私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『俳句甲子園』の市民スポンサーになったよ!:『かにの恩返し』

2021-07-16 11:52:09 | 俳句
2021年7月16日(金)

今夏、地方予選も順調に行われ、甲子園では高校野球が開催される予定。

その傍らで、夏井いつきさんも立ち上げからずっと関わられてきた『第24回俳句甲子園』は
俳句甲子園全国大会開催方法変更のお知らせ

と、例年「松山市大街道」でくり広げられてきた現場での予選も実施しないことになった。

大手企業スポンサーに頼るのではなく、手弁当で「市民スポンサー」を集めながら運営し続けた『俳句甲子園』
その背景を知れば知るほど、意気に感じるもんなあ。

そりゃあ、昨年に続き、今年も開催方法の変更なんてのは、代表となった高校生たちにはつらいよねえ。

かといって、俳句をはじめて2年にもならんど素人の私が
医療体制や変異・感染状況なんてな情報収集してるだけの一市民の私が
『コロナは軽い風邪みたいなものです! 例年通り開催すべきです!』
なんてな極端な意見を、事務局に連絡したとしても、ただただはた迷惑なだけだもんねえ。
もちろん、そんな意見自体私は持ってないし、何より無責任すぎると思ってるからね。

となれば、ちっぽけでも自分ができることを考えようじゃないか!
『市民スポンサー』になることくらいならできるじゃないか!

と、昨日申込書に書いて送った。


銀行から振り込みも済ませた。
まわりの仲間にも声がけをして、その人たちの分も送った。
(結構、年とると手続きが煩雑でめんどくさいんだよね)

夏井いつきさんには「俳句ポスト365」とか「よ句もわる句も」で、拙句の選句という世話をかけてんだし
何より今年たまたま『かに道楽』での俳句入選で、5000円の食事券をいただいたし


「してもらったこと」と「してあげられること」が、いつも心に住んでる人でありたいもんな。

え? 何口振り込んだかって?
それは、『言わぬが花』というものよ! 笑

丁寧な誠実なお礼メールも即日届いた。
他人様のメール文面だから紹介できないけど、読むと泣けてくるよ。
こんな返礼メールをもらえるだけで幸せ者ぢゃあっ!

なお、臆面もなくわざわざこんな私のプチ自慢とええかっこしいを書いてるのは
『俳句甲子園』も知っててほしいし、読んでくださった方々の中で『ほいじゃあ私もやろうかの!』という方が出てきてほしいからなんだよなあ。

マルヒゲナガハナノミ:沁み水にくらすヒラタドロムシの仲間

2021-07-15 11:33:54 | 昆虫
2021年7月15日(木)

マルヒゲナガハナノミ オス 5mmほど

20210711

日頃、ハードワークを笑顔でこなしてる友と私らの住む町境にある渓谷へ。
野生生物保護の情報交換をしつつ、生き物観察と友の息抜きも兼ねてのこと。
もちろん、他所の地を訪ねる訳でもなく、感染対策もきちんとした上での散歩。
ほぼ、人に会うこともない散歩。
いくらグダグダの政府方針といってもねえ、だからといって好きにやっていいという理屈に私はなれないもんな。
医学は基本信じてるしね。

おもしろいもんで、先日の自然保護関連の集まりでも私とよく似た行動をとってる連中が多かったんだよねえ。
必要火急以外は、「専門外の生き物でいい」と市内・県内で「生き物趣味」をそれぞれ広げておられるもんな。
たまにしか顔を合わせず、日頃連絡を取り合う訳でもないのに、行動遍歴が似てくるから笑ってしまった。
規律を守りつつ、迷惑かけず、生活の変容に柔軟に対応されてるんだなあ。
私はさておき、この人たちはきっと少々の環境変異があっても生き延びるぞ! 笑

話がそれた。

友との散歩は速度も生き物趣味も違う。
私は、基本早足で葉の上の小さな虫をながめつつ
友は、基本遅足で地べたや樹皮・岩肌の親指の爪程度の生き物を調べようとする。
ほっといても距離が離れ、私が先へ先へと先頭をきる。

んで、体長6mmほどのコイツを見つけた!


「ツートンカラーの大きなタマノミハムシだっ!」と脳が叫んだ!
そっと近づいて(タマノミハムシなんてのは簡単にポロッと身投げするからね)


何枚か撮った後、葉を切って明るいとこへ移動して・・・


「ん? 頭部?触角? タマノミハムシとちゃうぞ?」


後から調べて、マルヒゲナガハナノミのメスとわかったんだけどね。


そこから数メートル歩いて、コイツを発見!


そっと近づいてパチリ!


明るいとこでパチリ!


「うわっ! 触角が・・・コイツらヒラタドロムシの仲間とちゃうんかい?」

ヒラタドロムシの幼虫はまん丸な三葉虫みたいで、淡水域の水質判定なんかの指標生物としてよく登場する。
成虫になると、水質環境に関心のある方たちもほぼほぼ興味を失ってしまうという虫。

ビンゴ! その仲間だ!


ということで、調べたらマルヒゲナガハナノミのオスだとわかり
オスの方が小さく
触角が櫛状に広がってるのはメスの匂いをしっかりキャッチするためであり
それは、他の昆虫でもよくある現象であり・・・

何よりも、このマルヒゲナガハナノミの幼虫の形と生息環境の特異性に感動したのであった。
コイツも淡水関連の指標生物として十分すぎるじゃん!
あ~、今まで知らんこと多すぎて多すぎて・・・

なお、そのへんの生態をもっと知りたいという方々のために
日本産ヒラタドロムシ図鑑- ホシザキグリーン財団
マルヒゲナガハナノミ
のページにリンクさせておいたから。

ま、友は「小さくて昆虫らしい形をした昆虫」に興味はあまりないので、撮影してる私の横をノソリノソリと去ってったけどね。

ミミズクに会う! 撮影も・・・!

2021-07-14 09:25:23 | セミ・ヨコバイ・ウンカなどの仲間
2021年7月14日(水)

一昨日のこと、クヌギやコナラ林の山道を歩いてたら
空は急に掻き曇り、雨が降りはじめ、すわ帰路へとしてたとき

たまたま目に飛び込んできたのが、じっと木の葉の陰に佇むミミズクだった。

ミミズク 16mmほど

20210712

カメムシ目ミミズク科で、ヨコバイやツノゼミと親戚筋にあたる大きな虫。
まるでセミだ。
ニイニイゼミよりは小さいが、チッチゼミよりはるかに大きい。

あ、ごめんなさいね。
鳥のミミズク(木菟)じゃなくて、虫のミミズク(耳蝉)

普段はクヌギの幹にいることが多いらしく、見つけにくいそうだ。
それが、こんな目立つとこで雨宿りしてるなんて・・・
私は、もちろん図鑑でしか見たことがない。

初めて見たから震えたなあ。

手前のツバキの葉をかきわけかきわけ、撮影ができる位置まで近づいて


1枚撮れたら余裕も生まれ
枝を動かしてはパチリ!


パチリ!


なんて面白い面構えだ!


びしょびしょになったし、コイツにしか会えない散歩だったけどな、心は弾みあったかい。

PVアクセスランキング にほんブログ村

サクラサルハムシ黒型:新ハムシリーズ第12弾

2021-07-13 11:51:52 | ハムシの仲間
2021年7月13日(火)

サクラサルハムシ黒型 3mmほど

20210604

近所散歩中の公園のソメイヨシノの葉にいたから


落ち葉を拾って移動させて、ベンチにすわってパチリ!


かみさんが捕まえた茶型のヤツも、ついでにパチリ!


過去の記録も並べてみると
茶黒型だったり


茶型だったり


黄型だったり


たった3mmほどのサクラサルハムシでも
たった5分程度の散歩で、どこにでもあるサクラの葉をちょっくら見るだけで
その色彩変異の多様性を楽しめるもんな。

必要火急な所用以外、県どころか市内から一歩も出てはいないけど
これから先もとりたてて県外に出ようとは思ってないけど
とりあえず「生き物好き」であることで、なんちゃ不自由もなく暮らせてる。
幸せ者かもしれんなあ。

ケブカクロナガハムシかな?:新ハムシリーズ第11弾

2021-07-12 09:19:45 | ハムシの仲間
2021年7月12日(月)

ケブカクロナガハムシかな? 4mmほど

20210519

もう2ヶ月の前の記録で申し訳ないけど・・・

沢沿いの山道を散策すると、アカソ(?)の葉にいつもいて


「とりあえず撮っておこうか!」と
「いつでもいるからそのうちキチンと撮ればいいや!」と
チャチャッと適当に撮影を済ませ
撮影したらしたで「もういいや」と思うようになり
6月には次第に姿を見せなくなり
7月になるとすっかり道端の草刈りが進み・・・トホホホホホ!


ヒゲナガハムシの仲間(亜科)であることは間違いなく
この仲間の標本画像を確かめてみる限り「ケブカクロナガハムシ」に一番似てる気がするんだけどなあ。


食草(ホスト)もよく分からず、クリの葉にもいたような朦朧とした記録で情けないのだけど。

2日間、他の人のブログを読む間がなくて失礼してたから、今日は丁寧に読ませていただかなきゃ!