2020年12月8日(火)
どうやらハブタエモノアラガイのようだ。(モノアラガイかも?)

大きさは10mmほど。
薄い殻の模様もなかなかキレイで、短い触角と小さな眼点がかわいい。
友と地元の川の中上流域でガサをして、好天続きによる水量の少なさと、採れる魚種の少なさに、少々げんなりしていたとき
普段なら入り込めないであろうトロ場の深みで2個採集した。
模様はサカマキガイに似てるけど、右巻きだしな。
右巻きなのはモノアラガイに似てるけど・・・こんな模様じゃない。
たぶん採ったことはあるかもしれんが、初めて意識した巻貝だ。
私「サカマキガイかモノアラガイみたいなん、採ったで!」
友「モノアラガイはおらんやろ。今や絶滅危惧種やで!」
私「なら、この貝何な?」
友「知らん! 巻貝に興味ない!」
私「見てみ? しばらくしたら触角も出すし。撮る?」
友「撮らん! 巻貝に興味ない!」
私「・・・撮っといて調べよ!」
※2021 10/4追記:広島県でのモノアラガイの生息報告は少なく、情報不足であること
河川上流域の淵の流心での採集であり、モノアラガイが安定して生息できる環境としては不適であること
つまり、人為的に放流された可能性が高い(すぐ上流に養魚場がある)こと
から、モノアラガイではないと判断しましたが
「モノアラガイではないか?」とのご指摘をコメントにて頂きましたので
専門家でもない私が判断すべきではないと考え、とりあえず、両方の可能性を残したままに訂正させていただきます。
何の進展もない不毛な問答のまま撮影だけは慎重に、上から斜めから側面から。

触角や足を出す様子も確かめて

おいおい! ケースの側面のぼりよるがな!(空気呼吸のためらしい)

で、帰宅後調べました。
コイツ、ハブタエモノアラガイという北米原産の外来種なのである。かな?
ハブタエモノアラガイという名前にはついつい在来種のような印象を受けるけどね。
もしその貝なら、哀しいかな、観賞用として持ち込まれ、水草などに付着する形で分布を広げてる外来種なのである。
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)のように、稲の食害とか毒々しいピンク色の卵を見て
「イヤだな~っ!気持ち悪いな~っ!」と思われる方も多いと思う。
けど、同じ巻貝の外来種であるこのハブタエモノアラガイだとすれば、どうですか?
まず、知らない人多いでしょ?(私も知らなんだ)
興味ない人多いでしょ?(友も無関心だった)
一部の知ってる人は、観賞魚の水槽のコケ取りにキレイでいいなと思ってるかも?
極々一部の研究者さんや生態屋さんは、在来種への影響を気にしてるかも?
かくのように、水の中で起きてる外来種の侵入は、見えぬまま知られざるままに進んでるのかもしれないね。
観葉植物・園芸植物の野生化とかならば、まだ目立ち気付くだけましなのかもしれない。
さてさて、疑問が一つ。
「かなり田舎の中上流域に、この外来種またはモノアラガイがなぜいたのか?」である。
考えられるのは
・水鳥が脚に水草つけて運んできたのかもしれない。
・田舎とはいえ熱心な観賞魚飼育マニアがいて、増えすぎた水草や貝を捨てたのかもしれない。
ただね、大きなニシキゴイが何匹も私らから逃げ回ってたのよ。
そのニシキゴイたち、間違いなく放流だよね。
この外来種、観賞魚であるこのコイたちの放流と無関係じゃないような気だけはするなあ。
何となく想定できるとこもあるけど、憶測でものを言ってもいけんしなあ。
友よ!
たった2個の小さな巻貝から、こうして調べ知り、想像する楽しみも広がるんぞ!
「撮らん! 巻貝に興味ない!」なんて言ってないで、たまには撮影くらいしときんさい。
どうやらハブタエモノアラガイのようだ。(モノアラガイかも?)

大きさは10mmほど。
薄い殻の模様もなかなかキレイで、短い触角と小さな眼点がかわいい。
友と地元の川の中上流域でガサをして、好天続きによる水量の少なさと、採れる魚種の少なさに、少々げんなりしていたとき
普段なら入り込めないであろうトロ場の深みで2個採集した。
模様はサカマキガイに似てるけど、右巻きだしな。
右巻きなのはモノアラガイに似てるけど・・・
たぶん採ったことはあるかもしれんが、初めて意識した巻貝だ。
私「サカマキガイかモノアラガイみたいなん、採ったで!」
友「モノアラガイはおらんやろ。今や絶滅危惧種やで!」
私「なら、この貝何な?」
友「知らん! 巻貝に興味ない!」
私「見てみ? しばらくしたら触角も出すし。撮る?」
友「撮らん! 巻貝に興味ない!」
私「・・・撮っといて調べよ!」
※2021 10/4追記:広島県でのモノアラガイの生息報告は少なく、情報不足であること
河川上流域の淵の流心での採集であり、モノアラガイが安定して生息できる環境としては不適であること
つまり、人為的に放流された可能性が高い(すぐ上流に養魚場がある)こと
から、モノアラガイではないと判断しましたが
「モノアラガイではないか?」とのご指摘をコメントにて頂きましたので
専門家でもない私が判断すべきではないと考え、とりあえず、両方の可能性を残したままに訂正させていただきます。
何の進展もない不毛な問答のまま撮影だけは慎重に、上から斜めから側面から。

触角や足を出す様子も確かめて

おいおい! ケースの側面のぼりよるがな!(空気呼吸のためらしい)

で、帰宅後調べました。
コイツ、ハブタエモノアラガイという北米原産の外来種なの
ハブタエモノアラガイという名前にはついつい在来種のような印象を受ける
もしその貝なら、哀しいかな、観賞用として持ち込まれ、水草などに付着する形で分布を広げてる外来種なのである。
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)のように、稲の食害とか毒々しいピンク色の卵を見て
「イヤだな~っ!気持ち悪いな~っ!」と思われる方も多いと思う。
けど、同じ巻貝の外来種であるこのハブタエモノアラガイだとすれば、どうですか?
まず、知らない人多いでしょ?(私も知らなんだ)
興味ない人多いでしょ?(友も無関心だった)
一部の知ってる人は、観賞魚の水槽のコケ取りにキレイでいいなと思ってるかも?
極々一部の研究者さんや生態屋さんは、在来種への影響を気にしてるかも?
かくのように、水の中で起きてる外来種の侵入は、見えぬまま知られざるままに進んでるのかもしれないね。
観葉植物・園芸植物の野生化とかならば、まだ目立ち気付くだけましなのかもしれない。
さてさて、疑問が一つ。
「かなり田舎の中上流域に、この外来種またはモノアラガイがなぜいたのか?」である。
考えられるのは
・水鳥が脚に水草つけて運んできたのかもしれない。
・田舎とはいえ熱心な観賞魚飼育マニアがいて、増えすぎた水草や貝を捨てたのかもしれない。
ただね、大きなニシキゴイが何匹も私らから逃げ回ってたのよ。
そのニシキゴイたち、間違いなく放流だよね。
この外来種、観賞魚であるこのコイたちの放流と無関係じゃないような気だけはするなあ。
何となく想定できるとこもあるけど、憶測でものを言ってもいけんしなあ。
友よ!
たった2個の小さな巻貝から、こうして調べ知り、想像する楽しみも広がるんぞ!
「撮らん! 巻貝に興味ない!」なんて言ってないで、たまには撮影くらいしときんさい。