伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。
前回は、中国などの新興国のものすごい需要拡大による、銅や錫地金の価格高騰について説明しました。
このように、これまでにない勢いで金属が消費され続けるといったいどうなっていくんでしょうか?
今日は、金属資源の枯渇について紹介します。
金属資源があと何年持つでかを見積もる指標として可採年数(かさいねんすう)があります。
可採年数とは、埋蔵量(確認可採埋蔵量)を年生産量で割った値のことです。
各金属の可採年数を示すと、次の様に計算されています。
(※環境省総合環境政策局ライフサイクル評価(LCA)、「鉱物資源使用」カテゴリーの特性化係数(2004年3月)から引用)
銅:36年
錫:26年
亜鉛:23年
このように、銅や錫、亜鉛が今後20~40年後に枯渇してしまうというデータが公開されています。
ちなみに、伝統工芸の材料として欠かせない金属の一つである金。
これまでに掘り出された総量は約14万トン!
この14万トンを量に例えると、オリンピックの競泳用プール3杯分くらいになります。
決して多くない量ですよね。
さすが、貴重な金属の王様 金 ですね。
前回は、中国などの新興国のものすごい需要拡大による、銅や錫地金の価格高騰について説明しました。
このように、これまでにない勢いで金属が消費され続けるといったいどうなっていくんでしょうか?
今日は、金属資源の枯渇について紹介します。
金属資源があと何年持つでかを見積もる指標として可採年数(かさいねんすう)があります。
可採年数とは、埋蔵量(確認可採埋蔵量)を年生産量で割った値のことです。
各金属の可採年数を示すと、次の様に計算されています。
(※環境省総合環境政策局ライフサイクル評価(LCA)、「鉱物資源使用」カテゴリーの特性化係数(2004年3月)から引用)
銅:36年
錫:26年
亜鉛:23年
このように、銅や錫、亜鉛が今後20~40年後に枯渇してしまうというデータが公開されています。
ちなみに、伝統工芸の材料として欠かせない金属の一つである金。
これまでに掘り出された総量は約14万トン!
この14万トンを量に例えると、オリンピックの競泳用プール3杯分くらいになります。
決して多くない量ですよね。
さすが、貴重な金属の王様 金 ですね。
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