つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の境界。

2012年06月16日 12時12分50秒 | 日記
我が町・津幡の位置は加賀地方の北限。
南北に長い石川県のちょうど真ん中辺りだ。
南に金沢市、西に内灘町とかほく市、
北には宝達志水町、東は富山県・小矢部市と境を接している。
それらの境界線は、峠や山林が担うケースもあれば、
平地に見えないラインが横たわっている場合もある。
…例えば「今日の一枚」のように。

シャッターを切る僕が立っているのは、津幡町。
集落が途切れた道の上にポツンと佇む鉄の標識の向こうは、金沢市だ。

文字通りの「地続き」だし、同じ日本・同じ県内なので、
この写真の風景に殊更「境界」は意識しない。
しかし、所変われば話は変わる。
…例えば、今何かと話題の「尖閣諸島」のように。
時に、権益や利害を巡る衝突の舞台となる国境は、
「意識せざるを得ない線引き」なのだ。

…さて、津幡町の境界には、たまさかの逢瀬を楽しむ場がある。

   

金沢市の領域の始まりを表すサインに背を向けてみると目に入るのが、
もうずいぶん長きにわたり営業を続ける老舗のラブホテル…「クイーン」だ。
愛し合う男と女にとって、ここは「意識せざるを得ない舞台」なのである。
コメント
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