奥深く潜んでいたDNAやはり顕在化、会社ぐるみの不正は脈々として続いていたのだ。十数年前横浜で欠陥トラックの前輪が脱落し母子2人が死亡、その後ランサー、ギャラン、パジェロ、デリカと次々と問題が明るみに。何れの欠陥も三菱自動車社内では認識してたのに隠蔽、内部告発によりやっと三菱自動車は欠陥を認めた次第、なんとも往生際の悪い会社だ。これが三菱自動車事件の私の印象、三菱のクルマは絶対に買わないと強く心に決めた尤も三菱のクルマは買ったことがない。
この問題発生から2~3年後に日産自動車が三菱の軽自動車をOEM供給を受け日産ブランドで販売開始したのだ。三菱グループから多額の支援を受けながらも青息吐息の三菱自動車、日産としては安く仕入れられると思ったのだろう『やっちゃいましたね日産』って所でしょうか。しかし日産にとって救いは、日産で行った試験で三菱自動車のデータに問題がある事を発見した事だ。とは言えOEM供給を受けてから10年以上たってからの事だあまりにも遅すぎはしないか。
クルマは走る棺桶などと言われた時代もあったが、他人の命をも危うくする乗り物でもある。今回のデータねつ造は燃費に関するものだが、長年滲み付いた社風は簡単には変わらないし、一事が万事とうこ諺もある。