乃木坂駅から、
右手に霊園、左手に青山公園を仰ぎ六本木通り方面に向かい、
外苑西通りを右にまがってすぐ。
ビルの1階にあるスタイリッシュなお蕎麦屋さん「祈年(きねん)」。
そのオシャレな空間に反し、メニューと一緒に置かれた
店主のそばへのこだわりを語る小冊子。
蕎麦にかなりの思いがある職人さんのようです。
以下お店のHPより。
祈年は、手打十割蕎麦の専門店です。
何よりも「蕎麦という穀物の旨み」を大切にしています。
この旨みを味わっていただくために、今までの十割蕎麦の店とは異なるこだわりを貫いています。
発芽させた蕎麦をつかうこと、十割の水ごねでつなげること、
粗めに挽き蕎麦の新しい可能性をひきだすこと、
どれも、蕎麦という穀物の旨みを引き立たせるための挑戦のひとつなのです。
皆様に、「今までの蕎麦は何だったんだろう?」と、感じてほしい。「うまい」と膝を打ってほしい。
そのために、今日も祈年は石臼を回し、蕎麦を打ち続けます
文面からも職人堅気根性、感じます。
せっかくなので、3色もりをいただくことに。
薄口と濃口、2種類のそば汁。
薬味は、ねぎ、わさびと塩です。
頼まずに塩が薬味として出てきたのはこのお店がはじめて。
この日は、残念ながら手挽きが切れてまして、
左から、
ささめ、更級、豊穣(塩とわさびで)の三種となっておりました。
すべて10割ですが、挽き方によってこんなに見た目も、味も変わるものなんですね!
いやいや、蕎麦って奥深い。
この中で、一番すきなのはやっぱり豊穣。
粗挽きで表面ちょっとぬめり系、というのが自分の好みだってこと、
最近わかりました。
薄口のお汁はさらしな向きとは思いますが、やっぱりお蕎麦は濃い目のお汁できりっといただくのが好みです。
ちょっと違った味を楽しむのには塩もいいですが、やっぱお蕎麦は濃口の出汁のきいたお汁に限りますね。
蕎麦湯も、とろみがあっておいしかったです。
回りのお客さんは、そば前をお酒と一緒に愉しんでいらっしゃる方が多かったかな。
そんな都会のお蕎麦屋さんの3種盛り、1850円。
値段以上の満足感あります。
祈年 手打茶寮
東京都港区西麻布1-15-9 1F
03-6447-2308
ラストオーダー3時AM。
二次会向け、
もしくはレイトスターター向けのお蕎麦屋さん。
二次会という位置づけでいただいた、
焼酎の蕎麦湯割り。
それにしても、
4時までやってるお蕎麦屋さんってすごい。
表参道は眠らないね。
しまだ
東京都港区南青山3-13-3
03-3403-0201
18:00~04:00(LO.3:00)
20分ほど待って店内へ。
お蕎麦も蕎麦前も、
オトナな感じで楽しみたい人向けの渋い神保町のお蕎麦屋さん。
お酒の銘柄やメニューが所狭しと貼られる店内。
渋いよね。
冷たいお蕎麦メニュー。
合もり(並そばと田舎そば)をいただく。
私みたいな素人には、
こんな風に食べ比べできると、
お蕎麦の味の違いを楽しめていい。
見るからに瑞々しくツヤツヤでおいしそうですよね。
喉越しもいいし、そばの風味もあるし、歯ごたえもいい。
まじめな職人さんの手で作られたものは、
ほんとにおいしいです。
おつゆは、<濃口><淡口>から選ぶことができます。
が、お蕎麦にはやっぱり濃い目の方が合うと思うので濃い目をいただきました。
薬味は、ねぎ、大根、ゴマとわさび。
どれも切り立てでフレッシュ。
そして蕎麦湯。
鉄瓶入りです。
とろみのある蕎麦湯でした。
蕎麦湯っていいですね。
最近、とても好きになりました。
ほんのり香るお蕎麦の香りと、やさしい味わい。
蕎麦湯を楽しむためにお蕎麦を食べるくらい(笑)。
お土産用のお蕎麦もいただけるようです。
神保町。
表通りから一本裏通り沿い。
再訪希望!
松翁 (まつおう)
東京都千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529
(JR 水道橋駅より徒歩7分、都営地下鉄三田線・都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線 神保町駅より徒歩5分)
本郷をぶらぶら。
例によってお昼はお蕎麦。
くどいですが、東京ってどの街にもおいしいお蕎麦屋さんはあって、
ふらっと入れる気軽さがいいですね。
場所は本郷3丁目。
メイン通りから一本奥に入ったところにあるお蕎麦屋さん「田奈部」。
辛味大根そばをいただく。
正しいサービス業というのは、こういうのを言うのだろうな、という感じのお店。
接客も丁寧だし、お店も清潔だし、器もいい、盛り付けも丁寧、薬味もすり立て。
というオールマイティさ。
場所柄なのか、客層も落ち着いていて、
一人もしくはご夫婦と静かなときが過ぎる。
そして、お蕎麦。
カツオだしのきいたエッジのあるおつゆと、
コシのあるお蕎麦の相性は抜群でした。
大人がホッとできる居心地の良い空間。
手打そば 田奈部 (たなべ)
東京都文京区本郷3-35-6 大石グリーンビル 1F
03-3814-0218
Frank Sinatra My Way - Live 1971
Eテレ「ミュージックポートレート」。
5月22日、黒柳徹子さん・加山雄三さんゲストの号。
10曲目<人生の最期に聴きたい歌>にお2人が選んだ曲。
Frank Sinatraの”My Way”。
なんと偶然にも同じ曲でした。
番組始まって以来はじめてじゃないでしょうか、お2人が同じ曲を選ばれるとは。
TBS系「サワコの朝」。
土曜の朝7:30~阿川佐和子さんMCのトークショー。
インタビュー形式で繰り広げられるトークの合間に、
ゲストが選ぶ「記憶の中で今もきらめく曲」が2曲紹介される。
5月25日のゲストは、ips細胞の山中教授。
1曲目は、美女と野獣の「Whole New World」。
30歳のときに留学のため、初めてアメリカ大陸に降り立ったときの思いと重なる当時の大ヒット曲とのこと。
そして2曲目に山中先生が選んだ曲は、なんとFrank Sinatraの”My Way”でした。
曲が流れる中、姿勢を正されてじっと静かに聞き入っておられた山中先生。
それにしても!
年齢も、環境も違う、黒柳さん、加山さん、山中先生が同じ曲を選ばれるとは。
時代に果敢に挑戦、次々と立ちはだかる壁を乗り越えた後もなお邁進しようと努力し続ける人にとって、
この曲は特別な意味を持つらしい。
![]() |
Sinatra: |
the Best of the Best | |
Capitol |
小石川の植物園に行ったついでに巣鴨によってみた。
おばあちゃんの原宿?
とか呼ばれてるけど、高齢者向けの衣料品やら、食材やらのお店が並び、
とげぬき地蔵とかもあったりして、
自分の母でも、原宿は疲れるかもしれないけど、巣鴨なら疲れることなく歩けるかな、
といったところか。
その巣鴨の商店街にあるお蕎麦屋さん「菊谷」。
蕎麦作りに情熱をかける若手蕎麦職人の店、という感じで好感が持てる。
2種類のお蕎麦がいただける「利き蕎麦」をいただくことに。
左が、茨城の熟成もの、右が、板橋 二年天日干し、
とのこと。
二つの個性がしっかり出てて、蕎麦の種類による味の違いを食べ比べるのも楽しい。
まだまだ蕎麦道素人の自分には、熟成によってどんな風味が生まれ。天日干しによって蕎麦がどう変わるのか、
どちらも大変おいしかったですが、その辺のことはちょっとわかりませんでした。
ただ言えるのは、
それぞれの盛りもしっかりしていて良心的だってことくらいかな(笑)。
色からしてお分かりだと思いますが、左の方がより繊細、右のお蕎麦(個人的にこちらが好みです)の方がより野性的、
なお味でした。
そばつゆも好みのしっかり味でした。
蕎麦湯 半透明でしたが、蕎麦の風味はしっかり出てました。
お蕎麦って、ホントに奥深いねぇ。
菊谷
東京都豊島区巣鴨4-14-15
03-3918-3462
プラチナ通り沿いのお蕎麦屋さん。
利庵(としあん)。
土曜の午後2時。
それほど広くない店内も満席。
開襟シャツにサングラスを頭にかけ、
隣りにはギャル、みたいな業界人っぽい人でいっぱい。
みなさん楽しげにお酒を召し上がっていらっしゃいました。
最近お蕎麦屋さんにちょくちょく行くようになってわかったこと。
東京のお蕎麦屋さんは、
ただお蕎麦だけをいただくお食事処ではなく
(もちろんお蕎麦だけのお店もあるけど)
卵焼きや蕎麦かきの他、天ぷらやなにやらでお酒を飲むところ、
で、お蕎麦だけでなくお料理で評価されることが多い、ということ。
まさに、文化なんだよね、これって、東京の。
というわけで、
昼間からお酒を愉しむ人をうらめしく眺めつつ、お蕎麦を待つ。
せいろう(せいろそば)。
それまでの居心地の悪さを打ち消すほど、とても好みの味でした。
コシがあって、蕎麦の風味もあって、舌でちょっとだけざらつく感じ、
そして、玉笑ほどではないけど、表面の微妙なぬめり。
おいしかった!
出汁の効いた、
しっかり系のおつゆととてもよく合いました。
蕎麦湯も、ほどよい白濁でおいしかった。
今度はお料理もいただいてみたいな、
白銀に行く機会さえあれば。
利庵 (としあん)
東京都港区白金台5-17-2
03-3444-1741
引き続き、蕎麦道歩いてます。
いくつかまとめてご紹介。
丸ビルの一茶庵。
あの大雪の日以来の再訪です。
前回は更科系のお蕎麦だったので、今回は気合いれて田舎そばを。
たしかに、麺も太め、しっかりとしたコシもあり、
おつゆもしっかり出汁が効いていて、
十分に「蕎麦」を愉しむことができます。
おねぎも切り立て!
おいしいです。
それにしても、このお蕎麦屋さん、
東京駅からも近く、景色も良くて
観光の1拠点としても力を発揮しそうなお食事処ですね。
一茶庵の田舎そば、975円。
おいしかったです。
鎌倉 一茶庵 丸山 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1
丸の内ビルディング 6F
03-3201-0755
亀戸の老舗割烹料理やさん「升本」
TBSのぴったんこカンカンで紹介されてた、
「あさりご飯」がとてもおいしそうだったのでこの機会に!
と思っていましたが、
やはり藤まつり期間中は、満席御礼でした。
玄関に飾られた大根について。
これは「亀戸大根」、別名「お多福大根」と呼ばれるもので、
昭和のはじめ頃まで、亀戸で栽培されていました地の野菜らしいのですが、
升本さんが、この江戸伝統野菜「亀戸大根」を甦らせ、
「亀戸大根あさり鍋」をはじめとしたオリジナルの大根料理を生み出した、
とのことです。
キメが細かくビタミンCも豊富、とのことですが、
次回亀戸に来ることがあったらぜひともいただいてみたいものです。
亀戸升本
東京都江東区亀戸4-18-9
03-3637-1533
4月26日(土)晴天。
菅原道真公をお祀りした下町の天神さま。
東京の亀戸天神へ。
毎年、
4月下旬から5月のGWまで開催される藤まつり。
(以下、亀戸天神社HPより)
亀戸天神の藤は、
約350年前の神社創建当時から植えられたと伝えられ、
古くは廣重の錦絵に描かれるなど、その見事さは江戸市中まで知れ渡り、
人々は「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」と褒め称えた、
という。
見事です。
こんな立派な藤、初めて見た!
背景にはスカイツリー、
境内の舞台ではお囃子が奏でられていました。
境内に100株以上ある藤の花。
心字池に写る姿と淡い香り。
藤の花を見てこんなに感動するとは、
さすが東京随一と誉れ高い亀戸神社の藤。
亀戸天神社
東京都江東区亀戸3丁目6番1号
TEL : 03-3681-0010
総武線亀戸駅下車 北口より徒歩15分
総武線、地下鉄半蔵門線錦糸町駅下車 北口より徒歩15分
都バス亀戸天神前下車すぐ
今年のGWのファミリーディナーは、
日ごろいろいろお世話になっている、
みかどさんにてカウンター寿司。
まずは、
タコとさばの酢の物をいただく。
お酒を飲まずとも新鮮な魚は十分楽しめる。
さて、お寿司スタート!
トップ写真の赤貝。
ひらめ。
サイドオーダーでいただいた、
茶碗蒸しとアサリの赤だし。
お寿司屋さんの楽しみは、
こういうサイドのお料理にもありますよね。
ひらめのエンガワと卵。
みかどさんの卵は、卵焼きにご飯を入れ込むスタイル。
好きなお寿司だけを好きなだけいただくのって、
オトナな感じだし、なかなかいいものですね。
ていうか、
自分の好みがかなり限定的だということに改めて気づく。
味三昧 みかど
愛知県大府市 4丁目33
0562-48-0220
5月18日。
初夏を思わせる快晴の日曜日。
シャクヤクも満開。
肌を刺す強い日差し。
まぶしい。
花もまぶしい。
満開だ。
春爛漫シリーズ1に登場した花の中にはすでに枯れてしまったものもあるけど、
このサクラソウの花の命は結構長くてウレシイ。
アジサイ開花まであと少し。