つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

令和二度目の獅子が舞う秋。

2022年09月18日 18時18分18秒 | 日記
                        
わが津幡町の朝は、静けさに包まれるのが常だ。
しかし、今朝(2022/09/18)ばかりは別。
遠くから聞こえる祭囃子の笛太鼓が、普段にない華やかさを添えていた。
令和になって二度目、3年ぶりに旧・津幡宿四町で「秋季大祭」が開催。



僕が暮らす庄区の鎮守「住吉神社」。
鳥居前の大幟は、推定・縦6m、横50cm。
去年新調しただけに、赤が鮮やかに映えている。
この社を起点に、通称「大獅子」が出発。
お囃子を奏でる鳴物リヤカーを従え、町内を練り歩くのだ。



表面に黒熊の皮を張った獅子頭。
麻布製の蚊帳は、左右に牡丹と巻毛模様。
内側にホネ(胴竹)を張り、尾は3.5mの竹に2.5mの赤麻を垂らす。
なかなかのビッグサイズである。



各家々の前には、得物の薙刀を手に待機する「棒振り」。
地域の小学生たちが中心となって役を受け持つ。
待つことしばし。
次第に囃子の音が近づいてきて---大獅子が到着。





獅子頭持ちは神、棒振りは人、囃子は自然。
石川県・加賀の獅子舞は、棒振り役が巨大な獅子に立ち向かう。
獅子を仕留めて演技を終える「加賀の殺し獅子」。
霊獣である獅子を殺す様子を悪霊に見せつけ退散させ、
獅子舞演者が地面を踏み込み大地を清め、豊作を願うなどの意味があるとか。





四町それぞれの辻を回った獅子は、この投稿から間もなく、
今宵、中心にある「四ツ角交差点」に集結。
「獅子舞頭合わせ」が行われる。
囃子方の競演⇒獅子舞、棒振りの競演⇒四町獅子頭のぶつかり合いと続く。
昨今の時勢を反映して、コロナ前よりは大人しいものになるだろうか?

では、今朝の散歩で撮影した、町内のスナップをもう少し紹介したい。









幸い台風の雨風は免れることができそうだ。
九州~関東では、大変な荒天になっていると聞く。
やがてこちらも影響を受けるだろう。
拙ブログをご覧の皆さま、どうかご無事で。
大事のないことを祈っております。
                               
コメント
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