やっぱり凄い奴だね ゴキブリ
ゴキブリを解剖して顕微鏡で観察した学生時代の友人がいる。
彼の話では、思い出すのもぞっとするのだが線虫のような虫が
腹に詰まっていたそうだ。
工学部なので観察はそこで終わったのだが・・・
汚い場所で細菌やウイルスにも犯されずに、なぜ彼らは生きら
れるのか不思議だった。その理由がこれだというのではないが、
こんな記事を見つけた。
『メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や病原性大腸菌など、
ヒトにとって致死性のある細菌を死滅させる天然の抗生物質を
ワモンゴキブリの中枢神経系が作り出すという研究が発表された。
また、現在までに3種のバッタも細菌を殺す同じ分子をその小さな
脳の中に持つことがわかっている。』
ノッティンガム大学で2010年9月6~9日に開催された
英国総合微生物学会で発表されたもの。
MRSAは何処の病院にもいるはず。老人は入院すれば、必ずという
のは少し言い過ぎだが、かなり高い感染率のはずだ。10年前の事だ
が私の父も感染した。当時はバンコマイシンとうい抗生物質が効く
余地はまだあったのだが、今はどうなのだろう?
帝京大学付属病院で院内感染による多数の死者を出した
多剤耐性アシネトバクター これに効く抗生物質は今のところ無い。
これらの恐ろしい細菌を作り出したのは人間なのだが、ゴキブリを研究
してまた新たな抗生物質を作り出すつものなのか。自然に逆らって人工的
に作り出し大量に使用すれば、結局人類の首をしめる事になるのではないか。
人類だけではない他の種にも害を及ぼす。