つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

季節はずれの台風上陸!…津幡町は?

2012年06月19日 23時10分49秒 | 自然
「今日の一枚」は、今朝通勤途上の国道8号線の様子。
雨が降り、風も強い。
否が応でも台風の接近を感じさせた。
北陸を直撃か!?とも思われたが、その進路は当初の予想より南にズレて、
現在、関東甲信を暴風域に巻き込み、毎時70㎞の速度で北北東へ進行中。
幸い、津幡町の平野部は穏やかな夜を迎えている。

6月に台風が日本本土へ上陸したのは、
気象庁が統計を取り始めた1951年以降、7番目の早さ。
強く張り出した太平洋高気圧に台風が押し上げられ、
普段より南下した偏西風に乗った事が、要因のようだ。
『季節外れの台風があった年の夏は暑くなる。』…と言われるが、
案外に正鵠を射ているのかもしれない。

…さて、台風は、毎年発生した順番に西暦年号の下2桁を合わせて、
ナンバリングされる。
今回は、2012年に発生した4番目の台風なので、
正確には「1204号」。
その下2桁の部分で「台風4号」となった。

こうした命名方法が一般的になったのは2000年から。
それ以前…戦後の日本では、女性名が使われていた時期がある。
代表的なものは、カスリーン(KATHLEEN)台風、アイオン(IONE)台風、
キティ(KITTY)台風、ジェーン(JANE)台風、ルース(RUTH)台風…など。
当時、日本付近の台風の観測を担当していたのがアメリカ軍で、
観測を担当した気象学者が、恋人や伴侶の名前を愛称にした為だった。
また、過去には顕著な災害をもたらした台風には、
「洞爺丸台風」、「伊勢湾台風」、「第2室戸台風」など、
上陸地点や被害状況を象徴するネーミングを用いた時期もあった。
時代が変われば呼び名も変わるが、
後になって振り返る時、数字より言葉の方が記憶が辿り易い気がする。

何はともあれ、2012年4号の被害が小さく済み、
平成24年の台風発生件数が少なくなる事を祈るばかりだ。

…ちなみに、南シナ海には「5号」が控えている。
コメント
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