つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

散歩しながら実感、八年ひと昔。

2016年02月27日 16時25分06秒 | 日記
毎年、年末に発表される「今年の漢字」。
今から8年前の2008年は何が選ばれたのか、覚えているだろうか?

それは「変」

アメリカの大統領選挙で、変革(Change)旋風が吹き荒れた。
世界的な金融情勢の変動。株価や円高ドル安などが大幅に変動した。
物価上昇の影響で生活が変化した。
世界各地で気候の異変が目立った。
…など、良くも悪くも変化の多い一年だったが、
2009年は、良き方向への変化を望みたいとの希望を込めて選出された。
改めて振り返ってみると、当時の自分について、
公私共々アレコレ思い出してしまう。

…さて、そんな変化多き頃に浸透し始め、かなり身近な存在になったものがある。
 
答えは、本津幡駅付近で撮影した、この画像の中に。
もちろん、自動車ではない。
住宅でもなく、奥に写った列車や背景の山でも空でもない。
右手前、コイン精米機の“ゆるキャラ”がそれだ。
 
名前を「こめぼうや」というらしい。
散歩中に目にする度、常々思っていた。
「何とも簡潔で、確かにユルい」と。

何故、黄色?ひょっとして剥き身の生米じゃなくて籾殻なの?
右手に持っている棒状のものは何で、何をしているところなの?
誰が考案したの?まさか本職のデザイナーが?
疑問が尽きない。
ネット検索してみたが、要領を得ず謎のままだ。
全国各地に点在しているらしいから、拙ブログをご覧の皆さんの周りでも、
見かける機会があるのではないだろうか?
真相をご存知の方がいたら教えて頂きたい。

ゆるキャラは「ゆるいマスコットキャラクター」の略。
独特のほのぼのとした雰囲気を漂わせたマスコットキャラクターの総称で、
イラストレーター・漫画家・エッセイストの「みうらじゅん氏」が考案した。
「新語・流行語大賞」へのノミネートが2008年である事から、
ここが、認知・浸透が本格化したタイミングと言えるのではないだろうか。

敢えてもう一度掲載。

肩の力が抜ける(*´Д`)。
個人的には、少々ゆるすぎるのではないかと思えるほどだ(´▽`*)。

…と、この「○○すぎる」というフレーズを耳にする機会が増えたのも、
実は2008年辺りが出発点。
現在も青森県・八戸市市議会議員を務める「藤川優里さん」が、
当時、選挙でトップ当選を果たした際、
その美貌が注目を集め「美人すぎる市議」と呼ばれた。
彼女の写真集やイメージDVDが発売されたのは、記憶に新しいところ。

以来、多くのジャンルで美しすぎる○○が、ネットやマスコミによって輩出。
更には「旨すぎる」「スゴすぎる」など、本来のニュアンスとは逆に、
肯定を強調する言い回しとして使われるケースが珍しくなくなった。

「ゆるキャラ」も「○○すぎる」も、8年前に端を発する変化の1つ。
今では巷に溢れている。
その両方を体現している「こめぼうや精米機」で、
僕は、せっせと米を磨いている。
コメント
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