KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

2007-09-03 | KOFUKU日記
秋といえば、いろいろなおまけのついてくる季節。
たとえば、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋という風に。
ついでに言うと、気分のほうもかなり影響されるらしい。
秋は物悲しく、なぜかメランコリーな気分になるというものだ。
おかげさまで私も九月入って早々そんな気分満載(--;)
しかし、そんな気分でばっかし居るとほんとうに身体も心もめいってくる。
そういう原因になってる人とか居ちゃったりしようもんなら、季節的な気分にあおられて、その人のことを本当にダメになっちゃったり(過去の秋体験より><)
秋とはなんとも不思議な気持ちにかられる季節なんである。

と、ナーバスな気持ちになってたら、昔、一緒にハウスシェアしていたNさんというお姉さんの言葉を思い出した。
彼女は地元が一緒だったが、本当にカントリーな人で、いつまでも訛りが抜けず、さらに行動もずーっと田舎に居るときのままだった。
つまりおおらかで、何事も躊躇がない。ものすごい天然な人だったけど。
嫌なことがあったときも鬱っぽくなんてなったりしない。
落ち込むには落ち込んで、シーンとしてるのだが
突然がばあああっ!と立ち上がりおもむろに料理を作り始める。

「考えちょっても仕方なか。こげん時はおなか一杯食べるのが一番よ」

といい、次から次に料理を作って目いっぱい食卓に並べ、わしわしと食べ始める。
最初は「なんか味がわからん」といっているが、
そのうち「うん、これはいけてるネエ」などと言い出し、最後にはこういう。
「あ~、おいしか~!なんかもうあの人のことなんかどげんでん良くなってきた~。
もうこれでだめなときはそれまでよね。別にあたしが落ち込む事はなかのよ!
結局、相手がそれまでの器量しかなかったって事よね。
いいの、代わりはいくらでもいるから。
新しいのを探せばいいのよ~。あっはっは」
とそれは高らかに笑いつつ、残りのご飯を食べるのでした。
うーん、この人、すごいぜ、と私は思ってましたが(^^;)

今日はだんだん気分も滅入ってきつつあり、いろんなフラストレーションも溜まって来てました。
もう、いい加減にしてよ~って感じで。
いや、私もメンタル的に問題抱えてるんで我侭になりがちです。
自分の事だけわかって欲しくて落ち込んじゃうこともあるし。
そういう自分なので人様の事は早々いえませんが、けど自分は一つだけ守ってることがあるのです。
それは自分の友達や関係者ならまだしも、たとえば、友人の友人、そんな人たちに迷惑書ける事だけはしたくない、という事。
たとえば、友達の友達を絡めた約束などはどんなに自分の状態が悪くても、ドタキャンするような事はしません。
なぜならその行動による相手からの自分の評価もさることながら、相手の評価に影響を与えてしまうからです。
そういった行動によって、ドタキャンした人は何も起こらずとも、相手は友達を失ってしまうことすらあるからです。
(実際、昨年の冬はそういうお友達の行動により、大事な人を失いかけました。。。ーー)
さらに自分勝手な私は自分がしないことを他からされると腹が立つという心の狭さときています。。。
って言うか、今回はそれで(ドタキャンが理由で)その友達がちょっと大変な状態になってしまい、大変だったのです。ドタキャンした友達はそんな事は知る由もなく、つぅか、もうその人に言う気さえ起こらない・・なぜならその人は、言われることに抵抗を覚えるから。それに何故言われるのかの原因よりも言われてるという事実が受け入れかねるようだから、、、例えて言えば傷つけられたこちらのほうが悪い事をしているような、そんな気になってしまう。
それゆえに溜まるもやもや(--)
そんなことがあったので、今日は更にへこんで疲れてました。
しかしひょこっとNさんの事を思い出し、Nさんのような気持ちになるべくお料理をしました。
お料理って自分のためだけでなく、食べてくれる人のことを思わないと出来ませんよね。
とまあ、そういう事で色々思いをはせながら作った秋のメニュー。

ホタテときのこの炊き込みご飯
さんま刺し
焼き秋刀魚、大根おろし、ゆずこしょう添え
トマトのサラダ
秋のお味噌汁(麦味噌、だいこん、かぼちゃ、じゃがいも、しめじ)

ご飯作ってるうちになんだかNさんのように「あ~もう、なんだかどうでもいいや~、もうすてちゃえ」って気分に(笑)
決して友達がどうでも良くなったって訳じゃないんですが。
まあ、ある程度の憤りは解消できた気がします。
行動するって事は、次に移行することだから、そこにとどまってられないってのがいいのでしょうかね~。
気を取り直したところで、また残る問題に戻ります。
で、また行き詰ったら動くことにいたしましょう(笑)

今日の写真は行きつけの三鷹の古本屋さん、上々堂さんの夕暮れ時です。


Please Touch Me

2007-09-02 | KOFUKU日記
みなさんは「愛されたい」と思うことがありますか?
ただ、ただ、無性に愛して欲しいというとき、
抱きしめてあたためて欲しいと思うときがありますか?

わたしにはあります。

こんな詩があります。


Please Touch Me
わたしを抱いて

If I am your baby,Please touch me.
ねえ、もし、あたしがあなたの赤ちゃんなら
あたしを抱いてちょうだいね

I need your in ways you may never Know.
あたしの知らないこと、あなたからいっぱい教わりたいの

Don't just wash and diaper and feed me,
but rock me close, kiss my face and stroke my body.
あたしをさけたりしないでね
おふろにいれて、オムツを替えて、そしておっぱいをちょうだい
小さな身体を包むように抱きしめて
優しくあやして、ほっぺにキスして

Your soothing, gentle touch say security and love.
あなたが優しくさわってくれるだけで
愛をいっぱいかんじて安心できるの


If I am your child, Please touch me.
ねえもし、ぼくがあなたのこどもだったら
ぼくのこと抱きしめてね

Though I may resist,even push you away,
Persist;find ways to meet my needs.
ぼく、いやがるかもしんない
あっちいけ!っていうかもしんない
でも、なんどでもそうしてほしいんだ
だって、どうしてそんなわがままするかわかってほしいんだもん

Your goodnight hug helps sweeten my dreams.
おやすみってぎゅってされるといい夢みられるんだ

Your daytime touching tells me how you really feel.
いつもぎゅってしてくれるから、
ほんとうにぼくのことすきだよってわかるんだよ


If I am your teenager, Please touch me.
ねえもし、わたしがあなたのちょっと大きくなった子どもでも
お願いだからだきしめてね

Don't think because I'm almost grown,
I don't need to Know that you still care.
大きくなったんだから、なんて思わないで
あなたがわたしに必要ないなんてことないからね

I need your loving arms, I need a tender voice.
やさしい腕が必要なの
優しい声があたしには必要なの

When the road gets rocky,then the child in me still needs.
難しい時期だからこそ、ホントはまだ子どものままの私があなたを待ってる



If I am your friend,Please touch me.
ねえもしも、俺が君の友達だって言うんならハグしてよ

Nothing lets me know you care like a warm embrace.
A healing touch when I'm depressed assures me I am loved,
And reassures me that I am not alone.
君が気にかけてくれてるってだけで
君にとって僕がどんな存在かわかるだろ
落ち込んでる時だって、自分を愛していいんだって思い出させてくれるんだ
自分が一人じゃないって教えてくれる

Yours may be the only comforting touch I get.
君が抱きしめてくれる
それだけが俺の真実なんだ


If I am your sexual partner,Please touch me.
ねえもし、私が貴方の恋人なら、私を抱いていてね

You may think that your passion is enough,
But only your arms hold back my fears.
貴方は恋なんて情熱だけで十分って思ってるかもしれないけど
でも、貴方の腕に抱きしめられていると怖い事はみんな消えていくのよ

I need your tender reassuring touch,
To remind me I am loved just because I am me.
貴方の優しい指が必要なの
貴方に触れられて、私は愛されてることがわかるのよ
私が私だから愛されてるってことが良くわかるの


If I am your grown-up child,Please touch me.
もしもが僕が大人になってしまった子どもでも
抱きしめて欲しいよ

Though I may have a family of my own to hold,
I still need Mommy's,Daddy's arm when I hurt.

もう僕には守るべき家族がいるけど
それでも胸の痛みを覚える日には
父さん母さんに抱きしめて欲しいんだ

As a parent the view is different,
I appreciate you more.
二人の居る場所から、これまでの僕を覗いてみる
ものすごく感謝の気持ちがあふれてくるよ


If I am your aging parent,Please touch me.
もしわたしらがお前の年老いた親なら
どうか抱きしめていておくれ

The way I was touched when I was very young.
Hold my hand,sit close to me,give me strength,
And warm my tired body with your nearness.
お前がうんと小さかった頃、私たちがお前にしたようにね
優しく手を取って、隣に座って、励ましておくれ
寄りかからせて、年老いて疲れた身体を温めておくれね

Although my skin si worn wrinkled, it loves to be stroked.
いつの間にか私らはしわくちゃの年寄りにになってしまったけど
それでもお前が優しくふれてくれるだけで元気になれるよ

Don't be afraid, Just touch me.
怖いことなんかなにもないんだよ
ただ抱きしめられているだけで



この詩は以前、私が過度の虐待児童であった事を知り
大人や周りに愛を持って抱きしめられることなく
ゆがんだ愛情だけを教えられてきた子供であるとしった友人が
「我慢したくなったらこっそり読んでね」とくれたものです。
この詩は私の中で、こっそりと宝物のようになっています。
「抱きしめて欲しい」「愛されたい」という気持ちを抑えて
我慢して壊れそうになったときこの詩を思い出します。

この世の中には「抱きしめられない」人が沢山居ると思います。
どうかそういう孤独と隣り合わせの人たちが
本当に抱きしめてくれる優しい腕と出会えますように。
抱きしめられる、触れられる、指、腕、身体、視線、声、香り、ココロ、色々な愛のパーツをを持った私たちが、それらのちからを存分に使って、抱きしめられたい誰かを優しくTouchすることが出来ますように。
何よりも全ての自分という存在が、誰の腕より優しく自分を抱きしめてあげられますように。
祈りをこめてこの詩をシェアします。

またこの訳詩は舞台で男女二人の俳優が芝居をしながら朗読するために私がつけたオリジナルの訳詩になっています。
(なので少し英文と違うニュアンスのところもあります)
この詩は「三砂ちづるさん」という方の優しい訳詩で本になっていますので、そちらの訳詩も載せておきますね。
どうぞお好きなほうで読んでみてください。


Please Touch Me
わたしにふれてください

If I am your baby,Please touch me.
もしわたしがあなたの赤ちゃんなら
どうぞ、わたしにふれてください

I need your in ways you may never Know.
今までわたしが、知らなかったやさしさを
あなたからもらいたい

Don't just wash and diaper and feed me,
but rock me close, kiss my face and stroke my body.
おふろにいれてください、おむつをかえてください
おっぱいをください
ぎゅっとだきしめてください、ほほにキスしてください

Your soothing, gentle touch say security and love.
わたしのからだをあたためてくれる快楽が
わたしに安心と愛をつたえてくれるのです

if I am your child, Please touch me.
もしわたしがあなたのこどもなら
どうぞ、わたしにふれてください

Though I may resist,even push you away,
Persist;find ways to meet my needs.
いやがるかもしれないし、拒否するかもしれないけれど
何度もそうしてください
わたしがどうしていやがるかをわかってほしいから

Your goodnight hug helps sweeten my dreams.
おやすみなさい、と抱きしめるあなたの腕が
わたしの夜を甘くしてくれる

Your daytime touching tells me how you really feel.
昼間にみせてくれるあなたのやさしさが
あなたの感じる真実を伝えてくれる

If I am your teenager, Please touch me.
もしわたしがあなたの思春期のこどもなら
どうぞ、わたしにふれてください

Don't think because I'm almost grown,
I don't need to Know that you still care.
もう大きくなったのだからなんていわないでください
あなたがわたしにふれるのをためらうなんて思いたくない

I need your loving arms, I need a tender voice.
あなたのやさしい腕が必要です
あなたのおだやかな声をききたいのです

When the road gets rocky,then the child in me still needs.
人生は困難なのかもしれないとわかったいま
わたしの中の小さな子どもがあなたを必要とするのです

If I am your friend,Please touch me.
もしわたしがあなたの友達なら
どうぞ、わたしにふれてください

Nothing lets me know you care like a warm embrace.
あなたがだきしめてくれると
わたしはあなたにとって大切な人だとわかるから

A healing touch when I'm depressed assures me I am loved,
And reassures me that I am not alone.
あなたのやさしさが
おちこんでいるわたしも、かけがえのない存在であることを
思い出させてくれるから
そしてひとりではない、と思い出させてくれるから

Yours may be the only comforting touch I get.
わたしにやすらぎをくれるあなたのありよう
それだけがわたしが信じられるもの

If I am your sexual partner,Please touch me.
もしわたしがあなたのセックスの相手なら
どうぞ、わたしにふれてください

You may think that your passion is enough,
But only your arms hold back my fears.
あなたは、情熱さえあれば、十分と思うかもしれない
でも、あなたの腕だけが、わたしの恐れをとかしてくれる

I need your tender reassuring touch,
To remind me I am loved just because I am me.
あなたのやさしくおだやかな指先をください
あなたにふれられて
わたしは愛されているということを思い出すことができる
わたしはわたしなのだ、ということを思い出すことができる

If I am your grown-up child,Please touch me.
もしわたしがあなたの大きくなった息子なら
どうぞ、わたしにふれてください

Though I may have a family of my own to hold,
I still need Mommy's,Daddy's arm when I hurt.
わたしには、抱きしめるべきわたしの家族はいるけれど
それでも、傷ついたときには
おかあさんとおとうさんにだきしめてほしい

As a parent the view is different,
I appreciate you more.
おとうさん、あなたといるとすべてが違ってみえる
わたしが、大切なわたしであると思い出すことができる

If I am your aging parent,Please touch me.
もしわたしがあなたの年老いた父親なら
どうぞ、わたしにふれてください

The way I was touched when I was very young.
Hold my hand,sit close to me,give me strength,
And warm my tired body with your nearness.
あなたが小さかったときに
わたしがあなたにふれたと同じように
わたしの手をにぎり、わたしのそばにすわって
わたしを力づけてください
わたしの疲れた体によりそい、あたためてください

Although my skin si worn wrinkled, it loves to be stroked.
わたしは随分しわくちゃになってしまったけれど
あなたのやさしさに力づけられる

Don't be afraid, Just touch me.
そうぞ、何も恐れないで
ただ、わたしにふれてください


アンニュイな秋のはじまり

2007-09-01 | KOFUKU日記
今日から九月。
せっかくの大好きな季節の扉が開いたというのに私の心は沈んでいる。

わたしは血の通った家族と暮らしていない。
いや、一緒に暮らしたくても暮らせないのだ。
事情があって戸籍も名前も違う。
私の籍には私の生まれた時とは違う名前が記載されている。
私には家族はない、といえるだろう。
けれど、私にはココロがあって、それを支えてくれる人たちが居る。
私が「魂の家族」と呼ぶ血の繋がらない他人、つまり友達。
けれど、その存在は大きい。
空よりも大きく、海より深く、血よりも濃いのだ。
だから私は大事な友達のことを馬鹿にされたり何か言われたりすると
自分がいわれるよりも何倍も憤り、傷つく。
大切な大切な宝石に傷をつけられたみたいに、
真っ白な真っ白な布が泥靴で踏みにじられたみたいに。

昨日、あることがあった。
同じ家族の一人だと思っている友人がある言葉を口にした。
それは私から聞いたら、明らかに違う友人への「侮蔑」の言葉に取れた。
最初はさらっと流していたが、どんどんその言葉達がリピートしてきて
心の中に悲しい風と小さな怒りと悲しみの竜巻が起こった。
だって、知っているもの同士、笑顔で語り合う同士が裏側で
そんな思いを隠していたことが悲しかった。
何より、その言葉を口にした友人は、そのほんの少し前に
相手の友人に対するコメントを良いものとして発していたからだ。
振り返れば私の言動が、そういう負の言葉を引きだしてしまったのかも知れないけど。
けれど前日「大丈夫だよ~、何とかなると思うよ~」と笑顔で言っていたその口で、「そんなの、無理に決まってんじゃん、一般で言って当たり前だよ」的な発言をされると驚きと悲しみで一杯になる。
言った人からは「そういうつもりじゃなかった。単なる一般論」と答えがあった。
たぶんそうなのだとおもう。悪気はなかったんだろう。
ただ、私の心には違う意味に伝わり、深くとげを刺した。
そうじゃない、というのだから、そうなんだね~と笑顔で言ってあげたいが、今日はとげの刺すような痛みが癒えるまで秋風に吹かれていたいと思う。
たぶん、悲しいのは、きっとどちらも家族のように大切な存在だから。


今日の写真は、昨日秋冬用に買ったくしゅくしゅのストールを巻いてご満悦のぴーちゃんです。
ぴーちゃんはなんでも真似をしたがります(^^)