今回の旅、こんなドリンク達にお世話になりました。
左から、
サイダー(韓国版スプライト)、17茶(韓国版16茶)、水、麦茶
そしてHITEビール。
朝はこれ。オレンジジュースと三角コーヒー牛乳。
あ、それから、バナナ牛乳も飲みました。
いやいや、こんなのも旅の楽しみですよね。
今回の旅、例の如くいろいろ衝動買いしてしまったのですが、
評判の良かった、チャガルチ市場で買った剣先イカの干物をご紹介。
噛む程に味わい深かったです。
大きいサイズで20,000ウォン、小さいサイズで8,000ウォン。
言い値で買ってしまいましたが、値切れたかもしれません。
慶州・釜山3日間の旅。
なかなか盛りだくさん興味深い旅でした。
楽しいときはあっという間に過ぎる。
けど、来たくなればまた来ればいい、
と自分を納得させて。
釜山上空。日本のどこかみたい。
飛行機の車窓から。
夕方便は趣きがあります。
夕陽に月に。
いつもの月より少しだけ近い。
司馬先生のように深い造詣でもって人や文化を洞察することはできないけど、
その土地に訪れて実際に空気に触れてみると、いろんなことを実感できる。
やっぱり旅っていいね。
名古屋発慶州・釜山の旅。
2泊3日もあれば結構楽しめると思いますよ。
興味あれば皆さまもぜひ。
ときに、はぐれてみることも大切。
いろんなものから、さ。
「2時間で戻って来られる場所を紹介して」と、ホテルの方に相談したところ、
「今日みたいな良い天気の日には、対馬が見えます」と、韓国で最も日本に近い岬
太宗台(テジョンデ)を推薦していただいたので行ってみることにする。
南浦洞JAL向かいのバス停からバスで30分。
市街を海沿いに走る。
バス停を降りると真正面にインフォメーション(↑)。
ここから5分程度のところに公園を一周できるバスの乗り場がある。
10分間隔くらいで公園内を走るバス(1,500ウォン)。
このバス停を目安に適当に乗ったり降りたりして公園(1周4.3キロ)を巡る。
こんな天気の日にはオープンスペースのバスはうってつけ。
気持ちいい!
公園の見所は 釜山大橋で結ばれた影島(ヨンド)の先端、玄海灘に突き出た岬。
きれいな海。
広い視界。
なんか落ち着く。
そして深呼吸。
さて、対馬は、、、
見えませんでした。
対馬が見えなくとも、十分堪能できました。
時間がある人は歩いて回ってもいいですね。
1時間半くらいで1周できるんじゃないかな。ときにベンチで休んだりして。
海、ほんときれいです。
さて、ちょっと長居してしまったので、帰りはタクシーで戻りました(7,000ウォン程度)。
『韓国の美味しい町』で紹介された料理を訪ねる旅 第2弾。
釜山オリジナル。ミルミョン。
南浦洞の老舗ミルミョン店「ハルメカヤミルミョン」。
メニューは「ミルミョン(大・小)」と「ビビンミョン(大・小)」の2種類のみ。
私がオーダーしたのは、小4,500ウォン。
私が適当に混ぜて食べていると、お店の人が、そうじゃない!とばかりに飛んできて、テーブルの上に置かれている酢を一回りかけ、ビビンバのように原型をとどめない感じになるまで手馴れた手さばきで混ぜ上げ、まんべんなく混ざり合ったら、「食べろ」というジェスチャー。
さて、ミルミョンとは。
そば粉やじゃがいもの麺を使う冷麺と異なり、ミル(麦)で作った麺を使う。
冷麺のコンニャクのような歯応えはなく日本の中華麺のように柔らか目。
具は冷麺とほぼ同じ、きゅうり、ゆで卵、錦糸卵、そして赤い味噌ダレ。
スープは、牛肉や豚肉の他に、ニンニクや生姜など複数の野菜を煮込んで作られるが、さっぱりまろやかな味わい。
夏場だけかもしれないが、スープは半冷凍状態でシャリシャリ感あり。
おいしい。ボリュームたっぷり!
最初に出されるスープ。
ミルミョン。
混ぜて食べるのは最終型。やっぱり混ぜる前にそれぞれの独立した味を味わうことをお勧めします。
ハルメカヤミルミョン
釜山市中区南浦洞2街 17-1
부산시 중구 남포동2가 17-1
電話:051-246-3316
チャガルチ市場。
釜山 南浦洞にある韓国最大級の海産市場。
海岸部の埋め立て地に1970年に3階建て
ビルが建設され露店が市場として整備された。
2006年8月、地下2階・地上7階の現在のビルに改築。
市場への入り口。
おいしい釜山の料理の源。
2階には乾物売り場。
剣先いかの干し物を頼まれていたので、大小1つずつ買いました。
乾物屋の両脇には、水槽の生きた魚をその場で調理してくれる食堂がいくつもあり、
釜山港を眺めながら、その料理を食べることが出来ます。
それにしても、「チャガルチ」って砂利、小石の意味らしいけど、
市場がチャガルチってどういうことだろう?
チャガルチ市場
釜山市中区南浦洞4街37-1(부산시중구남포동4가37-1)
電話: 051-245-2594~5
営業時間 : 卸売り 1:00~10:00/小売り(一般) 7:00~21:00
釜山。
「韓のくに紀行」には、縄文時代から九州と釜山が盛んに
交流を行っていたことや、古代からの様々な日本民族との
関わりについて記されています。
韓国南東部に位置し、日本に最も近い都市。
日本海(対馬海峡)を挟んで、福岡までは200kmほど。
「クニ」の概念すらなかった時代にも、人は行き来してたようです。
今よりもずっと自由な感じで。
火汗蒸幕(プルハンジュンマッ)。
地元の人も通う入浴&サウナ施設。
一般の銭湯と違う点は、入浴施設やサウナなどの他にドーム型の高温サウナ、つまり"汗蒸幕"があり、ほとんどが年中無休の24時間営業であること。
寝て帰ることも可能で、食事施設やマッサージ、美容室、ネイルなどの付属施設もあり、のんびりできる"地元の人の疲労回復&憩いの場"でもある。
というわけで、汗蒸幕初体験。
入り口でロッカーの鍵とムームーのようなものとタオルを渡され、
ムームーを着てこの、ドーム型サウナに入る。
10分も入れば、体中から汗が流れる。
よもぎの匂いが充満していた。
汗蒸幕、よもぎ蒸し、サウナ、あかすり、マッサージ。
締めて75,000ウォン。
2時間近く遊べてこのお値段。
決して高くないと思います。
白鹿潭火汗蒸幕(ソウルタワー北側)
釜山市中区大庁洞1街34-1 コーロンモードビル3.4.5階
24時間営業、電話:051-466-4554
国際市場。
釜山の代表的な昔ながらの青空市場。
食品、衣類、日用品、あらゆるものが、迷路状に広がった店頭に並ぶ。
香辛料に
にんにく、
朝鮮人参。
いかにも韓国っぽいですね。
干物もあれば野菜もあり。
この緑の葉!あのナムルの正体見つけたり!
以前、ソウルでも食べたことあったけど、これなんだったっけな~
小腹が空いたらトッポッキでも。
国際市場。
庶民の生活を実感できます。
たくましいね~
そう。
韓国には喫茶店というものが多くない。
少なくとも、日本ほどないよね。
ってわけで、休憩はクリスピークリームドーナツで。
たしかに、キャラメルラテもおいしくて、コクもある。
ソウル店と同じくプレーンのドーナツが1つおまけにもらえる。
でも、ラテが4,000ウォンってちょっと高くない?
おまけ一杯のチゲが食べられちゃう。
どーなの。
南浦洞メインショッピングストリート沿いにある、長い階段と上りオンリーのエスカレーター。
一気に上がっていくと、目の前に広がるヨンドゥサン公園。龍頭山、標高180mの高台にある公園。
公園の中央にそびえる真っ白い120Mの釜山タワー。
天気の良い晴れた日には、釜山の海と釜山市内が一望できる。
釜山の海にむかって雄々しく立った、李舜臣将軍像。
1592年の壬辰倭乱、1597年の丁酉倭乱で、秀吉軍を打ち破った韓国の英雄らしい。
花時計と鐘楼。
日本ではもうつつじは終わったんだけど。。。
なぜか下りのないエスカレーター。帰りは階段でね。
南浦洞からの手軽な散歩コース。
今回、私を韓国にいざなった二冊の本。
司馬遼太郎著『韓のくに紀行』、鄭 銀淑著『韓国の美味しい町』。
「韓国の美味しい町」で紹介されているパジョンを食べるため、
東莱(トンネ)へ行くことにする。
今回このために釜山に来たといっても言い過ぎじゃないんだから!
東莱(トンネ)。
釜山の中心から地下鉄1号線で、10分程の釜山郊外の中都市。
地下鉄とは言え、線路と駅は地上に上がっている。
場所がわからなかったので、とりあえず、駅からタクシーに乗る。
「日本からパジョンを食べに来ました」とタクシーのドライバーさんに片言の韓国語で語りかけると、少し驚いたような表情で、「韓国語上手だね」というお世辞を忘れずに、「マシッケジュセヨ~(おいしく食べてね~)」と言ってくれた。一人旅、地元の人とのささやかなコミュニケーション。
着きました!「東莱ハルメパジョン」。
韓屋を改造した佇まい。
70年以上、東莱パジョンの伝統を守り続けた、現在4代目。
小奇麗で清潔感のある店内。
もちろん、東莱パジョンをオーダー。
こんな前菜が付きます。
左上から時計回りに、
中に餡の入ったお餅のお菓子、キャベツの梅酢漬け、ナムル、ムルキムチ(大根)、少し固めの木綿豆腐黒ゴマソースかけ。
どれもしっかり丁寧に作ってあって美味しかったんですが、ときめいたのはこれ。
トンナムル。独特の風味があってほんとにおいしかった!
でもこれ、何の葉っぱかな。
そして、メインのパジョンの登場です!
パジョンのパは、ネギのこと。ジョン(煎)は、一般的に材料と小麦粉と卵をまぶして焼いたもの。
特別なイベントや接待には欠かせないものであり、祭祀の御膳に上る重要なお供え物でもあったらしい。
具は、ネギの他、牛肉、貝、牡蠣、ホタテ、ハマグリ、海老、貝柱など。
生地は、もち米、米粉を、いりこの出し汁で溶いたもの。
味に深み、複雑味もあって、おいしい!
具も豊富。贅沢な味わいです。
かりっと焼き揚げるというよりは、蓋をかぶせ蒸し焼きする。
口の中で溶ける柔らか目の生地に、素材のうま味がからまって絶妙。
まさに、ビールに合う味なんだよなー
なぜ、東莱のパジョンが有名になったのか?
ネギが東莱の特産品だったこと、海が近く海産物が豊富なこと。
この味、ずっと受け継がれるといいな。
東莱パジョン 小サイズ 20,000ウォン。
帰りは歩いたら、5分で駅に着けました。
PS.それにしても、1人で食べる食事は味気ないね。「海産物の出汁が生地ににじみ出てて美味しいよね~」とか、「焼き具合が絶妙だね~」とか、「このごま油、コクあるよね~」とか、いつもみたいに言い合いたかったよ、みんな。。。
東莱ハルメパジョン
(釜山の民俗飲食店1号に指定)
東莱区庁の隣り
営業時間:11:00~22:00
TEL:(051)552-0792
釜山市 東莱区 福泉洞 367-2
釜山の地下鉄は1号線と2号線の2つ。
ソウルと同様、色で分けてあるのでわかりやすい。
各駅に番号があり、ハングルを読めなくても大丈夫。
まずはこの販売機で切符を買う。
線の番号(1か2)と、行きたい駅名をタッチしてお金を入れる。
これが切符。改札口に切符を入れ、ホームへ。
きれいな地下鉄ですよね。
韓国語、中国語、英語、日本語のアナウンスが流れます。
「電車が参ります。次の停車駅は、、、」ってね。
釜山から慶州まではバスで行ったので、
慶州から釜山へ電車で戻ることにする。
急行「ムグンファ号」。
②、③番線から出発。
無窮花(ムグンファ)号。ムグンファ、「むくげの花」の意。
出発は慶州駅。
そういえば慶州の家の屋根はこんな形。
古都慶州を離れ、韓国第2の都市釜山へ向かう。
慶州から釜山までバスで1.5時間の距離、
2時間以上かけて電車で戻る。
だってバスじゃ、こんな車窓の景色楽しめない。
ときに高速道路と並行に走ったりもするけど、
トコトコ走りながら味わうこの緩やかに過ぎる時間、
慶州の余韻に浸りつつ、次に訪れる釜山での予定を立てる。
なんて言ってる間に、釜田(プチョン)に到着。
さて、釜山の中心まで地下鉄で10分。