KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

♪おたまじゃくしは…♪

2010-04-22 | KOFUKU日記


♪おーたまじゃっくしぃわぁ かぁえるぅのこぉ~♪
 
ってことで、おたまじゃくしはカエルさんのお子さんですね。
決してなまずのお子さんではございませんことは皆様もご存知のとおりです。

世には「カエルの子はカエル」と言う、すごい言葉があります。
一発で「努力」と言う希望的な言葉を打ち砕くすごさです(^^;)
やっぱ、才能ってのは多くの場合、遺伝するものなのですなぁ。

先日、TVでも、そういうのをやっていて、遺伝学の有名な先生が
「こういうと努力とか、頑張れば出来る、って言葉を無にしちゃいそうだけど
遺伝の力というのが大きいと言うことは立証されています」
とすまなそうに^^;おっしゃっておりました。

更に先日ネットに現れた医学的検証記事に寄れば
「こどもの頃の英才教育は知的発達に意味がない」そうで…。
フラッシュカードとかドンだけやっても全く意味ないし、
逆に学びたくない子の基盤を作る可能性もあるとか書いてあって
こどもに関わってきた私には、お母さんたちの悲鳴が聞こえそうでしたね(^^;)

以前、外国のある先生にフラッシュカードは意味がないと聞かされ、
それはどうしてですか?と聞いたら、
「多くの人は短時間のうちに物を判断することが知育に繋がると考えているが、
やっていることは犬にお手を教えているのと同じです。
同じ図柄、同じ意味のフラッシュカードは反復能力(だったかな?)は育てるけど、
それは身体と脳が記憶していることに反応するだけに過ぎない。
本当に知育につなげるには、そのスピードで思考することが大事。
つまり考える、頭と心を使わないと意味がない。
だからフラッシュカードより、ゆっくりで善いから
考えながらお話を聞いたり、本を読んだり、芸術するほうが
頭の良い子を育てる基本になるのです。」
と教えてもらい、私自身はそのとおりだなあと思っておりました。

そんな中でこの「才能は遺伝する」って話題、
とってもタイムリーでした。

と、言うことで、
世の中には「天は二物を与えず」をかるーくクリアして、
二物も三物も持ってる、なんともうらやましい方々が存在いたします訳です。

俳優業、それも日本でも一握りの位置に存在することを許された
日本を誇る俳優さんたちが私の周りにはたくさん存在いたしますが、
やっぱりそういう方にもそういう遺伝系の人が多いですね。
お父さんやお母さんが俳優さんとか女優さんとか
音楽家とか画家とか芸術系の方が多い気がします。

TVの遺伝の先生に寄れば、環境もかなり影響するって事でしたが
やっぱり親御さんや近しい方がそうだと環境も必然的にそうなりますもんね。
うーん、やっぱり遺伝と環境は同一の場にある気がしてきました。

だって子どもの頃は親がすべての世界の架け橋ですもんね。
小学校の3,4年生になれば自分の世界が目覚めてくるので
自分で判断するようになるから別ですが、
それ以下のちいさなこどもにとってどんな親も絶対的なもので、
絶対に間違いがないものですもん。
親の言うことは全部信じちゃうし、そんな親を正しいと模倣をして育つ。
となれば、親の身近にあるものがまず身近になっていくんでしょうね。
いわゆる環境的な遺伝ですか。

私の知ってる人にお掃除が全く出来ない女性が居ます。
出来ないって言うか、全くしない(^^;)
精神的な理由なのかなーと思っていたらば違いました。
親御さんも全くお掃除をしないんだそうです。
だから彼女はお掃除のやり方や必要性を感じないわけですね。
お掃除をしてない部屋で育ってきたから、掃除しなくても気にならない。
だってそれが当たり前なんだもん!って感じ??

と、思えば、これまた友人にお掃除がとても上手な人が居ます。
その方のお母さんはお掃除好き。ってか、潔癖症に近い(^^;)
だから、その友人は常にフキン持って歩く感じです(笑)

これら、まさしく「遺伝」の力でしょうかね。
そう考えると自身の思考や行動が未来を作るのだとひしひしと感じちゃいますねー。


さて、今回のトップの写真は最近の洗足のクラフトマーケットプレイスの一部。
カンナちゃんや私の作品の中にちょこんと置かれている額。
実は夢の街手しごと工房の助っ人、米澤さんのお母様の作品なんです。

えー、クラフティアン米澤氏の本職は俳優、
そして画家(プロ)と言うのは一部で有名な話ですがー、
これまた遺伝の神秘のなせる業を見ちゃいましたよー。

クラフティアン米澤氏のお母様、米澤千恵子さんは
実はこのデコパージュと言う芸術の先生で作家さんなのです~!

先日、私たちの工房にご見学に来てくださりまして、
クラフティアン米澤氏にお願いして制作していただいている
「クラフトデコレーション用の木の額」をお買い上げ。
そしたら、こんな素敵な作品になって里帰りいたしました!

作品は二つ。
どちらも私たちの好きなアンティーク仕様になってます。

一つはトップでご紹介した写真の手前の作品
しっとりしたグリーンとゴールドをベースにした色で額が彩られ、
額の中は春の景色の中、貴婦人が佇んでいる絵を
ふっくらと中綿を入れて膨らませたクッションのようなお作り物です。

そしてもう一つがこちら。



こちらは温か味のあるブラウンとゴールドを貴重としたお色で、
青空が印象深い川べりの様子が描かれた図柄。
表面はアンティーク風にひび割れの入った加工が加えられ
お部屋においておくだけで、懐かしい空気感が漂います

さすがは細かいところまでこだわるクラフティアン米澤氏のお母様。
細かいところまで、凝った御作りなんです。

米澤さんは芸術家気質AAA(トリプルA)をあげたい位の方でして、
舞台美術でも絵でもクラフトでも、彼のこだわりはすごいです。
特に細かい部分のこだわり様、その細やかで繊細すぎる意識は、
凡人の私たちにはすでに神の領域ザマス…

(写真は一心不乱に額を作られるクラフティアン米澤氏のみ姿…神々しい


実はこの作品を頂く前にですね、千恵子様の御作品を頂戴したんです。
それらは3Dと呼ばれるものみたいです。
数枚の絵を切り抜き、立体感を出してある作品です。
今は洗足にて全作品飾られているんですが、
いやー、そこに「遺伝」を見ましたっ!
千恵子お母さんの作品、そりゃ~細かいんです。
他の方ならなさらないだろう、細かい、細かいところまで3D!
「これ、一体どうやってカットしたんですかっ?」
って所ばっかりで、それは素晴らしい出来なんですよー。
千恵子先生ご自身も
「ここまでやらんでも、っておもうんやけど、つい」
と笑っておいででした。
3Dもやはり普通の方よりもたくさんの枚数を使って製作なさるそうです。



これはくまさんの小さな額なんですが、これねぇ、
写真では分からないのが残念ですが本当に細かいんです。
実物、見たらびっくりするくらい繊細です。
この小さなお魚とかも3D!それもこんな小さいものに
ちゃんと裏にスポンジとか貼ってあるんですよぉ!
あたしが作ったらあっという間に鼻息でパーツがなくなること間違いなし!

「すごいなー、カエルの子はカエルだわ~」

とシミジミした瞬間でした。

私も母の子として生まれたならば、母の名を高めるような生活せねば!
「さすが彼女のお子さん!」見たいなね!

あ、ちなみに米澤氏のお父様はご本も出されるくらい
文筆に長けておられ、ライフワークで小説などを書かれ、
更にはマンドリンオーケストラなどで音楽などもたしなまれる
という様なお父様であられます。


………

♪おーたまじゃっくしぃはかえるのこぉ~♪

(笑)

とにも、かくにも
親子が似ていると言う遺伝の神秘は美しきかな