KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

放射能時代におもうこと

2012-04-03 | これからの世界
 

《風がしゅごい~~@@ 竹に渡る風を見るチビさんたち》


今日は朝から暴風雨。すごい暴風雨(;・∀・)
窓から見た裏の竹林はすごい勢いで横倒しになびき、
飛び散る葉っぱはすべて天上に吹き上げられてゆき、
地上には周辺の木々の枝や大きな幹の皮がガッツリはがれて、
ドゴン!と音を立てて降ってくるくらいの暴風雨デス(~ω~;)))

朝から雷が鳴り響き、雷大っきらいのピーちゃんはコタツの中に避難(;^ω^)
どんなときにも外に出たがる野生児まろたんも流石にひるんで家の中でした。
暴風雨は9時くらいから徐々に収まって、今は時折晴れ&小雨。
でも風はまだかなり強いです。
庭に出たチビさんたちも時折ビビって戻ってきます(;・∀・)

でも、われわれ南国に暮らす人間はこのくらいの暴風雨は慣れっこ。
なんせ、雨季に雨が降れば、バケツをひっくり返すくらいのスコールだし、
台風銀座ですから、大きな風には慣れとります。

でもこれは関東とかではそうとう大変かも。電車とかすぐ止まっちゃうし。
暴風雨の到達は今夜あたりかとは思いますが、
どうぞ戸締り等気をつけてお過ごしくださいね(m´・ω・`)m


ということで、昨日は善きお天気で庭にバジルと赤紫蘇の芽が出たんですが
この暴風雨で、表面の土が舞い上がり、雨で流され、かなり悲惨な感じに…。



《写真は何とか生き残った芽ちゃん達 頑張って育ってね♪》

せっかく芽吹いたのに~だったんですが、
でも自然の営みですから、天に任せましょう(^-^*)(・・*)(^-^*)(・・*)

はい、ということで、私は植物を育てる際、
「なんちゃって自然農法」で育ててます。
ええ「ほったらかし」が基本ですの。ホホホ(-^〇^-)

そう、ここでも相方さんの意志を継いでね、リアルストレートにね、
演技しない演技、生きたそのまま、みたいなこだわりでしょうかね(笑)
って、それだけの気力と根性と能力がないだけです。はい(;^ω^)

そこに、自分が教わった「いいもの」を足していきます。
備長炭や竹炭チップまいたりとか、生みそ水をまいたりとか、
北海道で培った(;^ω^)なんちゃってバイオダイナミック農法も混ぜ混ぜ。
そう、宇宙と連携プレーで植物栽培♪
あ、でもバラのためにハサミで毛虫をぶった切ったりはしません。
(あの経験はきつかったぜ…;・∀・)
我が家では虫さんも出来る限り共存でお願いしてます。


なぜそうしているかって言いますとね、以前からですね、
若き友人らが奈良の奥深い山村で、お茶やらコメやら野菜やら
この自然農法で作っているんですが、これがね、すごく美味しくてね。
そういう野菜とか使って、薪で焚いたご飯でカレー屋さんやったりしてる友もいて。
奈良だけじゃなく、浜松やら長野やら三重やら淡路島に北海道に長崎に
まあ、あっちこっちとそういうご縁の方々がいるんですな。

この10年、意図せずにですが、これまた自然に、
自然農やらバイオダイナミックのお野菜やらに囲まれていたので、
やっぱり雑草さんと競ってまでも実りもたらす、奇跡のお味が好きですね。

実際、雑草と一緒に育ってくる葉っぱたちはすごく強いんですよ。
だから、残った種もすごく強い遺伝子を兼ね備えているんでしょうね。

例えば、その友人のお一人が「春の番茶」というのを作ってるんですが、
これはね、凍てつく冬の間、春に芽吹く直前の茶葉から作ったものなんです。
だから、芽吹の為のパワーが茶葉の中にぐーっと潜んでいるのです。
お茶を飲むとその「気」みたいなものが身体に作用するのがわかるのです。

はい、私は感覚派です(^0_0^)
なので、基本ね、ほったらかし。

シュタイナー学校のクラスで、小さい幼稚園の子達が食前に歌う歌があります。

大地がそだて、太陽が実らせた
ありがとう、太陽。ありがとう、大地。
感謝して頂きます♪

そんな風に育ってくれたらと。

うまく言えませんが、この世で植物たちが育っていく様は人生とそう変わらない。
それを見つめることにもすごく意味があると思う。
それを食していくことは、もっと意味があると思う。
あなたの命を、私の命にしていくわけだからして…。


シュタイナー学校では大きくなると祈りがこう変わっていきます。
      

   くらい土のなかから 種が芽をだします

  風のちからにふれて 葉をひろげます

  そして日の光を受けて ゆたかな実を結びます

  そのように心の種は からだのなかで芽をだし

  そのように魂の力は 世の中に向けてひろがり

  そのように私たちは 精神の光の中でゆたかな実を結ぶのです 


間引かれて環境を整えられ、大きく育つもまた一興、
雑草に揉まれ、雨風に弄ばれて育つもまた善し、です。
だから、自然がいいなぁ、生き残ってねーって思って育てとります。


それもなぁ、ここだから出来るんですよね。
私は南国に住んでます。本土では原発事故から一番遠いとこデス。

さっきも書きましたが、私には沢山、自然と密着して生きてる友人がいるんです。
でも、多くの人は関西より北に向かって住んでます。
中には畑を深刻に汚染されて、すべてを失った人もいます。
でも、ある意味、そう言う人は次に動けているんですが、
私が憂いてしまうのは、放射能の汚染が明らかにならない土地で
今までと同じ生活を営んでいる人たちなのです。

多くの日本人は気にかけていないかもしれないけれど
確実にこの汚染は日本に爪痕を残すと思うのですよ。
そして、チェルノブイリの悲劇がここでも起こり始めるでしょう。
もう既に始まっているかもしれないし…。

私は愛する人を白血病で目の前でなくしました。
だから、もし悲劇が起きたらどうなるのかを知っています。
だから、余計に切迫感が在ります。

うまく言えないけど、私にはそういう危機感がものすごくあって
それで、ここにその危機感に急かされるように帰ってきた現実があります。
でも、あくまでも自分の中の危機感でしかないから、人にはなんとも言えない。

でもね、土曜日だったかなぁ、買い物代行に連れてってくれた父が言ったんですよ、
「今日は黄砂やっとか、灰やっとか、すごかねぇ、前が見えん」ってね。
車のガラスは埃だらけで、空気は霞んで、視界が悪かったんです。
なんてことない会話だったんですけど、でも、
「ああ、これだ、本当はこうなんだな」って強く思ったんですよね。
色がついてないからわからないけど、本当はこうなんだ、って。
そういうのを考えると、本当にどうしたもんかな、って思うんです。

自然農法やいろいろな素晴らしい生き方をしている人たち。
それ自体は本当に素晴らしい、すごい素敵なことだと思う。
そこに対する尊敬や憧れの念は消えることはない。

だけれど、311の原発事故以降、この国は変わってしまったわけで
場所によっては、その素敵な生き方やあり方が汚染を広げたりしてしまう。
関西以北で本当は今や自然農とかナチュラルな暮らしはありえないんじゃないかと感じてます。

森ではちみつを集め、畑で採りたての野菜を
大地の上で料理して手作りのストローハウスで食べる。

以前ならすごく素晴らしい景色だった。
でも今は場所によっては無防備すぎて恐ろしく
あまりに未来を見ていない、今だけの幸せを実現しているようにしか思えない。

だから、友の素敵な活動を聞いても、「いいねー」って言えない私がいる。
心の中で、どうしてもそれを選ぶ大人はもうどうなってもいいけど、
お願いだから子どもたちにはに食べさせんといてよ、って思ってしまう。

できることなら、そこまで自然や土地を思うのなら
安全なところに移って、そして後代につなげてください、
そう心から願ってしまう。


放射能問題ってとってもデリケートな問題だから、人によっては捉え方が全然違うし、
言い方によっては存在の否定になったり、相手の愛する土地の悪口に聞こえちゃったりする。
被害に遭ってる国民は、どこも悪くないし、誰も悪くないんだけどね。
いろいろ思っても上手く伝える言葉が見つからない。

だから、自分は自分のできる啓発とそれを阻止するお手伝いをするしかないなと思う。
静かに動いていくしかないな、でも、一つでもイノチを救いたいと思ってしまう。
あんな病気を作る放射能なんて、とんでもない。
もう受け入れていくしかないにしても、防ぐ事を考えたい。
あの病気で死ぬ人が独りでも少なくなるように、
私はそう願いたい。そう祈りたいです。


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イロコイ族の食前の祈り


母としてわれらを養ってくださる大地に
感謝をお返しします。

水を与えてくださる川や流れに
感謝をお返しします。

病を治す力となるすべての薬草たちに
感謝をお返しします。

太陽が消えた後も光を授けてくださる月と星たちに
感謝をお返しします。

慈悲に富むまなざしで大地を見下ろしておられる太陽に
感謝をお返しします。

最後に、すべての善なるものを形あらしめ、
その御子たちのために
あらゆるものを導かれる偉大なスピリットに
感謝をお返しします。

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そして
こんな気持ちの中で生きるたくさんの人々に
平和な世界が戻ってきますように



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