つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

消えゆく風景。

2020年06月13日 14時25分20秒 | 日記
今年の春、散歩中に残念なことに気が付いた。
毎年、豊かな実りを結んでいた田んぼの米作りが終わったのだ。

春は、桜と早苗。
夏は、深緑と稲の草原。
秋は、銀杏の色づきより早く黄金に染まる稲穂。
折々で見かける周囲の自然と田の風景は、季節の移り変わりを教えてくれた。
しかし、今年は土起こしもなく、水も張られることなく、
雑草が生えるに任せていた。

津幡町が平成27年に出した「人口ビジョン」によると、
産業別人口の動向 について、以下の記載がある。

<産業 3 区分別の就業者数の推移
 第1次産業は 2010年では449人となり、
 1985 年に比べ約 40%に減少しています。
 町の基幹産業である第2次産業も1995年をピークとして減少している一方、
 第3次産業は一貫して増加しており、
 2010年では1985年の約2倍に増加しています。 >

割合はともかく、こうした傾向は全国的に同じ。
少子高齢化は「モノづくり」の将来にとって深刻。
ちなみに、かく言う僕も典型的な第三次産業に従事している。

さて、前述の「元田んぼ」だが、
ついに先日、整地のため、砂利と重機が運び込まれた。

後に現れるのは住宅か、事業所か。
いずれにしても、もう名残も消えてしまうだろう。
せめてもの記録として、過去に撮影した四季の画像を掲載する。







これまで、豊かな恵みと、豊かな風景を与えてくれて、
ありがとうございました。
万感を込めて「さようなら」。
コメント
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