもたもたしてたら、最悪だし~。

煩悩は続く・・・。

【脱線。映画とか過去の名演とか】

「マノン」は、映画系のイメージでは、もっと肉感的で男性好みの女性が出てきて、そういう嗜好だと、近年のバレエダンサーは圏外かも。

2000年代にTV放映で観た英国ロイヤルの、ロホ・アコスタ組も、ストーリーをなぞってる感じで、映画のイメージとはかなりずれた。ロホは、ほんとは色気を見せる時もありそうなんだけど。ストーリーと段取りに足をとられてたのか?ただ、筋を見せて筋の説明があるのが、ドラマティックバレエとは、私は思わない。

もっと昔、マラーホフとABTのダンサーが、マクミランを超えた解釈で名演を見せたことがあるそうで、そういう、天上的な突き抜けた「マノン」も、私的にはいいなと思う。
バレリーナは、スーザン・ジャフィーだったかしら。
演技は、演劇の演出家から勉強してたとか。好演に理由あり。

※新国立の話の戻ると、数年前の酒井・山本ペアなら、見たいような気もした。
(いや、このペアなら、ロミジュリの方がいいかな?)

勝手を言えば、数年前の酒井・マトヴィエンコで『マノン』か、或いは『椿姫』なんか、個人的には観たかった。ペアの相性が良かったらしいから。
(マトヴィは、今度はニーナ公演に登場。ほんとにボリショイ・マリインスキー来日公演に出ない人。いつも他バレエ団の助っ人ゲスト。)


【グルジアバレエも来日】

ニーナの『椿姫(マルグリットとアルマン)』のパートナーが、てっきりマトヴィエンコと、私は早とちりしてた。けど、もしかしてアフメテリ?・・・。

また、地方公演の一部の宣伝見るとアナスタシア・マトヴィエンコが、白鳥を踊る予定?。(沖縄とか1,2箇所だけだったと思うけど。もちろん予定キャスト:ニーナになってる地方公演もあり。)変則の夫婦共演。

(振付家ポソホフの、バレエ誌に出た顔写真、ネット画像の若い時のロミオとの落差に、絶句した・・。振付家の顔写真、アップでなくてもい~んだけど・・。)

【次期バレエ芸術監督】
☆大原永子さんが、新国立の時期バレエ部門芸術監督だそう。
今までと違うチョイス。

この方は、たしか、昔、グランフェッテ・アントールナンで、「3回転」が出来る珍しい日本人バレリーナだった方。
(しかも、バレエ団のメインプリマが霞む大技なので、使わせて貰えなかった事があると聞いた。そういう要素も含めて、バレエ団という「社会」には、戦いがあり、個々の切磋琢磨もあるのでしょう。
精進の半生が、次代のバレエ団の更なる発展に繋がるといいですね。)

今でこそ、3回転やる人、10代で多くいるそうだけど、当時は「凄~い!」だった。
私は監督人選の内情全く存知ませんが、島田監督、牧監督と、それぞれ異なる形でレールを敷き、発展させてきたものが、大原さんの時代に、また別の角度から堅実な発展があるといいんじゃないか、と(あまり良く知らないので)、シンプルに思いましたです。

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