私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クロトラカミキリかな?:天牛たちⅢ

2021-07-26 09:53:39 | カミキリの仲間
2021年7月26日(月)

クロトラカミキリかなあ? 12mmほど

20217011

市内の山間部にある公園を散歩してるとき、友が見つけた。
私が真面目にスタスタと主目的の散歩をしてるというのに・・・
そのついでに葉の上にある何か違和感のある物体にだけ目を向けてるというのに・・・
友は自然観察が主目的、クヌギやコナラの伐採木でじっとしゃがみこんでいる。

「こんなのいたよ」と、カメラケースに入れて持ってきてくれた。
「うわあ、トラカミキリの仲間やんっ!」ということで、そこらへんの葉っぱで撮影した。


親指のつめの大きさと比べてたら、自分だけはほぼ大きさがわかる。
皆さんは、私の左手親指の大きさを知らんもんな!

おとなしく撮影に応じてくれて嬉しかったのだが・・・


こっからの名前調べが大変でおもしろいのである。
まず、よく似たクロトラカミキリとエグリトラカミキリのどっちかだとアタリをつけて・・・


次のようなことがネット上に書かれてた。

胸部にある黄線の黒斑:あてにならない
上翅前部の2つの弧になってる黒斑:つながってればクロトラカミキリ
上翅最後部の形:両端がとがっていればエグリトラカミキリ、とがってなければクロトラカミキリ

う~ん?
よくわからんけど、クロトラカミキリに近いんとちゃうかなあ?

続いて、過去データをほじくってみる。
な、なんと!
私、1年前にエグリかクロか、ろくすっぽ調べもせずに記事書いとるやんっ!
カミキリ3種:たった今舞たった!

そんなことすっかり脳みそから吹っ飛んでて・・・
しかも、ピンボケの写真だから、エグリなのかクロなのかも今となってはわからない。
つまりだ!
少なくとも二度や三度は新鮮な出会いとして生き物たちと接することができるんだなあ。

年をとるのはステキなことです
そうじゃないですかあ~♬
忘れっぽいのはステキなことです
そうじゃないですかあ~♬    
中島みゆき「傾斜」より

キヌバリ・チャガラの刺繍:とーとバッグ作品Ⅱ

2021-07-25 09:08:48 | アート・カルチャー
2021年7月25日(日)

兄貴の刺繍の評判がすこぶるいいので、調子にのってさらに作品の紹介!

今回は、かみさんの句会用の小さめのトートバッグに
「魚を刺繍するから、かみさんに好きな魚を聞いてね」と兄貴からの連絡。

「何でもいいよ~」とかみさんのたまうので
ならばと私か決めた。

キヌバリ日本海型と


チャガラ瀬戸内海型


どちらもハゼ科キヌバリ属の魚だし、トートバッグの両面に統一感があっていいと思って・・・

キヌバリ日本海型は、島根県の漁港で180cmタナゴ竿で
スーパーで買ったバナメイエビ1尾を小さく小さく切って、私が1匹だけ釣った


チャガラは厳冬の中、180cmタナゴ竿で
コマセ用アミエビを1尾つけて、かみさんが威張りながら最初に釣った


いずれにしても忘れられない思い出なのである。

かくして、出来上がったとーとバッグがこれ。


私のと比べると、その大きさの違いがわかる。


バッグの大きさと魚のシックさが何となくエレガンスでフィットしてて・・・
とてもかみさんにそぐわな・・・もとい! に、似合ってるなあ~

コイツらも、いつものように『刺繍美術館ギャラリー』へ




記録の保存など、ホント便利な時代になったもんだね!

シロトラカミキリが舞い降りる:天牛たちⅡ

2021-07-24 09:40:32 | カミキリの仲間
2021年7月24日(土)

シロトラカミキリ 20mmほど

20210522

市内山間部の公園駐車場の夕暮れ時に、なぜか舞い降り不時着してきた。


もちろん見たことのないカミキリ。
撮影しなくっちゃ!


と、コイツ触角が片方折れてる。
うまく飛べなかったのはそのせいなのかな?

なのに、逃げ足は速く止まってくれない。
光量不足だと、私の安物デジカメは一気に機能が衰えちゃうから・・・

「そうだ! 落ちてる枝でとうせんぼだ!」
フフフ・・・我ながらいいアイデアだ!

かるく避けやがって・・・ちくしょ~っ!


帰宅後、名前を調べてシロトラカミキリなのではないかと思った。
ちなみに、シロトラカミキリはカエデ・ミズキなどの花に集まるとか
シラカシ・ケヤキの弱った木や伐採した木にみられるという。
確かに、それらの樹木に囲まれた駐車場だったわなあ・・・

というもう2ヶ月も前の思い出話。

アオハタ・アカハタ幼魚の刺繍:とーとバッグ作品Ⅰ

2021-07-23 10:13:10 | アート・カルチャー
2021年7月23日(金)

久しぶりに兄貴の刺繍、新作品の紹介!
昆虫紹介疲れの息抜きなんだけどね。
紹介してないままの刺繍作品も生き物たちも俳句も、いっぱいたまってる、どうしよ・・・

今回は、スケッチブックや画材が入る大きめの私のためのトートバッグに
「魚を刺繍するから、好きな魚を決めてね」と兄貴からの連絡。

私が使う物ならば、「思い切りふざけてデフォルメしてくれていいからね」

希望したアオハタ幼魚と


アカハタ幼魚が

20210606

何と!お願いしてから数日で出来上がるもんなあ!
生真面目な兄貴が、私のおちゃらけた性格にあわせようとしてくれてるのがよくわかる。

以前、島根へ行った時、180cmタナゴ竿で釣ったアオハタ幼魚と


同じく、潮だまりで90cmタナゴ竿で釣ったアカハタ幼魚の


『一魚一会』の思い出なのである。
もう、二度とタナゴ竿でコイツらを釣ろうという気はないもんなあ。
タナゴ竿は、何も「淡水域でタナゴ釣り」に限ることなく、いろいろ楽しめるよ!という紹介だもんね。
きれいに慎重に撮影できればそれでいい。
魚体を傷めて放すことをくり返す気はないしなあ。

出来上がったトートバッグが私んちに届いた!


大きいバッグの両面に1匹ずつだよ!
トートバッグと呼ぶより、お魚だからね。
『ととバッグ』か『とーとバッグ』と呼ぶかな?
非売品にするのはもったいないくらい。
画材入れに使うのももったいないくらい。

まだまだ紹介しないままたまってるからなあ、兄貴のお魚刺繍たち。

でもって、いつものように『刺繍美術館ギャラリー』へ



額縁展示。

ヨツスジトラカミキリに揶揄されて:天牛たちⅠ

2021-07-22 10:04:28 | カミキリの仲間
2021年7月22日(木)

ヨツスジトラカミキリ 15mmほど

20210717



先週、かみさんと海辺で散歩。
海向こうの愛媛県、南海放送ラジオで、夏井いつきさんの「一句一遊」の『20周年記念特別番組』があるとうるさいうるさい。
我が家では南海放送ははいらないのだ。
「わかったわかった、たぶん近づけば聞けるよ」(そういう解決はないが)
と、市内で一番近い南の海辺の高台へ。

「わ~! よく聞こえる!」
ポケットラジオを手に、ベンチでかみさん大喜び、海を眺めてる。

この番組、14~16時と2時間もあるのだ。
いつも書いてるように、私はそんなに俳句に熱心な訳ではない。
まだ、生き物たちとたわむれてる方がいい。

と、人のいない高台を散歩してて見つけたのが、このヨツスジトラカミキリ。
「うわっ! 初物のトラカミキリだ!」
ハチに似てはいるけど、ハチとはとても思えない。
花の周りをプンプン飛んでて、とても撮影できなくて、いつものようにゴミネットでつかまえて・・・

上の2枚の写真は、そうして撮影された1号なのである。

さらに散歩を続けてて、2号に出会う。


今度は、胸部の黒線がはっきりしたキレイなやつなのに・・・
あっという間に飛んでいきやがって・・・

帰宅後、いつものように調べたら
・ヨツスジトラカミキリである
・体表の模様に個体変異がある
・海辺のナラ・カシ林によくみられ、花に集まる
なんてなことが書かれてて

「なるほど なるほど」と、小さなゴミネットでつかまえたことにご満悦。

ところがである。
そのわずか2日後、いつものゴミ捨て散歩(生ごみの日)をしてたら・・・
家から30mにあるゴミステーションにゴミを置いて、そこからたった5mのとこに


「おるやないのっ!」そっと反対側にまわって


上からも・・・とってもおとなしいわ~。


こうして、3号目は我が家のすぐ近くで見つかったのであった。

あまりにあっけなさすぎて・・・
せめて、『よく似た別種のトラカミキリであってくれ!』と祈るも同種だしなあ。
何度も似たようなことを味わってきて、つくづく『揶揄われてる』気分だよなあ。

そんなら、かみさんと一緒に『一句一遊』を聞きゃあよかったんでねえの?