僕の傍らには、いつもラジオが置いてある。
こうして作文する時など、聞きながら過す。
今朝、まだ夜明け前。
ラジオの電源を入れ、パソコンを立ち上げ、
キーボードを叩き始め、珈琲を一口含んだ。
少し空気を入替えようと思い、窓を開けた。
途端に押し寄せるエンマコオロギの大合唱。
ラジオが聴き取りにくくなるほどの音量だ。
否応なく秋が近づいていることを実感した。
さて、季節が過ぎようとしている本日は、夏に撮影した画像をまとめてみよう。
今年の夏は、新型コロナ感染拡大を憂慮し、どこへも出かけなかった。
紹介するのは、すべて町内の散歩中にシャッターを切ったものばかり。
これもまた、2021年の夏らしいと言えるかもしれない。
まずは、個人的“夏の象徴”の感ある「入道雲」。
大きく発達した濃密な雲は、地表と上空の温度差から起こる上昇気流で生じる。
太陽から降り注ぐ熱量が多い季節、夏に現れやすい。
雲頂までの高さ、雲の厚さ共に1キロメートルオーバーも珍しくない。
いやはやビッグサイズである。
--- そして、その下では黄色く大きな花が咲く。
向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ - 北原白秋
向日葵の花は堂々として重量感がある。
そよ風程度では揺らがず、逞しい。
夏の花の主役に相応しい。
この夏の散歩中、たくさんの生き物に出合った。
上から順に簡潔に記す。
「ノコギリカミキリ」→ 触角がノコギリの歯のような「鋸歯状」。
「雨蛙」→ 言わずと知れたカエルの代表種。ブロック塀と似た保護色。
「シオカラトンボ」→ まだ若い雄。体色の青が薄い。
--- そして、夏昆虫の王様はやはりコレだ。
ひつぱれる 糸まつすぐや 甲虫 - 高野素十
子供のころ、オスの大きな角に糸をつけ、
反対側の糸の端を固定して引っ張らせて遊んだ。
力持ちのカブトムシが引く力はなかなか強い。
ピンと張った糸の様子からは、緊張感も伝わる。
この歌は、昭和の夏休みのワンシーンを思い起こさせてくれるのだ。
蝉の抜け殻を意味する「空蝉(うつせみ)」。
「源氏物語」第三帖の巻名にもなっていて、多くの俳句に季語として詠み込まれている。
僕が好きな歌は、次の一句だ。
ぬけがらの 君うつせみの うつつなや - 正岡子規
「うつつなや」は儚げなことを深く感じている様子。
蝉の抜け殻をみた「子規」は、成虫の短い命へ思いを馳せ、
有限の時と、現実世界の無常を詠んだ。
わが津幡町にとって、夏のビッグニュースは「姉妹ゴールドメダリスト」だろう。
コロナ禍でなければ、いろいろ行事ごともあっただろうに。
快挙を祝う張り紙と、ワクチン集団接種案内が同居。
ある意味「劇的」ではある。
折しもきのう(2021/08/27)、姉「梨紗子」選手が結婚を発表。
スポーツ紙の記事は
『3年後のパリは、人生の伴侶とともに目指す』と結ばれている。
決断するのはご本人だが、競技引退後の人生は長い。
無理はしないように願っている。
この夏は、一度も本場へ行かず仕舞い。
「ミニボートピア津幡」での投票に終始した。
何とも寂しい限りだが、致し方ない。
8月初旬、静岡県・浜名湖競艇場を舞台にした真夏の女王決定戦
「PG1 レディース・チャンピオンシップ」は「遠藤エミ」が涙の初戴冠。
僕の舟券も的中した。
現在、愛知県・蒲郡競艇場に於いて、
「SG 第67回 ボートレース・メモリアル」が行われている。
夏の掉尾を飾る艇界のビッグレース、今夜はその準優勝戦だ。
幸い「毒島」が生き残っている。
何とかここを突破して、明日の優勝戦へ舳先を進めて欲しい。
心からそう願い、銭を張るつもりだ。
「ノコギリカミキリ」は、初めて知りました。
こんなのいるんですね。
子供の頃、家にイチジクの樹があり、そこにカミキリがいました、深緑に黄色の斑点のやつです。カブト、クワガタと比較すると人気なかったですね。
そもそも、千葉県の私の故郷周辺には、クワガタは皆無、いてもコクワガタ。カブトは、スイカやメロンの残骸を電柱の下に置いておくと、朝には集っていたのですがね。今でも、理由は、わかりません。
逆に栃木県は、クワガタばかり、近所に養殖場まである。
蛇足ながら、先週2回目の接種が終わりました。
では、また。
深緑に黄色の斑点は、キボシカミキリでしょうか。
確かに、カブトとクワガタのスターに比べ、
人気薄でしたね。
でもカミキリムシは、バリエーション豊か。
見比べて楽しんだものです。
地域によって繁殖種の度合いは違うようですが
ここ津幡町は、甲虫類がバランスよく生息。
どの種も見かけます。
さてワクチン、副反応はいかがですか?
僕はつい最近1回目が終わり、無問題。
3週間後に2回目が控えています。
もし発熱などあれば、入り口の検査でハネられ、
ボートピアに入れてもらえなくなるのが
心配でなりません(笑)
では、また。
ワクチン接種の件
僕はファイザーでしたが、2回目は、熱が少々(自覚症状なし、検温して初めてわかった)と全身の筋肉痛がありました。いわゆる倦怠感でなく、椅子に座っていれば、何もないのですが、身体を動かすのがつらい。例えると、50キロ競歩の翌日の状態。(そんな例え、誰もわからないですよね。)
副反応の発熱で、ピンピンしているのに入館の体温検査に引っかかるのが、僕も気になりました。結果的には、体温が下がって大丈夫でした。
では、また。
僕もファイザーです。
何だかんだと副反応ってあるんですね。
50キロ競歩の翌日の状態は分かりませんが(笑)
しんどそうな気配がします。
2回目、心して臨もうと思います。
では、また。