つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

テンシのハナシ。

2016年04月29日 19時43分11秒 | 日記
ここ最近、散歩中に度々立ち寄るところがある。
住宅街の一角の沼地。
天使のオブジェがいい感じだ。

膝を抱えてうずくまる様子は、我が身の不運を嘆いているのか?
両の翼が天に伸びているのは、降り立って間もないからなのか?
もしかすると、彼(彼女)は、天界を追放された堕天使なのか?
想像逞しく思いを巡らすうち、記憶の奥底から、ある場面が蘇ってきた。

「デビルマン」のラストシーン。

TVアニメ版ではなく、漫画版のそれは名作と言える。
連載当時の70年代、作者「永井豪(ながい・ごう)」氏のペンは、
冴えに冴え渡り、画もストーリーも実に素晴らしい。
特に最終盤は鬼気迫る出来栄え。
更に最終話は鬼神憑きの仕上がり。
ご存知の向きも多いだろう。
ご存知なければ一読をおススメしたい。

故に、ここでは多くを語らず、名作のラストシーンに登場し、
天使のオブジェに関連するキャラクターについて、
ほんの少しだけ、手すさびに描いたイラストと共に紹介したいと思う。
(※ほんの少しだけネタバレご注意下さい。)

推定年齢230万歳。
男であり女、両性具有者。
自らの意志で堕天使となり、悪魔を率いて神とハルマゲドンを戦う。
それは、美しく、怖ろしく、妖しく、優しい魔王である。

…もし多少なりともご興味が湧いたならば、
是非、作品を実際に手に取って、ご覧下さい。


え~最後に余談を一つ。
写真に写った「カキツバタ」は、万葉集の時代「垣津幡」と書いたそうな。
何だか我が町とご縁を感じる花だ。
コメント
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