つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

蛙追いし津幡の田。

2012年06月05日 22時32分53秒 | 日記
「冒頭の一枚」は、週末に撮影した津幡町の少年。
彼が向かっているのは「滝ヶ谷内池」。
これまで、何度か投稿してきた人工のため池である。

時を遡ること四半世紀。
僕が彼と同い年だった当時、環境と時代は違っても、
タモを持って自転車で田園の中を駆けたのは同じ。
蛙やザリガニ、タニシにドジョウ。
タイコウチ、ミズカマキリ、小鮒。
生き物を追いかけている時の心境は文字通りの“夢中”。
それだけを考え、それだけをとことん楽しむ。
他には何の煩わしさもない。
幸せの絶頂だったのである。

彼が駆けて行った後、足元へ目を落としてみると、そこには蛙の子が。

  

被写体としては少々小さいが、分かるだろうか?
稲の周囲…田圃の土と似た色のオタマジャクシ。
水面の照り返しに見え隠れしながら、雫様の躯を震わせ、
懸命に泳ぐ姿があった。

           (※2011年7月2日、2012年5月8日に関連投稿アリ。)
コメント
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