Rin's Table

結婚を機に福岡から上京。趣味の食べ飲み歩きを中心に記録(ひとりせんべろ~グランメゾンまで)

Kilchoman Distillery Tour

2016-10-22 | 旅行
Kilchoman  Distillery Tour~11時よりDistilleryツアー

まずはモルティングから。残念ながら、モルトはすべて乾燥塔に行ってしまった後だった。フロアモルティングも少しするらしいが、7割はモルトを購入するとのこと。ここの売りは、大麦がすべてアイラ島産であること。これまでは現地の農家から購入していたのだが、その人がリタイアしたので、農地を買い取ったという。つまり、農場も保有する蒸溜所となったわけだ。だから、ホームページでは「Farm distillery」と呼んでいるのだろう。

ここに大麦が入っているのだとか。

モルトは床にあるパイプを伝って、隣の乾燥塔に運ばれると説明してくれた。
 
キルホーマン蒸溜所は小さい蒸溜所だ。だから、通常の作業の中を塗って見学という形をとる。ぼくたちが訪れたときにはちょうどモルトを乾燥する作業が始まろうとしていた。

Still house & Mash house

本来はモルティングの後は、モルトを挽くという工程が来るのだが、建物の構造が順番にツアーをできるようにつくられていない。上のマシンは、発酵過程を見た部屋の奥にひっそりとあった。

乾燥塔のあとは、Mashingの工程を見学。三回に分けてお湯をgristに足すのは他の蒸溜所とまったく同じ。

ただ、本来はシャワーのように温水が出るのだが、シャワー口が壊れたため、エンジニアがスプーンを使って代用しているのだという。あまり自慢できたものではないが、家庭工業的なキルホーマンの特徴を物語っていると思う。

発酵槽。通常、発酵は48時間で完了する。しかし、小さな蒸溜所であるキルホーマンまでは差別化を考えたときに、もろみで勝負するしかないと考えたようだ。発酵には82時間かけているというのは驚き。

もろみを飲ましてくれるという。気の抜けたビールもどきの味だった。

蒸溜工程に戻ってきた。ポットスチルは二つしかない。しかも、小さい。wash stillが3230リットル、spirit stillが2070リットル。ちなみに、午後に訪れたBowmoreはこの10倍以上のサイズがある。

 先程ピートをいじっていた作業員が蒸溜をチェックしている。ここでは、作業員は複数の役割をこなすと説明を受けた。

 メモを覗くことができた。いつから蒸溜を初めたか時間が記されていた。
  出来上がったばかりのアルコールを飲ましてくれた。ジンが好きな人には十分楽しめると思う。私は好きですね~
 
 続いて右の建物に移動。
 Vattingに関する説明があった。通常ウィスキーは一つの樽からではなく、複数の樽のウィスキーを組み合わせてつくる。一つの樽からつくられたものは「シングルカスク」と呼ばれる。どの樽を組み合わせるのか決めるのがvattingだ。 他の蒸溜所では、まったく触れられなかったが、ここでは創業者が苦労してやっているという話をうれしそうにしてくれた。

 
キルホーマンでは瓶詰めも行っている。見学終了。12時を回っていた。




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