写真は、街の真ん中を流れる「津幡川」。
「四つ角」の交差点~「おやど橋」の上から西を臨んだ景色である。
今朝は、大きな鯉が跳ね、水音が響いていた。
穏やかな川面だが、かつては毎年のように氾濫したらしい。
僕が生まれる1年前、昭和39年には、かなり大きな水害が起こり、
700戸以上が浸水して、死者も出たそうだ。
津幡川の災害復旧工事は、河川改修と併せて昭和40年より進められ、44年に達成。
写真とは反対側にある川沿いの寺院「弘願寺」に、工事完了を記念する碑が建っている。
そんな過去があるから、以前にも書いた「忠犬伝説」が生まれた。
さて、童謡の名曲『ふるさと』に準えるなら、津幡川は僕にとって故郷の象徴だ。
残念ながら、山で兎を追った経験はないが、前回の投稿のとおり、川で小鮒は釣った。
また、魚以外の生き物も捕まえた事がある。
魚釣りの最中、草が茂る対岸の土手を、ゆっくりと登る黒っぽい物体を発見し、
目を凝らしてよ~く見てみると・・・楕円形の体に長い首、足は4本。
・・・カメだ!イシガメだ!
釣竿を放り出し、橋を渡って向こう岸へ渡り、草に捉りながらカメに手を伸ばした。
人間の急接近に驚いたカメは、慌てて首をひっこめるのが関の山。
あのスロースピードでは、逃げられるはずもなく、憐れ囚われの身に。
それから、彼(彼女?)は、我が家の玄関、靴箱の上の水槽で暮らすようになる。
・・・しかし、その姿は、夏のある日忽然と消える。
逃走現場では、水槽の蓋がめくれ落ち、玄関の引き戸もカメのサイズ分だけ開いていた。
どうやら、蓋に重しを乗せるのを忘れたため、自力で抜け出したらしい。
カメは、こちらの隙を伺っていたのだ。
野生の自由を求める逞しさに、少年の僕は恐れ入った。
蝉時雨が鳴りやまない。
「四つ角」の交差点~「おやど橋」の上から西を臨んだ景色である。
今朝は、大きな鯉が跳ね、水音が響いていた。
穏やかな川面だが、かつては毎年のように氾濫したらしい。
僕が生まれる1年前、昭和39年には、かなり大きな水害が起こり、
700戸以上が浸水して、死者も出たそうだ。
津幡川の災害復旧工事は、河川改修と併せて昭和40年より進められ、44年に達成。
写真とは反対側にある川沿いの寺院「弘願寺」に、工事完了を記念する碑が建っている。
そんな過去があるから、以前にも書いた「忠犬伝説」が生まれた。
さて、童謡の名曲『ふるさと』に準えるなら、津幡川は僕にとって故郷の象徴だ。
残念ながら、山で兎を追った経験はないが、前回の投稿のとおり、川で小鮒は釣った。
また、魚以外の生き物も捕まえた事がある。
魚釣りの最中、草が茂る対岸の土手を、ゆっくりと登る黒っぽい物体を発見し、
目を凝らしてよ~く見てみると・・・楕円形の体に長い首、足は4本。
・・・カメだ!イシガメだ!
釣竿を放り出し、橋を渡って向こう岸へ渡り、草に捉りながらカメに手を伸ばした。
人間の急接近に驚いたカメは、慌てて首をひっこめるのが関の山。
あのスロースピードでは、逃げられるはずもなく、憐れ囚われの身に。
それから、彼(彼女?)は、我が家の玄関、靴箱の上の水槽で暮らすようになる。
・・・しかし、その姿は、夏のある日忽然と消える。
逃走現場では、水槽の蓋がめくれ落ち、玄関の引き戸もカメのサイズ分だけ開いていた。
どうやら、蓋に重しを乗せるのを忘れたため、自力で抜け出したらしい。
カメは、こちらの隙を伺っていたのだ。
野生の自由を求める逞しさに、少年の僕は恐れ入った。
蝉時雨が鳴りやまない。