ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

クリストファー・ボラス(館直彦訳)『終わりのない質問-臨床における無意識の作業』2011・誠信書房-自由連想の大切さを学ぶ

2024年11月28日 | 精神分析に学ぶ

 2012年のブログです

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 精神分析家クリストファー・ボラスさんの『終わりのない質問-臨床における無意識の作業』(館直彦訳・2011・誠信書房)を読みました。

 精神分析の初心者のじーじにとってはなかなか難しい本でしたが、著者が精神分析において解釈よりも自由連想を大切にしたいという思いは(それで間違っていないと思っているのですが…)、ひしひしと伝わってきました。

 これはひよっとすると全く的外れの感想かもしれませんが、じーじなりには、最近の精神分析が解釈よりも「もの想い」を大切にしていることとどこかでつながるのではないかなとも思いました(当たっているといいのですが…)。

 とはいえ、まだまだ理解できていない面も多いと思います。

 二度 三度と読み込んでいきたい本だと思いました。       (2012 記)

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 2018年の追記です

 久しぶりに再読をしました。

 なんと6年ぶりです。

 しかし、やっぱりなかなか難しい本だと思いました。

 このような本は、臨床経験をていねいに重ねながら、何度も読み込んでいく必要があるようです。

 それでも、今回、気がついたことを一つだけあげると、自由連想は解釈と一体である、ということでしょうか。

 よい解釈、よい理解をするためには、フロイトさんがいったように無意識に開かれていなければならず、そのために自由連想やもの想いが大切になってくるのだろうということ。

 つまり、クライエントさんにより添いながらも、クライエントさんの論理、物語に流されずに、無意識に耳を傾けることが大切になるようです。

 ボラスさんは、ジャズの即興性との類似を指摘されていますが、確かにそんな感じがします。

 ケース検討などでも、つい、論理的な解釈に走りがちですが、無意識を大切にして、じっくりとそこにとどまり、わからないことに気づくことが大事になるのではないかなと思いました。

 さらに学んでいきたいと思います。         (2018 記)

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 2020年5月の追記です  

 今、ボラスさんの『対象の影-対象関係論の最前線』(館直彦監訳・2009・岩崎学術出版社)を再読しています。

 この本もなかなか刺激的で、いい本です。         (2020.5 記)

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 2023年3月の追記です

 今ごろ気づきましたが、ここでも、わからないことに耐えること、がテーマの一つになっているようです。         (2023.3 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。

 1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  

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美人姉妹の孫娘たちが,わたしも,わたしも,と大騒ぎになるシルバニアの魅力-遊ぶことのちから

2024年11月28日 | 遊ぶことのちからを考える

 最近、孫娘たちはリカちゃんやメルちゃんで遊ぶことが増えてきました。

 しかし、シルバニアの人気も健在です。

 2015年、上の孫娘が5歳、下の孫娘が2歳の時の誕生日プレゼントをめぐる光景をブログに書いていましたので、再録します。 (2017.10 記)

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 孫娘たちが遊びに来ましたので,少し早めでしたが,誕生日プレゼントを渡しました。

 上の孫娘にはシルバニアの給食セット,下の孫娘にはシルバニアの赤ちゃんセット。

 二人とも大喜びの大興奮ですが,下の孫娘はまだまだシルバニアより風船やお絵かきに夢中なようで,すぐにそちらのほうに興味しんしん。

 しかし,上の孫娘は給食セットに集中しています。

 そばにいたママに声をかけて,給食セットだけでなく,赤ちゃんセットにも取り組んでいます。

 じーじも遊びたいのですが,そんな余地はなさそう。

 少しさびしいですが,まずはママとじっくり楽しんでもらいましょう。

 給食セットは四つの机と椅子,そこにお皿やコップなどを並べて遊びます。

 赤ちゃんセットはすべり台と赤ちゃん用のテーブル,乳母車のセットです。

 ママと上の孫娘が楽しそうに遊んでいると,下の孫娘も,わたしも,わたしも,と割り込んできて,大騒ぎとなります。

 いつもと変わらない,賑やかで,楽しい光景が展開します。

 シルバニアの力は本当にすごいなあと思います。       (2015.11 記)

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 2017年10月の追記です

 お人形さんといえば、先日、「四季折々のお花達」さんのブログで紹介をされていたメルちゃんの手縫いの洋服がとってもかわいいので、孫娘たちが来たときに写真を見せたところ、かわいい!と大騒ぎ、女の子は小さくても女の子なんだな、と改めて感心をしました。      (2017.10 記)

 

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