私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クロダイとキチヌ   風立ちぬ中で・・・   釣査34・35種目

2016-12-06 15:53:53 | 周縁魚
 2016年12月6日 火曜日

 いつものように石ゴカイ100円分を買い、河口域へと向かった。
干潮となる午前9時すぎに到着するように出かけたのである。
180cmのタナゴ竿では、干潮時のタマリに残されてしまった魚たちをねらうしかないからである。

 ・・・・・・全然釣れんがな。 さぶい北風もビュービュー吹くし・・・・・・。

 しょ~がないが。下流域へ行き、マハゼでも釣ろうかねえ。

 ・・・・・・全然釣れんがな。 大失敗じゃ、もう帰ろかねえ、おとなしゅう行き慣れた川にすりゃよかった・・・・・・。

 ま、念のために多自然型護岸ブロックのすき間にでも落としてみるか。ガッ・・・・・・

 クロダイである。


 いやあ、びっくりした! クロダイくんも驚いただろうが、想定外のアタリとヒキに竿をたてるのがやっとだった。




 こんくらいの小さなクロダイでも
竿をへし折られるか、ブロックにこすれ仕掛けが切られるか、
ギリギリの駆け引きになるからおもしろい。
ま、邪道だけれどね。

 正直に書くと、1尾目はもうちょっとの所で釣りそこねたのである。残念!
「クロダイじゃ・・・クロダイじゃ・・・」とつぶやきながら、
次々とすき間へ落とし、ヌマチチブの猛襲を受けた後の結果である。

 うれしかったので、すぐ家に戻り、かつて釣ったりガサで採ったりした幼きクロダイとキチヌの写真を整理してみた。

 キチヌである。


 昨年末に波止でフラフラ弱って浮いとるんをタナゴ針でひっかけて足元まで寄せたやつである。
釣ったことにしようじゃないか。いずれ釣れるんだし・・・・・・。


 で、過去の採集記録をウロコが見え始める時期から整理してみて・・・・・・また驚いたのである。
「クロダイないがっ! キチヌばっかじゃ!」 これまでクロダイ稚魚のつもりで写真を撮っていたのだから。

 そんなことどうでもええ、という人はこれ以上読まなくていいからね。

 いろんな都道府県で「クロダイの稚魚放流」が水試によってされているとは聞いたことはあるが、そのせいかいな?
いや、さすがに増えすぎて止めとるはずじゃなかったかの?
結局よく分からんままだけど、こういう謎を抱えとるときが一番楽しいねえ。

 ちなみに手元の記録で、クロダイとキチヌの見分け方をまとめておいた。


 ますますもってどうでもええ、という人はこれ以上読まなくていいからね。あと1行だけどね。
ウロコの枚数が写真のようにぜんぜん違うのでありました。