2016年12月9日 金曜日
暖かい日差しが部屋に差してくる。まだ、イソゴカイが数匹余っとる。
「命は無駄にはできんけの。」を言い訳に、もっとも近場の河口域へと向かう。
途中にあるスーパーで昼めし用のパンを買うついでに「おさかなコーナー」を覗いてみた。
なんと特売150円(約300gもあった)でアキアミが売られているではないか!
「エビでタイを釣る。」というではないか!
「アキアミでマハゼを釣る。」こともできるのではないか、と思いついたのである。
「もし釣れればイソゴカイを買わなくていいじゃん!」
よこしまな気持ちがフツフツとわき上がったのであった。
釣り場へ到着。「金袖1号」という市販のタナゴ針を1回り小さくした針につけてみる。
やたらアキアミが大きく見えるから不思議だ。
投入。静かにウキが沈む。あわせる。小物の手応え。イソガニ類(ヒライソガニ? イソガニ?)の連発。
場所移動。最干潮の時間。パンをかじりながら「みお筋」を確かめておく。
マハゼは、のっぺらとした干潟では淡水が流れ出してくる筋道に沿って上げ潮時に遡ってくると思うのだ。
実際、相棒と釣りをすると「すぐ隣なのにどちらかが全く釣れない」という結末に必ずなっているのである。
淡水の味にとても敏感なはずなのだ。
「フフフ・・・・・・何も知らんでのんびりしてはりますな。」
「こちとら準備完了。結果が楽しみでっせ!」
潮が満ち始める。とりあえずタマリで釣っておいたシモフリシマハゼとツマグロスジハゼの写真記録にとりかかる。
「ありゃ? 忘れたがな・・・・・・。どの辺やったかいの?」
「どしたん?」
しぶしぶ説明をし、ずっと釣っていた相棒に位置を聞き、教えてもらう。
一投目、即おっきなマハゼ(帰って腹を開けると卵巣がはちきれそうだった)だ!
「どうぢゃ! 見たかあ! 科学と仮説に根ざした論理的展開の見事さを!」
「位置感覚のなさも輪をかけて見事よねえ!」
ただし、エサはイソゴカイ。まずは使い切らないとね。
教えてもらった手前、その後は交代で凹みへと投入。互いに2尾ずつ。
相棒は、私よりももっとおっきなマハゼたち。また負けたあ!
さて、いよいよアキアミの出番だ! (前置き長過ぎまっせ!)
ムムムッ・・・・・・釣れたのはケフサイソガニと豆ヒイラギじゃった。
「大量のアキアミをどうするん?」という問題が、このときにわかに湧き上がってきたのであった。
アキアミというが、アミ類ではなく立派なエビの仲間であり、乾燥・着色して「桜エビ」という怪しい名で売られていたりする。
焼きそばなどにふりかけてあるやつである。
「食うしかないが。今晩はマハゼの天ぷらとアキアミのかきあげぢゃ!」
「無茶苦茶うまいがな! 今度から特売の日の定番ぢゃ!」
塩で食らう。 誰もが知ってる味で表現すると、超濃厚かっぱえびせんなのである。
これを「グルメ」と言わずにおられようか!
よく考えてみると、「アキアミ⇒マハゼ⇒ヒト」という食物連鎖をへるはずだったのが、
「マハゼ⇒ヒト。アキアミ⇒ヒト。」というバイパスを通っただけのことであった。
マハゼに食われんで良かったわあ! めでたし。めでたし。
暖かい日差しが部屋に差してくる。まだ、イソゴカイが数匹余っとる。
「命は無駄にはできんけの。」を言い訳に、もっとも近場の河口域へと向かう。
途中にあるスーパーで昼めし用のパンを買うついでに「おさかなコーナー」を覗いてみた。
なんと特売150円(約300gもあった)でアキアミが売られているではないか!
「エビでタイを釣る。」というではないか!
「アキアミでマハゼを釣る。」こともできるのではないか、と思いついたのである。
「もし釣れればイソゴカイを買わなくていいじゃん!」
よこしまな気持ちがフツフツとわき上がったのであった。
釣り場へ到着。「金袖1号」という市販のタナゴ針を1回り小さくした針につけてみる。
やたらアキアミが大きく見えるから不思議だ。
投入。静かにウキが沈む。あわせる。小物の手応え。イソガニ類(ヒライソガニ? イソガニ?)の連発。
場所移動。最干潮の時間。パンをかじりながら「みお筋」を確かめておく。
マハゼは、のっぺらとした干潟では淡水が流れ出してくる筋道に沿って上げ潮時に遡ってくると思うのだ。
実際、相棒と釣りをすると「すぐ隣なのにどちらかが全く釣れない」という結末に必ずなっているのである。
淡水の味にとても敏感なはずなのだ。
「フフフ・・・・・・何も知らんでのんびりしてはりますな。」
「こちとら準備完了。結果が楽しみでっせ!」
潮が満ち始める。とりあえずタマリで釣っておいたシモフリシマハゼとツマグロスジハゼの写真記録にとりかかる。
「ありゃ? 忘れたがな・・・・・・。どの辺やったかいの?」
「どしたん?」
しぶしぶ説明をし、ずっと釣っていた相棒に位置を聞き、教えてもらう。
一投目、即おっきなマハゼ(帰って腹を開けると卵巣がはちきれそうだった)だ!
「どうぢゃ! 見たかあ! 科学と仮説に根ざした論理的展開の見事さを!」
「位置感覚のなさも輪をかけて見事よねえ!」
ただし、エサはイソゴカイ。まずは使い切らないとね。
教えてもらった手前、その後は交代で凹みへと投入。互いに2尾ずつ。
相棒は、私よりももっとおっきなマハゼたち。また負けたあ!
さて、いよいよアキアミの出番だ! (前置き長過ぎまっせ!)
ムムムッ・・・・・・釣れたのはケフサイソガニと豆ヒイラギじゃった。
「大量のアキアミをどうするん?」という問題が、このときにわかに湧き上がってきたのであった。
アキアミというが、アミ類ではなく立派なエビの仲間であり、乾燥・着色して「桜エビ」という怪しい名で売られていたりする。
焼きそばなどにふりかけてあるやつである。
「食うしかないが。今晩はマハゼの天ぷらとアキアミのかきあげぢゃ!」
「無茶苦茶うまいがな! 今度から特売の日の定番ぢゃ!」
塩で食らう。 誰もが知ってる味で表現すると、超濃厚かっぱえびせんなのである。
これを「グルメ」と言わずにおられようか!
よく考えてみると、「アキアミ⇒マハゼ⇒ヒト」という食物連鎖をへるはずだったのが、
「マハゼ⇒ヒト。アキアミ⇒ヒト。」というバイパスを通っただけのことであった。
マハゼに食われんで良かったわあ! めでたし。めでたし。