花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

黒っぽい梅 黒雲

2009年02月25日 06時50分10秒 | うめ     
このところ雨続き。
冬から春への変わり目の時期でしょう。
今年は記録的な暖冬だそうで、気の早いナノハナはもう咲きだしています
から、3月末頃という菜種梅雨がひと月早くやってきたのでしょうか。
しかし春雨というのもまだ早過ぎますね。

ちょっと黒味がかった感じの濃紅の八重梅、黒雲 (くろくも)。
 
花色から名づけられたものでしょうが、調べてみると面白い人物がいました。
特定非営利活動法人 「行司」 熊本事務局HP などによると、江戸時代の
相撲取りに黒雲竜五郎という人があり、熊本県玉名郡高瀬町 (現玉名市)
の出身。本名は水上と言ったそうです。
初め大阪に出、のち江戸へ下って浦風林右衛門に入り、梅ヶ枝八十郎と
名乗って天保8年 (1837) 1月幕下西18枚目に付け出し、同年11月黒雲
竜五郎と改め、同14年 (1843) 1月前頭西7枚目に入幕しました。 
幕内の在位は約5年・9場所、最高位は前頭3枚目という地味な存在で、
第8代横綱不知火諾右衛門 (天保11年=1840年11月に第8代横綱となる
~1844年1月まで) の土俵入りの露払いをつとめました。
明治4年没、高瀬町の妙法寺に葬られ、法名を 「梅枝院黒雲濃錦日里居士」
というそうです。

黒雲さんの最初のしこ名が梅ヶ枝、法名が梅枝院というのですから、梅とは
浅からぬ因縁がありますね。梅の命名者がこのことを知っていたのかどうかは
分かりません。

なお不知火諾右衛門は同じ熊本出身で一時黒雲龍之介を名乗ったことがあり、
また横綱土俵入りの型のひとつである 「不知火型」 の名は、この第8代
横綱ではなく、弟子の第11代不知火光右衛門の型から来ているそうです。

        (埼玉県東松山市 武蔵丘陵森林公園 090214 )


            暖冬は梅の盛りに雨哀し  rocky

               
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少し前にもアップした、梅園下のナノハナです。

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