2017年6月24日(土) 東方漁港見聞釣録 Part3
体長12cmほどの若いギンポである。
コイツを釣り上げるのはホント面白かったわ。
正式な97種目なのだ! あと3種釣ればめでたく100種なのだあ~!
さて先週、部下(相棒から降格じゃ)が釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?
その正体をあばくためにたった今結成された(今なんかい!)調査隊、いわゆる
「釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」調査隊(そのまんまやんけ!)は
再び東方漁港へと派遣されたのだった。
ひとまず調査隊は未踏の漁港2つへ立ち寄った。
いわゆる寄り道である。(寄り道するんかいっ!)
そのあたりは長くなるのではしょる。(はしょるんかいっ!)
多くの困難(寄り道じゃろ?)を乗り越え、現地へ到着。
「ワッ! まだ潮が高いわ。」ロクに潮見表も確認しなかった部下の責任だ。
(ミスはすべて部下のせい、これは日本のトップたちの慣習なので従わねばならぬ)
とりあえず不明魚の確認地点で竿を出す。
「私ゃここで見たんじゃけん! まだ真っ黒いのん、おるんじゃけん!」 部下の正確なる情報だ。
調査隊にはいくつもの困難が待っていた。
「こんなとこで竿出して何が釣れるんなあ・・・・・・」
部下へ向かって地元のオッサンの心無きカラカイだ。
「やったあ~! タケノコメバルじゃあ~!」
隊長の私は大きめのタケノコメバルを釣り上げ、さらに大きめの声を出し、
この困難をのりきった。
さらに困難がやってくる。
「見てみ! あんな短い竿だして釣りょうるわ! おかしいんちゃう?」
3人の地元のオッサンたちの大きな声でのヒソヒソ話だ。
「やったあ~! アイナメじゃあ~!」
隊長の私はさらに大きめのアイナメを釣り上げ、さらにさらに大きめの声を出し、
この困難を排除したのである。(この日はホント失礼な人多かったわ)
要するに、タケノコメバルとアイナメがよく釣れたんである。(めんどくさいやっちゃ)
そして最大の危機がやってくる。
アミメハギ軍団によるイソゴカイ殲滅作戦に直面したのだ。
目の前の水面下で次々とイソゴカイがかじられていくのであった。
「コラッ! やめんかい! わしら今日黒いヤツをねろうとるんじゃ!」
ほんの1週間前、95種目として暖かく迎え入れられたアミメハギも今や敵と化した。
まさに「昨日の友は今日の敵」なのだ。
かくして調査隊はなんら成果を上げることなく帰路に着こうとしていた。
手元に残っているのは乾ききってカピカピになったイソゴカイ0.5尾。
「こんなによく釣れる穴場漁港でとうとう釣れんかったね。」 部下の憔悴しきった声。
「まだあきらめるんじゃない!」
最後のグミモドキ弾力カピカピゴカイをムリヤリ装着しながら隊長は鼓舞した。
そのときである。隊長は見逃さなかった。
足元の階段の下のすき間に黒い物体が逃げ込んだのだ!
何度もカピカピをその穴場へそっと落とす。
反応はない。
「まだ固いけえ。海水でふやけて柔らこなったら食うわ。」 部下の無責任発言。
7度目のときだった。
「食ったあ~。」
軽くアワセを入れる。
「ん? 穴へもぐりこんでいくがっ!」
シモリウキがどんどん奥へ消えていく。
少々引いてもビクともしない。
強く引くとカキ殻で頼みの綱の糸(またややこしいわ)が切れてしまう。
ゆるめるとハリをはずしてしまう。
まるでウナギの穴釣りだ!
しばらく綱引きを続けた。
そして闘いはおわりを告げるときを迎えた。
精も根も尽きはてた黒いヤツがとうとう目の前に正体を現したのだ!
「なんじゃ、こりゃ? ギンポじゃんか!」
かくして97種目は
「ヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」から「ギンポ」にその役割をうつされ、
「釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」調査隊はひとまず解散したのであった。
理由は「なんで私が部下なんよ!」という相棒の反逆なのである。
では、ここまで読んでくれた方へのご褒美コーナー!
コイツ、ニョロニョロ動いて撮影は大変じゃ!
弱ってきてジッとすると間延びしててなんかなあ~?
途中を省いてみるとカワイイ。尾ビレがちっちゃいね。
表情はなんかとっても豊かだ。歯は小さくてかみつくこともない。
上から見るとウナギじゃあ~!
緊張感をなくすとひらべったさでバレてしまうケド。
胸ビレもちっちゃいわあ!
生活環境が似ているとまったく系統の違う2種の生物の姿かたちが似てくるという。
ギンポとウナギもそうなのかもしれない。
以前「イダテンギンポがドジョウに似ている」と書いたケド、まさかギンポもねえ・・・・・・
こうなりゃイダテンギンポをウミドジョウと
ギンポをウミウナギと
呼んでみてはいかがなもんだろうか? (オッサンの冗談でっせ!)
参考までに:
全然ドジョウに似ていないウミドジョウという魚が存在しています。
また、もともとウナギは浅海付近に多く生息していますし、
アナゴ類など、よりウナギに似た魚も多いため、ウミウナギは不自然な名となりますよね。
体長12cmほどの若いギンポである。
コイツを釣り上げるのはホント面白かったわ。
正式な97種目なのだ! あと3種釣ればめでたく100種なのだあ~!
さて先週、部下(相棒から降格じゃ)が釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?
その正体をあばくためにたった今結成された(今なんかい!)調査隊、いわゆる
「釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」調査隊(そのまんまやんけ!)は
再び東方漁港へと派遣されたのだった。
ひとまず調査隊は未踏の漁港2つへ立ち寄った。
いわゆる寄り道である。(寄り道するんかいっ!)
そのあたりは長くなるのではしょる。(はしょるんかいっ!)
多くの困難(寄り道じゃろ?)を乗り越え、現地へ到着。
「ワッ! まだ潮が高いわ。」ロクに潮見表も確認しなかった部下の責任だ。
(ミスはすべて部下のせい、これは日本のトップたちの慣習なので従わねばならぬ)
とりあえず不明魚の確認地点で竿を出す。
「私ゃここで見たんじゃけん! まだ真っ黒いのん、おるんじゃけん!」 部下の正確なる情報だ。
調査隊にはいくつもの困難が待っていた。
「こんなとこで竿出して何が釣れるんなあ・・・・・・」
部下へ向かって地元のオッサンの心無きカラカイだ。
「やったあ~! タケノコメバルじゃあ~!」
隊長の私は大きめのタケノコメバルを釣り上げ、さらに大きめの声を出し、
この困難をのりきった。
さらに困難がやってくる。
「見てみ! あんな短い竿だして釣りょうるわ! おかしいんちゃう?」
3人の地元のオッサンたちの大きな声でのヒソヒソ話だ。
「やったあ~! アイナメじゃあ~!」
隊長の私はさらに大きめのアイナメを釣り上げ、さらにさらに大きめの声を出し、
この困難を排除したのである。(この日はホント失礼な人多かったわ)
要するに、タケノコメバルとアイナメがよく釣れたんである。(めんどくさいやっちゃ)
そして最大の危機がやってくる。
アミメハギ軍団によるイソゴカイ殲滅作戦に直面したのだ。
目の前の水面下で次々とイソゴカイがかじられていくのであった。
「コラッ! やめんかい! わしら今日黒いヤツをねろうとるんじゃ!」
ほんの1週間前、95種目として暖かく迎え入れられたアミメハギも今や敵と化した。
まさに「昨日の友は今日の敵」なのだ。
かくして調査隊はなんら成果を上げることなく帰路に着こうとしていた。
手元に残っているのは乾ききってカピカピになったイソゴカイ0.5尾。
「こんなによく釣れる穴場漁港でとうとう釣れんかったね。」 部下の憔悴しきった声。
「まだあきらめるんじゃない!」
最後のグミモドキ弾力カピカピゴカイをムリヤリ装着しながら隊長は鼓舞した。
そのときである。隊長は見逃さなかった。
足元の階段の下のすき間に黒い物体が逃げ込んだのだ!
何度もカピカピをその穴場へそっと落とす。
反応はない。
「まだ固いけえ。海水でふやけて柔らこなったら食うわ。」 部下の無責任発言。
7度目のときだった。
「食ったあ~。」
軽くアワセを入れる。
「ん? 穴へもぐりこんでいくがっ!」
シモリウキがどんどん奥へ消えていく。
少々引いてもビクともしない。
強く引くとカキ殻で頼みの綱の糸(またややこしいわ)が切れてしまう。
ゆるめるとハリをはずしてしまう。
まるでウナギの穴釣りだ!
しばらく綱引きを続けた。
そして闘いはおわりを告げるときを迎えた。
精も根も尽きはてた黒いヤツがとうとう目の前に正体を現したのだ!
「なんじゃ、こりゃ? ギンポじゃんか!」
かくして97種目は
「ヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」から「ギンポ」にその役割をうつされ、
「釣った魚がヨロイメバルなのかムラソイなのか何なのか?」調査隊はひとまず解散したのであった。
理由は「なんで私が部下なんよ!」という相棒の反逆なのである。
では、ここまで読んでくれた方へのご褒美コーナー!
コイツ、ニョロニョロ動いて撮影は大変じゃ!
弱ってきてジッとすると間延びしててなんかなあ~?
途中を省いてみるとカワイイ。尾ビレがちっちゃいね。
表情はなんかとっても豊かだ。歯は小さくてかみつくこともない。
上から見るとウナギじゃあ~!
緊張感をなくすとひらべったさでバレてしまうケド。
胸ビレもちっちゃいわあ!
生活環境が似ているとまったく系統の違う2種の生物の姿かたちが似てくるという。
ギンポとウナギもそうなのかもしれない。
以前「イダテンギンポがドジョウに似ている」と書いたケド、まさかギンポもねえ・・・・・・
こうなりゃイダテンギンポをウミドジョウと
ギンポをウミウナギと
呼んでみてはいかがなもんだろうか? (オッサンの冗談でっせ!)
参考までに:
全然ドジョウに似ていないウミドジョウという魚が存在しています。
また、もともとウナギは浅海付近に多く生息していますし、
アナゴ類など、よりウナギに似た魚も多いため、ウミウナギは不自然な名となりますよね。