KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
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南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

MUSICBOXさんの 「prayer~祈り」

2012-03-12 | KOFUKU日記
MUSICBOX 「prayer~祈り」


"The Prayer"
written by David Foster, Tony Renis, Carole B. Sager
and Alberto Testa
日本語詞 小西のりゆき
歌:小此木麻里 小西のりゆき 向井浩二 YUKA(MUSICBOX)

瞳閉じて思い出して
愛したこと 愛されたこと
いつの日か巡り会える
その日まで その時まで
祈り捧げよう

人は誰も一人じゃない
手を伸ばせば誰かが ほら
いつの日か夜明けは来る
その日まで その時まで
祈り捧げよう

苦しみに打ちのめされ
悲しみに嘆こうとも
その涙 勇気に変える力信じ歩き出そう

人は誰も一人じゃない
手を伸ばせば誰かが ほら
いつの日か夜明けは来る
その日まで その時まで
祈り捧げよう

生きてゆこう 生きてゆこう
祈り続けよう


(原曲はCeline Dionセリーヌ・ディオンと
Josh Grobanジョシュ・グローバンのデュオです
ここでは、福祉施設や学校を中心にボランティア活動をする
プロの音楽集団「MUSIC BOX」が歌います。
「塔の上のラプンツェル」の歌姫の小此木麻里ちゃん、
同じ様にディズニーアニメ「魔法に魅せられて」の主題歌を吹き替えた
ミュージカル俳優の小西のりゆきさん、
自らシンガーソングライターでプロデュースもする向井浩二さん、
そして、このユニットのオリジナル曲を作曲し、
ピアノ担当でもあるYUKAさんの4人ボーカルに、
今回はひとりストリングだったバイオリンの樋口さんを加えて構成されています。)





311の祈りの夜から一夜が明けました
今月は祈りの気持ちをさらに持って
この日々を過ごしていきたいと思っています。

もう15年ほど前からご一緒にお仕事のご縁を頂き、
私の尊敬する先輩でもあるミュージカル俳優の小西のりゆきさんが
素敵なお仲間の皆さんと祈り深い歌をご紹介くださいました。

コニタンこと小西さんはミュージカル俳優活動の傍ら、
MUSICBOXというチームでボランティア活動をされています。
私も以前、何度か拝見させていただきましたが、
とても素敵な音楽で多くの方に愛と幸せを伝えておられます。

小西さんのお歌は本当に愛が溢れていて、魂があって素敵です。
ソウルメイトの鎧くんが亡くなったあと、初めて聞けたのが小西さんの歌でした。
折しもMUSICBOXのチャリティであったことを覚えています。

そして愛する相方さんが病気になって不安で一番辛かった時
親友の一人、雄ちゃんに同伴してもらってまでも
聞きに行きたいと唯一思えたのが小西さんのお歌でした。
奇しくも、私自身がとても親しくしていただいた歌姫、
白血病で亡くなられた本田美奈子さんの曲をメインにしたライヴでした。
それからわずか数週間で突然に相方さんは逝ってしまったのでした。

今思えば、あの日のライヴでそばに居てくれた雄ちゃんは、
Gちゃんが逝った日、最初に私のそばに駆け付けてくれて
私の隣でずっとずっと肩をだいていてくれた人なのでした。

あのライヴは小西さんの愛ある歌を通して
美奈子さんや天国にいるソウルメイトたちが、
これから来る相方さんとの別れの時を案じ
歌を通して愛を注いでくれていたような気がしています。

小西さんの歌は不思議と私の人生の節目で私の耳に響いていて
私にはなくなった人たちや小西さんのお人柄もあって、
なんというのかなぁ、天使というか、神様というか、
その世界とふかーくつながっていると思えるのです。
私にとって天から聞こえてくる歌なのでした。

(この場をお借りして、小西さんや雄ちゃん、
そしてお仲間の皆様に心より感謝申し上げたいと思います。
本当にいつも愛をありがとうございます。
私は皆様の愛で生かされています。感謝。)


私もずっとミュージカルやショーの公演活動という形や
その時その時にできるチャリティを続けてきましたが
今はそれらを一緒にやってくれていた相方さんや
ソウルメイトや仲間もそばにいないし、
この南の地で未だに一人こもっているので(;^ω^)
今は小西さんのような大きなことはできませんが
こういうささやかな場所ですが、シェアをするという形で
愛のみなもとにつながっていければ嬉しいなぁと思っています。

私にとって芸術というのは愛や祈りそのものです。
芸術は天と地を結ぶ架け橋のようなものだと思っています。
お芝居や歌や踊り、絵や詩、自然や宇宙の神秘、
そして美しさ、そんな芸術という世界を通し
愛を伝えるものの一人でありたいと願っています。

小西さんの訳された歌詞。
関東圏にいたので大きな揺れは体験したものの被災者ではありませんが
突然の死によって予期せぬ2度のこの世での永遠の別れと
嫌が応にも新たな人生を始めなくてはならなかった日々を
経験した、今も経験している私にはとても胸に響きます。

私自身、どんなに未来に希望を持とうとしても、
突然に過去も今も未来もを失うという経験は
流石に2度ともなると大きな壁となってしまい、
また起こるのでは?と言う不安から切り離すことが難しく
どうしてもネガティヴになってしまいがちです。

でも、それでも、それでも私は明日を信じていたいと思うのです。
その気持ちをいつか心にしっかりと抱ける日を信じて祈り続けたいと思う。
この詩のように。

この歌を通し、皆様の心にも、
たくさんの愛と平安と美と真実を通して
小西さんたちの祈りと愛が伝わりますように
そして、この曲に抱かれて皆様の中に生まれた愛と祈りが
ご自身の、そして多くの痛みを持つ方の心を癒しますように

愛をこめてこの曲をお届けいたします。