日本代表キャプテン長谷部選手の著書。
副題「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」
とあるように、
「心を鎮める時間を作る」、「整理整頓」「遅刻が努力を無駄にする」
など、長谷部選手が普段から実践している「習慣」が56個記されている。
すべてがあまりに教訓的で、学級委員にお説教されてるような錯覚に陥る瞬間もあったけど(笑)、
吐くほどのプレッシャーを抱え、日本人を背負って孤軍世界で戦う覚悟を思うと、
きっとこれくらい律しないとサバイバルできないんだなー、
と納得。
でも共感できたとこありました。
「孤独に浸かる」の項。
長谷部さんは、ひとり温泉を推奨されていて、
「自分にとって本当に大切なものは何なのか、自分と向き合う時間を作るのに「ひとり温泉」はうってつけ」
と。
わかる~
自分は、長谷部さんが訪れるような豪華な温泉には行けないけど、
道すがら、ひとりで考えたり、
温泉に浸かりながら、いろいろ思ったりすることで、
自分を静かに見つめられる、ってところはとても共感できました。
共感できたのそこだけ?
って突っ込まれそうですが、
とにかく終始「超まじめ」スタンスが貫かれていてちょっと疲れました(笑)。
終わりの方で紹介されてたエピソード。
キャンプかなにかのときの食事中、某後輩が、
「お前、ご飯が残ってるじゃないか!一粒残さず食べろよ!」
と言うと、言われた方の選手が言ったひとこと。
「長谷部か!」
長谷部さんは、そういう感じでいじられているのですね。
そんな隠れネタ満載。
長谷部選手の公私に触れられる一冊。
それにしても、
長谷部さん世代のカリスマはやっぱりミスチルなんだなー、
と納得。
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫) |
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