私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クロゲンゴロウだな?:シマドジョウ調べの贅沢オマケ②

2021-02-18 16:44:39 | ゲンゴロウ・ガムシ・シデムシ・ハネカクシの仲間
2021年2月18日(木)

クロゲンゴロウだな?


ヒメゲンゴロウかな?:シマドジョウ調べの贅沢オマケ①
の続きなのである。

休耕田のたまりでたった1匹だけど採集。
大きさ2cmたらずのコイツがなかなかじっとしない。


下へ上へ横へと泳ぎまくる。


上翅後部にある黄色い小さな斑点はコイツの特徴らしい。


幼い頃、当たり前のようにいたゲンゴロウ類も、今や人里離れた人と自然の境界線でないと出会えなくなってるよね。
「ゲンゴロウ」という名もスタイルも実にかっこいい昆虫だから、知名度は高いのにね。

今や、環境省レッドリスト(2018)で準絶滅危惧種に指定されてるもんな。
その一方で、希少性からなのか、ネット販売もしばしば行われてる。

生き物を飼って、その生態や生活を知り、身近に感じることは、とっても大切なことだと思う。
ただ、野生生物をお金でやり取りすることには断固反対だな!

ぜひ、お父さんたち、家族連れて現地へ足を運んで、子どもたちに雄姿を見せてあげて!と思う。
採れた生き物を手にとって、観察ケースに入れて、説明できるお父さんなんて、とってもかっこいいじゃないか!

もちろん、私らは元いた場所へと戻すのだけれど・・・

アオバト?のぼけぼけ画像:祝○○記念に!

2021-02-17 17:54:36 | 鳥類
2021年2月17日(水)

アオバトでいいのかな?


先週のこと、川沿いのいつもの小道を歩いてたら
突然、ずいぶん遠くの木からバサバサと数羽の鳥が落ちるように降りてきて


あわててコンデジ構えて、とりあえず最大ズームで2枚ほどパチリ!


何かもめ事が起きてるようで、これなら近づいてもいけそうだと


さ、これからピントや露出を整えて・・・
と歩きはじめたとたん、向こうから軽トラックが・・・

そりゃ鳥たちも逃げちまうわ。トホホホホ・・・
まあいいや、キジバトやムクドリくらいじゃろうし・・・
と家帰って、確かめてみたら・・・

「アオバトちゃうかあ~?」
あの『ダーウィンが来た』で、高波にのまれながらも磯へと塩分補給に降りるヤツちゃうか?
あの『チョコエッグ・日本の動物』フィギュアでしか見たことのないヤツちゃうか?

まさかね!
市街地近くの河原沿いの小道にバサバサ降りてくる訳はないと
友にも知人にも信じてもらえず、ひどく腹も痛みつつ・・・
あんとき軽トラさえ来なかったらと、ひどく悔やみつつ・・・
何せ、新たな広い近道もできてるから、滅多に車なんてこない小道なのに・・・

友と知人に画像を送りつけ、診断してもらったら
「たぶんアオバトで間違いない」とのこと。

2人とも地元で見たことも聞いたこともないから
「会えてよかったですね!」と言う。

ピシッと写真が撮れてればなあ
じっくり堪能できてればなあ、とも思うけど

所詮たいした写真が撮れる訳もなく
「幸せの青いハト」に出会えただけでも幸運なんだろうね。
ともあれ、おめでたい!おめでたい

~良きことがあった日の記念に~

ヒメゲンゴロウかな?:シマドジョウ調べの贅沢オマケ①

2021-02-16 16:51:00 | ゲンゴロウ・ガムシ・シデムシ・ハネカクシの仲間
2021年2月16日(火)

ヒメゲンゴロウかな?


先日、休耕田の湿地帯へ。
たまりでドジョウとスジシマドジョゥっぽいのが採れたので確かめてほしいとのことで。

見つかったのはドジョウとオオシマドジョウの幼魚。
スジシマドジョウの仲間ではなかったな。
けどね、ドジョウはさておき、オオシマドジョウはどこで繁殖し、分散したんだろ? 
ま、ドジョウもオオシマドジョウも何度か紹介してるし、記録は記録で残しておいて・・・

そのたまりで採れたブログ初登場の生き物の紹介なのだ。

ヒメゲンゴロウ属には4種ほどがいるらしいけど、私にその判別は不可能だ。
ま、分布域と割と普通に採れたことからヒメゲンゴロウでよさそうだけど・・・

そもそも泳ぎまくるからヘボな撮影ばかりやし・・・


たまに水中で静止した瞬間をパチリ!


空気をために浮上した瞬間をパチリ!


大気中と水中とでは模様の見え方がまるで違ってくるので、2種類いるようにも思えてくる。

一計を案じて、採集したイモリを入れてみた。

思い通りだ!
イモリの背に乗ったぞっ!


も一度、水面に浮いたのと並べてみると


ねっ!
全然違って見えるよね!

上翅に3本のはっきりしない点列は水中じゃないと見えんわあ。

『狐火』 俳句ポスト365:~沖縄への想いを~

2021-02-15 17:18:56 | 俳句
2021年2月15日(月)

先週、新年3回目の夏井いつき選「俳句ポスト365」結果発表。
今回は、とうとう投句数の多さに松山市職員も夏井いつきさんも悲鳴をあげられ、次年度からの工夫を示唆されてる。
やたら何十もの句を送る方もおられるみたいで、選句する側も大変なんだろうね。

毎回毎回書くけど、この俳句ポスト365。
ほぼ2週間に一度提示された兼題をもとに気楽にネット投句。
夏井さんに『天・地・人・並・没』と選句してもらえて、無料。

ひとえに愛媛県松山市行政と「俳句の種を捲く」ことに人生をかけた夏井さんの心意気のおかげ。
だから節度ある投句数にしないといけない気がするわ。

私も4句ほど送ったんだケド、次回からは2句程度に減らそうかな。

今回の兼題は『狐火』
投句人数1798名:投句数10912句

さて、狐火に出会ったこともなく、生物発光なのか、燐化合物の燃焼なのか
その正体もわからぬままは無理なので、沖縄での体験と重ねて俳句にすることに。
無邪気に遊ぶ俳句も良し、想いを伝える手段としての俳句も良しだ。

私は、原爆が投下された被爆地広島で育った。
反戦・平和・核廃絶など、学習も運動もそれなりに積み重ねてきたつもり。
ただ、広島でのことだけを学んでも広めても、なんかそれは一方的な気もして・・・
被爆地長崎へも出かけた。
捨て石同然に国内唯一の地上戦がくり広げられた沖縄でも反戦・平和・基地問題をかじってきた。
被爆でいえば、イラク戦争などで使用された劣化ウラン弾など、今も被爆の影響に晒されてる人たちもいる。

話がそれてるな。
沖縄では『狐火』という現象はないらしいのだが・・・

なお、画像は20年ほど前に沖縄へ行った時のや地元で似た景観を加工してる。

『人』入選句
語り部の背に狐火かガマに舞い


米軍に追われた住民や日本兵がガマ(自然にできた石灰岩の洞窟)へと逃げ隠れ
そこでくり広げられた悲惨な出来事を語り部さんに語ってもらった。
聴いてた若い娘さんの中には足の震えがとまらない人も火の玉らしいものが見えたと泣いてる人もいた。

落選句その1
狐火の雲一つ越ゆ久部良割


久部良割とは、まだ沖縄が琉球と呼ばれてた江戸時代に
薩摩藩からの年貢を納める際の「人頭税」というんだったかなあ?
住民の人数で納める額が決められる。
そのため、人減らしのための苦肉の策として妊婦さんを岩から岩へと跳ばせたという。
そっから先は調べてみてね。

落選句その2
いくさゆぬちむぐりさとまうきつねび


沖縄に「かわいそう」という表現は元々ない。
「かわいそう」は、つきつめれば上から目線で相手を見たときの感情だ。
そんなとき、「ちむぐりさ」と沖縄の人は言う。
「ちむぐりさ」とは「(私の)胸が苦しい・痛む」という意味だ。
想いを同じ目線で共有する優しさの表現が大好きだ。
「戦の世は胸が痛むと狐火が舞っているよ」という意味の俳句。

落選句その3
狐火や空気のような祖母がいて


1週間ほど世話になった民宿のオバアの年老いたお母さんを詠んだ句。
何を語るでもなくいつもうす暗い部屋の隅に佇んでた。
これは、もう半世紀近くも前の思い出だからね。
今はもう「ニライカナイ」へと逝かれているんだろうなあ。

なんてな真面目な話は、なかなか書きづらくて遅くなってしもたわあ。
『人』とか『並』とか『落選』とか、さしたることではないけど、真面目に書くのは疲れるなあ。

カンムリカイツブリ:寝とるんかい?と思ったら

2021-02-14 18:01:05 | 鳥類
2021年2月14日(日)

カンムリカイツブリ


あれは忘れもしない一昨日のこと。(おっさん、ワンパターンやで!)

ミヤマホオジロを見た畑の向こうの川の遠くに2羽。

てっきり後ろのヤツは眠ってると思ってたら・・・


2羽の距離がどんどん縮まる。

するってえと何かい!
後ろのヤツは眠りながら泳いじょるんかい?
鳥の世界には摩訶不思議なこともあるんやなあ・・・

と、思ってたら、何のことはない。
首を縮めて、おめめパッチリ開けちょるんやわ!


はい、おっさん、また一ついいお勉強になりました!